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2021 SUPER GT Round 8 FUJI GT300KM RACE

2021 AUTOBACS SUPER GT Round 8
「FUJIMAKIGROUP FUJI GT 300km RACE」予選レポート

SUPER GT 2021 最終戦、3号車GT-Rは予選8位

11月27日(土) 天候:晴れ 路面:ドライ
■公式練習結果:13位 1'28.077(平手)
■公式予選結果:8位 1'26.820(平手)

SUPER GTは2021シーズン最終戦を富士スピードウェイで迎えた。この週末、富士スピードウェイは11月終盤ということで気温は低いながらも好天となった。午前9時からの公式練習では、3号車GT-Rはまず平手 晃平が走行しセットアップを確認、アジャスト後にドライバーを千代 勝正に代えてロングラン、最後の専有走行で予選アタックシミュレーションと、予定通りにメニューを消化していった。


GT500クラスの予選は15時03分にスタート。路面温度は13℃と低く、各マシンは開始からすぐにコースインし入念にタイヤを温め、終盤から本格的なアタックに入っていく。ミシュランタイヤユーザーの3号車GT-Rのアタッカーは千代が担当。B-Maxチームは温まりが早いミシュランタイヤの特性を最大限に活かす為、集団の最後に3号車をコースインさせた。クリアラップを連続して取れる絶妙のタイミングでのコースインであった。2周のタイヤウォームアップを経てアタックへと入る千代。自身でも今シーズン、ベストのアタックだったと振り返ったそのタイムは1分26秒513。6位で3戦ぶりのQ2進出を決めた。14年間SUPER GTに参戦したR35型GT-Rが富士で記録したタイムとしては歴代最速のタイムとなった。


Q1終了から約30分後に開始されたQ2は、路面温度がさらに下がったコンディションでスタートした。3号車GT-Rの平手は4周目にマークした1分26秒820がベストラップ周回となり、8位で予選を終えた。温まりが早いというタイヤ特性を活かし、決勝では序盤からの追い上げに期待がかかった。


■千代 勝正コメント
「今シーズン最後の予選でシーズンベストのアタックができて良かったです。チームがコースインさせてくれたタイミングが良く、前がクリアな状況でしっかりタイヤを温めることができたことも良かったです。明日も寒くなりそうですが、ウォームアップ性能が良いミシュランの強さを活かしてオープニングラップからポジションを上げていきたいと思います。クルマもさらに良い状態で決勝に臨めるようしっかり準備して、R35 GT-R GT500の最後のレースを完璧な形で走りきってシーズンを終えたいです」


2021 AUTOBACS SUPER GT Round8
「FUJIMAKIGROUP FUJI GT 300km RACE」決勝レポート

SUPER GT 2021 最終戦を3号車GT-Rは8位でフィニッシュ

11月28日(日) 天候:晴れ 路面:ドライ
■決勝結果:8位 1:48'38.624 66周(千代→平手)

日曜日も富士スピードウェイは朝から快晴となり、絶好のコンディションで13時00分、決勝レースがスタート。8番グリッドの3号車「CRAFTSPORTS MOTUL GT-R」は千代 勝正がスタートドライバーをつとめた。


レースはオープニングラップから上位グリッドにつけたタイトル候補の数台を中心に激しいバトルが繰り広げられた。そして後方から、その争いに名乗りを挙げようと近づいていくマシンが1台。それが3号車GT-Rだった。ミシュランのウォームアップ性能の高さを活かし、千代はスタート後の1コーナーから果敢にオーバーテイクを仕掛け、23、39、3号車が3ワイドで1コーナーを立上る。この攻防を制し39号車をかわすと、3周目には23号車をダンロップコーナーで鮮やかにオーバーテイクして6位へと順位を上げた。


7周目にセーフティーカーが入るなど、最終戦もレース序盤から荒れる展開となった。ここでチームは戦略を組みなおし、ミニマムピットインタイミングの翌周にピットインし、上位陣に対してアンダーカットを狙う作戦を採った。この作戦は成功し、最終戦でもB-Maxチームは迅速なピットワークで平手をコースに送り出す。後半を担う平手 晃平もアウトラップからタイヤ特性をいかんなく発揮する走りを見せ、一時は実質2位まで浮上。3号車GT-Rは表彰台が狙える位置まで一気に躍進を果たし、レース後半のさらなる活躍を期待させた。


ところが3号車GT-Rの勢いは続かず、ロングランとなる後半はタイヤマネージメントをしつつ、我慢のレースを強いられることになる。オーバーテイクしやすい富士スピードウェイは一方で、守るのも難しい。3号車GT-Rの順位は41周目には9位となっていたが、ラストで順位をひとつ戻し、8位で最終戦のチェッカーを受けた。2021年シーズンはドライバーズランキング10位(39ポイント)、チームランキング8位(58ポイント)で終えた。


■千代 勝正コメント
「今季最終戦のレースは現行のGT-Rで走る最後のレースでもあり、思いきり走りたいという気持ちがありました。そこでオーバーテイクを決めることもできました。今季はスタートドライバーを務めることが多かった中で、しっかりポジションを上げていくという役割を果たせて良かったと思います。チームもピットワークの速さを含め、すごく頑張ってくれてシーズンを通してベストな戦いができました。チャンピオンシップについては前半戦からコンスタントにポイントを重ねる事が出来ていましたが、SUGO、もてぎでポイントを獲れなかったことが大きく、タイトル争いに最後まで残れなかったのが残念でした。そこはまた来年、チャレンジできればと思います。今シーズンもご支援頂いたスポンサーの皆様、各サーキットやTV、SNSなどで応援して頂いたファンの皆様、たくさんのご声援を頂きまして、有難うございました。」


2021 SUPER GT Round 7 MOTEGI GT 300KM RACE

2021 AUTOBACS SUPER GT Round 7
「MOTEGI GT 300km RACE」予選レポート

SUPER GT 2021 第7戦、3号車GT-Rは予選13位

11月6日(土) 天候:晴れ 路面:ドライ
■公式練習結果:14位 1’37.879(千代)
■公式予選結果:13位 1'37.264(千代)

SUPER GT 2021シーズンはいよいよ残り2戦。ツインリンクもてぎで第7戦が行われた。今回はサクセスウエイトが半減となり、GT500クラスの15台はより拮抗した戦いを繰り広げることになる。マシントラブルに見舞われた第5戦以外はすべてポイント獲得と安定した強さをここまで発揮し続けてきた3号車「CRAFTSPORTS MOTUL GT-R」タイトルの可能性を残して最終戦へと繋ぐために、今回も何としてもポイントを獲得しなければならない。


この週末のもてぎは好天に恵まれ、11月らしからぬ暖かさに。このコンディションはどのチームにとっても想定外で、タイヤ選択を迷わせることになった。しかしながら、3号車GT-Rは午前中の公式練習にてタイヤ選択については満足な結果を得ることができた。だが、セットアップの方は難航していた。今季2度目のもてぎということで前回のもてぎ戦と近いイニシャルセットを持ち込んだが、ギアレシオの読みが外れたことで、ベストタイムは14位に留まった。セッション終了後、予選に向けてチームはギアレシオとセットアップの調整を行った。


午後2時53分、気温18℃、路面温度29℃のコンディションでGT500クラスの予選Q1がスタートした。3号車GT-Rのアタッカーは千代 勝正。開始から2分過ぎに1台がコースインしたのを皮切りに、残り14台もコースへと続く。千代は2周のウォーミングアップを行い、アタックへと入った。


公式練習の後に変更したギアレシオに好感触を得た千代は、自信を持ってアタックに挑んだ。アタック自体に大きなミスはなく1分37秒264をマークする。だが、タイミングモニターに表示された順位はQ2進出ギリギリの8位。この時点でまだラストアタックを残していたマシンが数台あった。その数台がアタックを終えると、3号車GT-Rの最終順位は13位となった。明日のレースを後方からスタートさせることになったが、前回は最後尾の15位から4位まで追い上げており、ロングランに強いミシュランタイヤを履いていることで、チームは上位フィニッシュへの希望を失っていなかった。


■千代 勝正コメント
「予選前に変更したギアレシオは正解で、セット全体としてもうまくアジャストできたと思ったのですが、僅差ながらQ2に進出できず残念な結果になりました。ここから決勝で戦略とチーム、ドライバーの力を駆使して順位を上げていくつもりです。もてぎで抜いていくのは確かに厳しいですが、ミシュランタイヤのウォームアップの良さを活かしてレース前半から積極的に勝負していきます」

2021 AUTOBACS SUPER GT Round 7
「MOTEGI GT 300km RACE」決勝レポート

SUPER GT 2021 第7戦、3号車GT-Rは14位完走

11月7日(日) 天候:晴れ 路面:ドライ
■決勝結果:14位 1:51'30.995 59周(千代→平手)

もてぎは日曜日も引き続き暖かな秋晴れとなり、気温19℃、路面温度29℃のドライコンディションで午後1時、第7戦のレースがスタートした。予選で13位となった3号車「CRAFTSPORTS MOTUL GT-R」は、上位の1台がペナルティを受けて降格したことでグリッド順がひとつ繰り上がり、12番手からスタートを切った。




3号車GT-Rのスタートドライバーは千代 勝正。ミシュランタイヤの温まりの良さを武器に千代は戦略通りにスタートから果敢に攻めていった。3コーナーで前のインを奪うと、外側にいたもう1台もまとめてオーバーテイク。さらに90°コーナーでも1台をオーバーテイクし、勝負どころのオープニングラップで3ポジションアップに成功した。


その後も4位から9位までがかなり接近していたことから、3号車GT-Rのチャンスは続いた。もてぎのコース特性上、決して簡単ではないが、それでも千代はチャンスを窺い続け、10周目には8位までポジションアップしていた。4位以下の混戦はまだ続いており、このままの状態が続けばコース上でたとえ抜けなかったとしても、ピット戦略で前に出られる可能性は十分にある。決勝で順位を上げていくというチームの思惑通りにレースは展開していた。


しかし、想定外の事態が発生する。3号車GT-Rが8位に浮上したその翌周、GT300 クラスのマシンがストップしフルコースイエローが出されたため、手順通りに千代は減速した。そこに後ろから9位の車両が追突してしまったのだ。3号車GT-Rはリアが大破したため緊急ピットイン。修復後コースに復帰したときはすでにGT500の集団からは4ラップダウンを喫しており、上位進出への権利を失っていた。



その後も3号車GT-Rは走り続け、34周目にピットインするとドライバーは平手 晃平へ。平手はポジションアップの叶わない状況ではあるが、チェッカーまで全力でプッシュを続け、14位でチェッカーを受けた。


■千代 勝正コメント
「クルマが壊れてポイント獲得の望みがなくなってからは、ひたすらチェッカーを目指すしかなかったです。このノーポイントはチームにとっては非常に痛い結果となってしまいました。今回、予選のパフォーマンスは低かったと思いますが、決勝では戦える速さが充分ありました。実際に序盤に順位も上げることが出来ましたし、あのままピットインもうまく行って後半も同じようなペースで走ることができていれば、最低でも5位までは行けていたと思います。失ったものは大きかったです。これでシーズンは最終戦を残すのみとなりましたが、最後は気持ちよく終われるように頑張ります」


2021 SUPER GT Round 6 AUTOPOLIS GT300KM RACE

2021 AUTOBACS SUPER GT Round6
「AUTOPOLIS GT 300km RACE」予選レポート

SUPER GT 2021 第6戦、3号車GT-Rは予選15位

10月23日(土) 天候:晴れ 路面:ドライ
■公式練習結果:11位 1’33'.059(千代)
■公式予選結果:15位 1'33.333(千代)

SUPER GT 2021シーズンもいよいよ残すは3戦。2年振りの開催となる九州、オートポリスで第6戦が行われた。開幕戦から連続でポイントを獲得し、4戦目にあたる第3戦では2位表彰台を獲得と、順調にランキングを上げてきた3号車「CRAFTSPORTS MOTUL GT-R」。後半戦初戦の第5戦SUGOでは不運なトラブルでノーポイントとなったが、随所で光る速さを見せていた。この第6戦でも上位フィニッシュの期待が高まる。


高地にあるオートポリスはこの週末、ひと足先に冬が訪れたような寒さとなった。土曜日は好天となりながらも気温は上がらず、午前中の公式練習では各チーム、タイヤ選択に頭を悩ませることに。そんな中、3号車GT-Rはいつも通りセットアップ、タイヤ比較、予選シミュレーションと順調にメニューをこなし、ベストタイムはトップから約0.8秒差の11位で終える。


予定より15分遅れの14時28分に始まったGT500クラスの予選Q1、3号車GT-Rは千代 勝正がアタックに挑んだ。気温は14℃ということで多くが2周をかけてじっくりとタイヤを温め、チェッカー間際の1周に勝負をかけてきた。千代も同じく開始から約1分後にコースへと入ると、そこから3周目にアタック。特にミスのない安定したアタックだったが、Q2進出が32秒台で争われている中でタイムは1分33秒333と伸び悩んだ。3号車GT-Rは15位に終わり、Q2進出はならなかった。

実は公式練習にて3号車GT-Rは、重度のアンダーステアに悩まされていた。予選に向けて大幅なセッティング変更を試みたが改善はならず、1分33秒333はチームもドライバーも到底納得できないタイムであった。予選後、チームは決勝での挽回に向けた長いミーティングに入った。

■千代 勝正コメント
「公式練習ではアンダーステアがひどく、予選に向けてセットアップを大きく変更してみたのですが問題は解決せず、満足にアタックを行えない状況でした。原因がはっきりしていないので今はなんとも言えませんが、前回ノーポイントだったことで今回は挽回するために予選で前に行きたかったところ、想定外の苦しい戦いになってしまいました。ただタイヤの方は良さそうなので、まだチャンスがあると思います。タイヤが厳しくなってペースを落とすライバル達を確実に抜いていって、なんとか上位に食い込んでみせます」


2021 AUTOBACS SUPER GT Round6
「AUTOPOLIS GT 300km RACE」決勝レポート

SUPER GT 2021 第6戦、3号車GT-Rは最後尾スタートから4位でチェッカー

10月24日(日) 天候:晴れ 路面:ドライ
■決勝結果:4位 2:05'31.493 65周(千代→平手)

2日続けて好天となったオートポリスだが、気温は上がらず13℃、路面温度は19℃というコンディションで13時30分、第6戦決勝がスタートした。3号車「CRAFTSPORTS MOTUL GT-R」のスタートドライバーは千代 勝正。最後尾の15番手からスタートを切ったレースは前日の不振が嘘のような、ハイペースで前を追い続ける展開となった。


まずオープニングラップの1コーナーで1台をオーバーテイクすると、続くヘアピンで更に2台と次々に仕留めていく。しかし、ここで予期せぬトラブルが発生。一時的にパワーダウンする症状が発生し、3周目には再び最下位まで後退したが、すぐにクルマは調子を取り戻し、再び反撃を開始する。この後ペナルティで後退した車両もあったことから8周目には12位まで順位を上げると、9周目には11位、10周目には10位。さらにここでフルコースイエローからセーフティカーが導入されたことで前とのギャップがつまり、一気に上位に浮上できる可能性も出てきた。


その期待通り、3号車GT-Rはレースの1/3も消化しないうちに7位まで順位を上げた。加えて20周目に2度目のセーフティーカーが出されリスタート後すぐにミニマムピットインのタイミングが訪れる。一時的に2位まで浮上した3号車GT-Rもピットに滑り込む。千代から平手へ交代し、タイヤ交換とガスチャージを終えた3号車GT-Rは猛然とコースインしていくが、このピット作業で若干のロスがあり、500クラスの全車がピットインを終えたところでの順位は13位となっていた。



千代のスティント中に発生したパワーダウンの症状は度々表れており、不安を抱えながらチームは後半スティント担当の平手 晃平をコースに送り出した。だがここで平手がその不安を一掃する目の覚める様な走りを見せる。バトルでも強さを発揮し次々とオーバーテイクを決めると、47周目には10位までポジションアップ。勢いはその後も衰えず、6位に浮上してからのラスト5周のバトルはこのレース一番の見どころとなった。ファイナルラップの1コーナーで4位に浮上し、3位も目前に。表彰台には惜しくも届かなかったが、4位でフィニッシュした3号車GT-Rは再びランキングを上げ、タイトルの可能性を残して残り2戦に挑むことになった。


■千代 勝正コメント
「トラブルを抱えながらのレースとなりましたが、それでも最後尾からコース上でのバトルがたくさんあり、後半スティントの平手選手のオーバーテイクショーも興奮して見ていました。結果は4位となりましたが、最後まで全員で戦い抜けたレースだったと思います。次戦からハンデが半減され、ランキング上位勢のスピードも復活してきますが、最後までチャンピオンが争えるように残り2戦に向けてしっかりと準備していきたいと思います」


2021 SUPER GT Round 5 SUGO GT300KM RACE

2021 AUTOBACS SUPER GT Round 5
「SUGO GT300km RACE」予選レポート

SUPER GT 2021 第5戦、3号車GT-Rは今シーズン、ベストグリッドの予選5位!

9月11日(土) 天候:曇り 路面:ドライ
■公式練習結果:5位 1'10.973(千代)
■公式予選結果:5位 1'10.332(平手)

2021年シリーズは後半戦に入り、第5戦が宮城県のスポーツランドSUGOで開催された。開幕から順調にポイントを重ね、前戦では最高位の2位を獲得しランキング6位と好位置で折り返した3号車「CRAFTSPORTS MOTUL GT-R」にとってSUGO、オートポリスとGT-Rが得意なコースが続くこの2戦は天王山。サクセスウェイトが50kgを越え、燃料流量リストリクターの制限が入る初の戦いということで不安がよぎる中、最初の公式セッションとなる朝の公式練習で3号車GT-Rは5位につけ、順調なスタートを切った。


土曜日のSUGOは朝から曇りで涼しいコンディションとなった。午後もあまり気温が上がらず、15時03分に公式予選がスタート。3号車GT-RのQ1アタッカーは千代 勝正。涼しくなったことでタイヤのウォームアップに時間を要するためか14台のコースインタイミングは比較的早く、2分を経過したあたりで全車がコースへ。千代を乗せた3号車GT-Rもピットを後にすると、3周じっくりとタイヤを温め、4周目にアタックに入った。この時点でライバルたちもほぼ1回目のアタックを終えていた。そんな中、千代は1周目のアタックで1分10秒681をマークし、7位につけQ2進出の権利を得る。その後2周アタックした数台がベストタイムを更新するも3号車GT-Rは8位に踏みとどまり、まずは無事Q2進出を果たした。



最初の関門を突破した3号車GT-Rの次の狙いはオーバーテイクが難しいSUGOでのレースを有利にする為にさらなる前のグリッドを確保すること。そのポテンシャルが3号車GT-Rにはあった。Q2もQ1と同様に8台の動き出しは早く、セッション開始後に7台がすぐにコースインしたが、平手 晃平を乗せた3号車GT-Rだけは少し待機して3分後にコースイン。これは千代がQ1で「2周ウォームアップの方がパフォーマンスを出せるのでは」と感じ、そのフィードバックにより作戦を変更したためだった。この作戦が奏功し、ライバルよりも遅くコースに入りながらも最初にアタックを行った3号車GT-Rはまず1分10秒580をマークすると、さらに連続してアタックを敢行し、翌周に1分10秒332へとタイムアップ。その結果、Q1から3ポジションアップの5位浮上に成功した。今シーズン、ベストグリッドを確保したことで連続表彰台獲得への期待を膨らませて予選を終えた。


■千代 勝正コメント
「燃料流量リストリクターのハンデがありながらも2機目のエンジンの恩恵があり、思ったよりもパワーダウンしていない印象でした。前回の鈴鹿から今回に向けてアジャストした持ち込みセットアップも良いフィーリングで練習走行からバランスも良く、大きな変更もなく予選に挑むことが出来ました。今回はギリギリだと考えていた中、無事にQ1を突破できて良かったですし、Q2担当の平手選手が素晴らしいアタックで順位を上げてくれたことも良かったです。
決勝は気温が上がる予想で状況は今日とはまた異なりますし、燃リスがレースでどう影響するのかも未知数ですが、SUGOで予想される混戦をうまく切り抜けて上位フィニッシュを狙っていきます」


2021 AUTOBACS SUPER GT Round 5
「SUGO GT300km RACE」決勝レポート

SUPER GT 2021 第5戦、3号車GT-Rはトラブルに見舞われ無念のリタイア

9月12日(日) 天候:晴れ 路面:ドライ
■決勝結果:リタイア 49'04.064 37周(千代→平手)

予想通り日曜日は夏の暑さが戻り、気温28℃、路面温度43℃というコンディションで13時30分、第5戦決勝のフォーメーションラップがスタート。予定の2周で隊列が整わなかったため1周追加になり、レースは周回数83周に減算されスタートとなった。千代 勝正がスタートドライバー担当の3号車「CRAFTSPORTS MOTUL GT-R」はグリッド順の5番手をキープしてオープニングラップを完了した。




トップが徐々にリードを築いて周回を重ねていく中、2番手から5番手までが1パックとなっていく。16周目には6位の38号車が集団に追いつき、3号車GT-Rにオーバーテイクを仕掛けてきた。しかし千代は巧みなブロックでこれをかわすと、その翌周には4位を狙いに行く。コース幅の狭いSUGOで苦戦とはなったが、それでも23周目には16号車をかわして4位にポジションアップ。連続表彰台獲得まであとひとつに迫った。


ここまでは順調に表彰台が狙えるレースだった。ところが、ここまでの4戦にはなかった電気系と思われるトラブルが発生し、3号車GT-Rはパワーダウン。SUGOでこれは致命的で、迫ってくる後続に対し上りの最終コーナーで対抗できなくなった。こうして中盤に入り順位を落としてしまった3号車GT-Rは35周目、ルーティンのピットインに入った。


前半のリードが活きて5番手でなんとか平手 晃平をコースに送り出した3号車GT-Rだったがパワー不足は解消せず、もはや上位で戦うことはできない状況。平手はコースインから3周後に再びピットに向かうと、そのままマシンをガレージに入れた。2機目のエンジンであと3戦わなければならないことを考え、致命的な状況に陥る前にチームはリタイアを決意。重いハンデを積みながら上位フィニッシュが叶うだけのポテンシャルが確かにあっただけに、非常に惜しまれる一戦となった。

■千代 勝正コメント
「気温の上がった決勝でもタイヤのフィーリングも良く、燃リスのハンデがありながらも十分に戦えていたので、チームとしても連続表彰台が見えていたレースでした。開幕戦から積み重ねてきた連続ポイント獲得もここで途絶えてしまいましたが、悔やんでばかりいても前に進めないので、気持ちを切り替えて、次戦に向けてチームと共に頑張っていきたいと思います。
今回、ハンデの中で想定以上に戦えたことは残り3戦に向けてポジティブな内容ですので、次のオートポリスでも表彰台を狙っていきます。」



2021 SUPER GT Round 3 SUZUKA GT300KM RACE

2021 AUTOBACS SUPER GT Round 3
「FUJIMAKI GROUP SUZUKA GT 300km RACE」予選レポート

SUPER GT 2021 第3戦、3号車GT-Rは予選7位

8月21日(土) 天候:曇り時々雨 路面:ウェット/ドライ
■公式練習結果:13位 1'47.164(千代)
■公式予選結果:7位 1'46.289(平手)

当初の5月下旬から開催が延期となっていたSUPER GT 2021 第3戦が、真夏の一戦へと姿を変え鈴鹿サーキットで開催された。開幕からここまでの3戦、いずれもレースで強さを見せ、安定した成績を残してきた3号車 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R。GT-Rが得意とする鈴鹿で高得点をマークし、タイトル候補の一角として後半戦に繋げたい。


週末を通じ、鈴鹿の天気は雨の予報がされていた。土曜日も朝から雨が降ったりやんだりを繰り返す。ドライ路面で始まった午前中のフリー走行も途中で雨に見舞われ、各陣営を悩ませる。予選時のコンディションの想定も難しい状況だ。3号車GT-Rはベストタイムでは13位となったが、順調にプログラムを消化していた。


GT500クラスの予選Q1は15時03分にスタート。GT500の予選Q1開始までにポルシェカップ、FIA-F4そしてGT300が走行し、路面コンディションはドライとなっていた。3号車GT-Rは千代 勝正がアタックを担当。セッション途中で雨が降る可能性も考慮して各車、早めにコースインをしてタイムを出しに行く。千代も開始直後にコースに入ると、3周目に6番手のタイムとなる1分46秒022をマーク。強大なプレッシャーのかかる中、前戦もてぎに引き続き2戦連続でQ1を突破した。


GT500予選Q2、3号車GT-Rを駆る平手 晃平は開始から早めにコースインし、4周目に1'46.289をマーク。この時点で4番手タイムをマークする。チェッカー間際に3台が上回り、最終的には7位で予選を終えた。


■千代 勝正コメント
「朝のフリー走行では少しチャレンジングなセットアップを試していました。そのデータから予選に向けてアジャストし、ほぼぶっつけ本番のセッティングで予選を走りました。なんとしてもQ2に進出しなければというプレッシャーもありましたが、無事にQ2へ進出できて良かったです。GT-Rが得意とする鈴鹿で日産勢4台がQ2に進出した中、3号車が最もウェイトが重かったので、7位という結果はその差が出たと思います。しかしながら、ロングランのフィーリングは良いので明日の決勝は安定して戦えると思います。スタートドライバーということで、少しでも順位を上げて平手選手に繋げたいと思います」


2021 AUTOBACS SUPER GT Round 3
「FUJIMAKI GROUP SUZUKA GT 300km RACE」決勝レポート

SUPER GT 2021 第3戦、3号車GT-Rは2位で今季初表彰台を獲得!!

8月22日(日) 天候:曇り時々晴れ 路面:ドライ
■決勝結果:2位 1:50'35.064 52周(千代→平手)

天候が不安定だったことで前日はそれほど気温が上がらなかったが、決勝の行われる日曜日は朝から陽が射し、夏の暑さが戻った。ウォームアップ走行にてGT300車両のクラッシュが起きた影響からスタート進行は10分ディレイとなり、14時40分に路面温度43℃のドライコンディションで52周の第3戦決勝がスタートした。



スタートから序盤は上位に大きな順位変動はなかった。だがその後方では、千代 勝正がスタートドライバーをつとめる3号車「CRAFTSPORTS MOTUL GT-R」が躍進。抜くのが難しいといわれる鈴鹿だが、千代は得意としているブレーキングを活かして1周目に17号車、2周目に8号車と連続してシケインでオーバーテイクを成功させて5位にポジションアップする。5周目にトップがトラブルによるクラッシュで戦線を離脱し、4位へ浮上した。このクラッシュによりフルコースイエローが掲示され、全車スローダウン。その後にセーフティカーが導入されて12周目にリスタートが切られた。



千代は予定より早めの20周目にピットイン。素早いピット作業で平手 晃平をコースに送り出す。アウトラップを全力でプッシュした平手はアンダーカットに成功し、GT500クラス全車がピット作業を終えた時点で3号車GT-Rはトップに立っていた。残り32周は今季はじめてトップを守るレースとなった。



平手のプッシュによりトップに立っただけでなく、2位とのギャップを築くことにも成功した3号車GT-Rはしばらく単独で走ることになるが、残り20周を切ったあたりから1台が猛追してくる。同じ日産勢の23号車GT-Rだった。マシン、タイヤともに同じ両者だが、このときのペースは相手の方が上回っていた。23号車GT-Rはピットインを遅らせた分、タイヤがフレッシュでサクセスウエイトも軽いことがその要因だった。そして38周目からバトルになり、41周目のヘアピンでついに勝負あり。3号車GT-Rは2位に後退したが、そこからは後続を寄せ付けず今季最高位の2位でフィニッシュ。ドライバーズランキングはトップと12ポイント差の6位に浮上し、タイトル候補として名乗りを上げた。



■千代 勝正コメント
「スタートからずっとペースは良くタイヤもまだ十分ライフがありましたが、コース上で抜くのが難しい状況だったのでアンダーカットを狙う作戦に切り替えた結果、トップで後半をスタートできたので自分の仕事には満足しています。ただ、その代償として後半の平手選手に無理をさせてしまうことになり、23号車を抑える事が難しくなってしまった。優勝に手が届いていながら逃してしまったことは悔しいですが、チームとして、この域まで到達できたことは良かったと思います。あと一歩、ですね。次戦から燃料流量リストリクターのハンデも重なるので簡単にはいかないと思いますが、前半戦の最後に表彰台に立てたことを機に後半戦を良い流れに変えて、次戦もチャンピオンを目指して貪欲に勝利を狙っていきます」


千代 勝正

レーシングドライバー千代勝正です。 2020年シーズンは#3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-RでSUPER GT GT500クラスに参戦します。 応援宜しくお願い致します!

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