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2021 SUPER GT Round 4 MOTEGI GT300KM RACE

2021 AUTOBACS SUPER GT Round 4
「MOTEGI GT 300km RACE」予選レポート

SUPER GT 2021 第4戦、3号車GT-Rは予選7位

7月17日(土) 天候:晴れ 路面:ドライ
■公式練習結果:1位 1'38.618(平手)
■公式予選結果:7位 1'38.436(平手) Q1 : 6位 1'38.364 (千代)

鈴鹿サーキットで開催予定だった第3戦が延期となり、2ヵ月以上のインターバルが空いたSUPER GT 2021シーズン。梅雨が明けて猛暑の中で迎えた第4戦の舞台は栃木県のツインリンクもてぎ。3号車「CRAFTSPORTS MOTUL GT-R」が使用するミシュランタイヤは暑いコンディションでより高いパフォーマンスを発揮すると定評があり、上位入賞への期待が膨らむ。


ツインリンクもてぎでの真夏のSUPER GT開催とレース距離300km、前戦から2ヵ月以上のインターバルは近年では実施していないイレギュラーな条件で、開幕2戦までの勢力図が変化する可能性は大いに考えられた。その可能性を最初に色濃くしたのが3号車CRAFTSPORTS MOTUL GT-Rだった。インターバルの2ヵ月の間に熟考した持ち込みセットアップの感触は走り出しから良く、練習走行ではクラストップタイムをマークした。


Q2に進出する上位8台を決める予選Q1は暑さがピークの午後2時48分にスタート。3号車CRAFTSPORTS MOTUL GT-Rのアタッカーは千代 勝正。開始から2分過ぎにコースイン。タイヤのウォームアップを入念に行い、アタック開始。セクターベストを更新してマークしたタイムは1’38.364。リーダーボードのトップに浮上する。最終的に3号車CRAFTSPORTS MOTUL GT-Rは6位でQ2へ駒を進めた。


予選Q2は平手 晃平がアタッカーを務めた。セッション開始から3分が過ぎたころにコースイン。「午前からの路面の変化に100%対応できたわけではないが、悪くはなかった」という平手のアタックは1’38.436をマーク。CRAFTSPORTS MOTUL GT-Rは7位のポジションから決勝レースへ挑む。


■千代 勝正コメント
「2ヵ月のインターバルの間にチームとこれまでの内容を見直して持ちこんだセットアップは走り出しから感触が良く、予選に向けて今季で最も良い流れが作れていました。予選アタックはセクター3で少しロスがあったものの悪くはなく、Q2進出が果たせて良かったと思います。決勝については、開幕から2戦ともに戦略やピットワークが上手くいって順位を上げていくレースができていますし、ミシュランさんも暑くなることを想定して対策してくれていますので今回もレースでの強さを発揮して、上位に浮上していくレースをしたいと思います」


2021 AUTOBACS SUPER GT Round 4
「MOTEGI GT 300km RACE」決勝レポート

SUPER GT 2021 第4戦、3号車GT-Rは6位フィニッシュで3戦連続でポイント獲得

7月18日(日) 天候:晴れ 路面:ドライ
■決勝結果:6位 1:54'58.029 63周(千代→平手)

ツインリンクもてぎは前日からさらに暑さを増し、午後1時10分からの第4戦決勝は気温33℃、路面温度51℃という過酷なコンディションでスタートした。7番グリッドから63周のレースに挑む3号車CRAFTSPORTS MOTUL GT-Rは、千代 勝正がスタートドライバーをつとめた。


スタート直後の1コーナー、6位の64号車のインに果敢に飛び込んだ千代は並走して2コーナーを立ち上がる。3コーナーまでの短いストレートでも牽制をかけて前を狙うが、惜しくも順位は変わらず7位でオープニングラップを終える。その後は安定したペースを刻み7位をキープして走行。26周目にピットへ滑り込むと、チームは今回もミスの無いピット作業を展開して平手 晃平をコースに送り出す。


各車がピットワークを終えて順位が落ち着くと3号車CRAFTSPORTS MOTUL GT-Rは7位を走行していた。5位、6位とはパック状態になっており、5位まで浮上できるチャンスはまだ十分ある。ここからの終盤は暑さゆえのマシントラブルやドライバーのミスも多くなる。その予想通り、41周目にマシントラブルに見舞われたGT300車両がコース脇にストップし、フルコースイエローとなる。フルコースイエローが解除されたリスタート直後に5位を争う1台がGT300と接触。ここで3号車GT-Rは6位に浮上した。


その後、2度目のフルコースイエローが出るなどの混乱はあったが、3号車CRAFTSPORTS MOTUL GT-Rは安定したペースでラップを重ねて6位でチェッカーを受けた。開幕から3戦連続でのポイント獲得となった。


■千代 勝正コメント
「ミシュランタイヤのウォームアップが早かったことでスタート後の1コーナーから勝負をかけていったのですが、気温が高くなったせいか周りも意外と早くタイヤが温まったようで順位を変えられませんでした。そこからはとにかく前についていってオーバーテイクを何度か試みましたが、コース特性的に難しかったですね。その後はピットインで前に出られるように前車とのギャップを詰めた状態でピットインしました。他車の脱落もあって順位を上げて完走する事は出来ましたが、とにかく厳しいレースでした。3戦連続でポイントを獲得することはできていますが、この順位では到底満足する事は出来ません。次の鈴鹿では表彰台のてっぺんを獲れるようにしっかりと準備をして臨みたいと思います。暑い中、現地で応援していただいた皆さん、ありがとうございました」


2021 SUPER GT Round 2 FUJI GT500KM RACE

2021 AUTOBACS SUPER GT Round 2
「たかのこのホテルFUJI GT 500km RACE」予選レポート

SUPER GT 2021 第2戦、3号車GT-Rは予選12位

5月3日(月) 天候:晴れ 路面:ドライ
■公式練習結果:10位 1'28.410(千代)
■公式予選結果:12位 1'27.753(千代)

新型コロナウイルスの感染拡大防止の為に昨年は開催されなかったFUJI GT 500kmレース。今年は入場者数の制限付きとなったが、ゴールデンウィークに無事に開催となった。開幕戦で9位に入賞し、2ポイントを獲得した3号車「CRAFTSPORTS MOTUL GT-R」は更に上位入賞を目指して第2戦に挑む。


予選日の富士は朝から好天で絶好のコンディションに。午前9時05分より、先ずは公式練習が行われた。クルマのセットアップ、タイヤ評価、そして予選シミュレーションと、全てのメニューを消化しなければならないこのセッションはその後の展開に大きく影響する。だが、ここで3号車GT-Rに電気系トラブルが発生してしまう。この結果、セットアップが思うように進められず、午後からの予選に不安を残してセッションを終えることとなった。


気温17℃、路面温度28℃というコンディションで午後3時03分に開始となったGT500クラスの予選Q1。3号車GT-Rは千代 勝正が出走した。セットアップに若干の不安を抱えたまま挑んだ予選Q1だったが、3周にわたるウォーミングアップランの後のアタックで3号車はセクター2で全体ベストをマークするなど、Q2突破圏内に割って入ると思われた。しかし、セクター3のダンロップコーナーでタイヤがロック。このタイムロスが響き、ベストタイムは1'27秒753に留まってしまう。
結果、コンマ3秒程Q2進出圏内には届かず、3号車GT-Rは開幕から2戦連続で予選Q1落ちを喫することとなった。


■千代 勝正コメント
「午前中のトラブルで思うようにクルマのセットアップを進めることができなかったのですが、予選に向けてはうまくアジャストができたので、ミスさえなければQ2には行けていたと思うと、非常に悔やまれる結果になりました。決勝は2度のピットイン義務があって戦略性も高くなっているので、その中で上手く順位を上げていければと思っています」


2021 AUTOBACS SUPER GT Round 2
「たかのこのホテルFUJI GT 500km RACE」決勝レポート

SUPER GT 2021 第2戦、3号車GT-Rは決勝5位で6ポイント獲得

5月4日(火) 天候:晴れ 路面:ドライ
■決勝結果:5位 3:03'41.948 110周(千代→平手→千代)

2日連続の好天に恵まれた富士スピードウェイ。決勝は午後2時30分、気温21℃、路面温度35℃と前日にも増して暖かなコンディションでスタートした。レース距離500kmの中で2度のドライバー交代を含むピットインが義務づけられるこのレースは戦略性が高く、下位グリッドからの大逆転劇の可能性を十分秘めたレースだった。



スタートから序盤にかけ、予想以上に順位変動は激しくなった。ここで大きく順位を上げてきた1台が3号車「CRAFTSPORTS MOTUL GT-R」で、スタートドライバーをつとめる千代 勝正は好スタートを切り、まず2台をパスすると、さらにダンロップコーナーでの競り合いを制してオープニングラップを9位で通過。早くもポイント獲得圏内に進出し、予選でのミスをカバーする。3周目には前の1台がトラブルで脱落し、8位へポジションアップ。その後は追いついてきた9位の1号車とのバトルとなった。千代は冷静に1号車からのアタックを凌ぎきり、ポジションをキープしたまま、35周目にピットに滑り込む。


千代から交代した平手 晃平はこのままセカンドスティントで8位をキープし続けながら、7位の車両との距離を詰めていく。チームはここで次の一手を繰り出す。接近していた7位の車両の前に出るために2回目のピットインでは、アウトラップでプッシュが可能なスクラブ済みのタイヤに交換し、千代をコースに送り出す。


この戦略は奏功し、全車が2回目のピットインを終えた82周目に千代を乗せた3号車GT-Rは7位へ浮上。安定したペースで走り続けた3号車GT-Rは99周目に6位、100周目に5位と着実にポジションアップを果たしていく。レース終盤には6位の39号車が0.5秒以内まで接近してくるが、最後は2.2秒差に引き離して5位でチェッカー。セーフティカー1回、フルコースイエロー3回という荒れた500km、110周のレースを走り切り、貴重な6ポイントを追加した。


■千代 勝正コメント
「今回は第1、第3スティントを担当しましたが、速いペースでオーバーテイクを狙ってくる車両をどちらのスティントでもしっかりと抑えることができ、さらに最後はプッシュして差も拡げられたので、自分なりに良い仕事が出来たと思っています。クルマもタイヤも、それを可能にする安定感がありました。戦略も奏功し、チーム全体として良いレースができたと思います。次の鈴鹿では予選から上に行って、もっと上位で戦えるよう頑張ります」


2021 SUPER GT Round 1 OKAYAMA GT 300KM RACE

2021 AUTOBACS SUPER GT Round 1
「たかのこのホテル OKAYAMA GT 300km RACE」予選レポート

SUPER GT 2021開幕戦、3号車GT-Rは予選10位

4月10日(土) 天候:晴れ 路面:ドライ
■公式練習結果:8位 1'19.008(平手)
■公式予選結果:10位 1'18.699(千代)

新型コロナウイルス感染拡大の影響で昨年は7月の富士が開幕戦となったSUPER GTシリーズ。今年は4月に岡山国際サーキットが舞台という従来通りの開幕を迎えた。3号車「CRAFTSPORTS MOTUL GT-R」は千代 勝正、平手 晃平というドライバー体制を今季も継続。全車ノーハンデで戦う、今シーズンを占う緒戦に挑んだ。


この日の岡山国際サーキットは、朝から雲ひとつない青空が広がる絶好のコンディション。午前中は9時45分より公式練習が行われた。ここで3号車GT-Rは平手、千代の順に出走し、持ち込みセットアップの確認、タイヤ評価、ロングラン、ショートランと順調にメニューを消化して公式練習走行を8位で終えた。


今季最初のポールシッターを決める予選、GT500クラスのQ1は午後2時33分にスタートした。14台中の上位8台がQ2進出を果たせるQ1では、3号車GT-Rは千代がアタッカーをつとめた。

入念にタイヤを温め、前後の間合いをとって4周目にアタック。1分18秒699をマークする。しかし、ノーハンデの開幕戦らしい拮抗したタイムアタック合戦が繰り広げられた結果、0.034秒Q2進出圏内には届かず、10位で予選を終えることになった。トップから13台が1秒以内にひしめき合う接戦であった。


■千代 勝正コメント
「非常にシビアな戦いでした。セクター1、2はうまく纏まりましたが、セクター3で若干ロスがありました。セクター3が完璧だったら、Q2に進出できたと思うと非常に残念です。しかしながら、朝の練習走行でのロングランのフィーリングはネガティブな感じではなかったですし、決勝に向けて不安はありません。ここまで準備をしてきたことを結集させて自分達を信じて戦います。応援宜しくお願いします」


2021 AUTOBACS SUPER GT Round 1
「たかのこのホテル OKAYAMA GT 300km RACE」決勝レポート

SUPER GT 2021 開幕戦、3号車GT-Rは決勝9位でポイント獲得

■4月11日(日) 天候:晴れ 路面:ドライ
■決勝結果:9位 2:07'28.863(82周)(平手 → 千代)

開幕戦の舞台、岡山国際サーキットは決勝日も好天に恵まれ気温19℃、路面温度36℃という暖かなコンディションで午後1時30分、決勝のフォーメーションラップがスタートした。3号車CRAFTSPORTS MOTUL GT-Rのスタートドライバーは平手 が務めた。


10番グリッドからスタートした3号車は序盤、混戦の中で何度もオーバーテイクを仕掛けるが、一歩届かず我慢のレースを強いられる。


レースが大きく動いたのは32周目。GT300クラスのマシン1台がコースアウトしてストップ。このアクシデントにより、セーフティカーが入ることを予測したチームはピットロードがクローズされる前に3号車をピットインさせる。他陣営も同じ戦略を取った為、ピットロードに各車が雪崩れ込む状況となったが、そんな中でもチームは冷静に、そして正確にピットワークをこなして平手から千代に交代した3号車を実質10位でコースインさせることに成功する。


後半スティントを10位から開始した3号車GT-Rは50周目に発生したアクシデントを回避して9位へ。さらに52周目には1台をオーバーテイクして8位に浮上する。65周目、1号車と1コーナーからアトウッドカーブまでサイドバイサイドの激しいバトルを展開。惜しくも9位へポジションを下げるが、追撃の手を緩めずに前を追う。レース終盤になっても3号車GT-Rのペースが落ちることはなかったが、順位は変わらず、スタートから1ポジションアップの9位、2ポイントを得て開幕戦をフィニッシュした。


■千代 勝正コメント
「先ずはコロナ禍の厳しい状況の中、開幕戦を開催する為にご尽力頂いた全ての関係者の皆様に感謝申し上げます。今日のレースは33周目にピットに入れることを決めてくれたチームの好判断と迅速なピットワークでコースに送り出してくれた事に感謝したいと思います。後半スティントは終始、接近戦が続くことになりましたが、NSX勢とのバトルもあって内容の濃いレースだったと思います。9位フィニッシュで開幕戦からポイントを獲得する事はできましたが、トータルではトップとの差が大きく、解決すべき課題も多く見つかりました。チームと共に課題解決に取り組み、自分自身はドライビングをもっと追求して、次戦は上位で戦えるようにしていきたいと思います。応援ありがとうございました。」


2020 SUPER GT Round 8 FUJI GT 300KM RACE

2020 AUTOBACS SUPER GT Round 8
「たかのこのホテル FUJI GT 300km RACE」予選レポート

SUPER GT最終戦予選、3号車GT-Rは9位

11月28日(土) 天候:曇り 路面:ドライ
■公式練習結果:12位 1'28.231(平手)
■公式予選結果:9位 1'27.414(千代)

新型コロナウイルス感染拡大の影響によりイレギュラーなシーズンとなった2020年SUPER GTは無事、富士スピードウェイで最終戦を迎えることになった。観客入場が制限され、ファンの声援は例年よりも少なかったが、その中で各チームは変わりなく全力で戦い続けてきた。開幕戦以来となるノーハンデの戦いは各チームにとって1年間の進化を示す戦いでもある。3号車「CRAFTSPORTS MOTUL GT-R」は開幕戦で7位入賞を果たして以降、概ね安定した戦績を残してきたが、今シーズン未到達の優勝、表彰台登壇をターゲットにチームは結束を固めて最終戦に挑んだ。


午前中に行われた公式練習では3号車GT-Rは平手 晃平がセットアップを確認し、タイヤ比較を行った後、千代 勝正がロングラン及び予選シミュレーションという流れでメニューを消化していく。順調にメニューを消化していたがセッションの最後にトラブルが発生し、この修復作業に時間を費やした結果、予選シミュレーションを100%行う事が出来ないまま予選に挑むこととなった。


GT500クラスの予選Q1は、午後1時45分より開始。路面温度が17℃と低くなったことで各マシンの動き出しはいつもよりも早く、開始から2分を過ぎたあたりから各マシンは概ね3周のウォームアップを経てアタック周回に入っていく。Q1を担当する千代を乗せた3号車GT-Rはもう1周多い3周をウォームアップに充てる戦略を採った。


千代はターゲットの4周目に1'27.523をマークし6位に浮上する。その後、ライバルたちがタイムを伸ばしてきたことで順位は後退。これに対し千代はチェッカー間際にラストアタックを敢行し、セクター1でベストを更新、Q2進出圏内復帰に期待がかかった。しかしセクター3でグリップのピークが過ぎ、1'27.414とタイムアップを果たすも、わずか0.035秒差でQ2進出を逃すことになった。3号車GT-Rは最終戦決勝に9番グリッドより挑むことになった。


■千代 勝正コメント
「予選では低くなった路面温度に対し、タイヤの温度をうまくコントロールすることができませんでした。Q2進出はギリギリのラインになる事は分かっていましたが、結果的にベストを1周にまとめられていれば進出できていたので非常に悔しい予選になりました。明日は今季最後のレース、前後にチャンピオン争いをしているチームがいるので最初から激しいバトルになりそうですが、その中で自分たちのレースをしてベストな結果を出してシーズンを終えたいと思います」


2020 AUTOBACS SUPER GT Round 8
「たかのこのホテル FUJI GT 300km RACE」決勝レポート

SUPER GT最終戦、3号車GT-Rは6位入賞

■11月29日(日) 天候:曇り 路面:ドライ
■決勝結果:6位 1:41’30.715(65周)(平手→千代)

富士スピードウェイで行われる今季最終戦、決勝は午後1時にスタート。曇り空の下、路面温度が17℃と低くなったことから急遽フォーメーションラップが1周追加され、レース周回数は65周に減算となった。3号車「CRAFTSPORTS MOTUL GT-R」はスタートドライバーを平手 晃平が担当し、9番グリッドからローリングスタートを切った。


チャンピオン争いがかつてない混戦となり、さらに舞台は富士スピードウェイということで、スタートから随所で激しい競り合いが繰り広げられた。3号車GT-Rはその中で1周目に順位を落とすもすぐに挽回し、トラブルで後退するマシンもあったことから5周目に8番手へと浮上。ところが、その後は徐々にタイヤが厳しくなり15周目には再び10位へ。しかしながら、この状況はチームも想定していたことで、前半をミニマムにしロングスティントの後半に追い上げるという作戦だった。予定通りの23周目に平手はピットへと向かった。


3号車GT-Rは今季、何度も順位浮上に貢献してきたピット作業の早さに最終戦ではさらに磨きがかかり、ここで大きなマージンを得る。今回はタイヤ無交換作戦に出るチームもあったが、3号車GT-Rは4本交換で順位を上げた。そして代わった後半担当の千代 勝正がアウトラップから猛プッシュ。ポジションを9位に戻して後半をスタートさせた。

長い距離を走ることになる第2スティントでは、冷静にタイヤをマネージメントしながら前を狙っていくというのが3号車GT-Rの作戦だった。千代はその通りに安定したペースをキープし続けると、32周目に前の1台がトラブルで後退したことで8位に浮上。そしてレースが終盤に近づくにつれ徐々に周りのペースが落ち始め、3号車GT-Rのペースが際立ってくる。ここから千代の反撃が始まった。


一時は10秒以上の差があった6位、7位との差を毎ラップ詰めていき、50周目には7位の12号車に追いつく。千代は、翌周の1コーナーでバトルに持ち込み、アウト側から並んで、続くコカコーラーコーナーではインからオーバーテイク。


さらにその周の最終コーナーで6位、38号車の背後へ。ストレートをサイドバイサイドで駆け抜け、そのまま1コーナーで果敢にブレーキング勝負を挑む。インに飛び込み、オーバーテイクに成功。これで3号車GT-Rの順位は6位となった。その勢いはその後も続き、5位の8号車にも1.5秒差まで追いついたが、そのまま6位でチェッカーを受けた。どのチームも経験したことのない真冬の最終戦ということで戦いがよりヒートアップし、タイヤや燃料のマネージメントが難しい一戦となったが、CRAFTSPORTS MOTUL GT-Rはミスの無いレース運びを見せて文字通り、今シーズンの集大成となる結果を手にする事が出来た。


■千代 勝正コメント
「開幕戦と同様、ノーハンデでの戦いでNISSAN勢最上位の6位となりましたが、決して満足のいく結果ではありません。しかしながら、ドライバー含めチーム全員がベストを尽くせたレースだったと思います。シーズンを振り返ると、第5戦でのスタート直後の接触によるノーポイント、そして最も狙えた第6戦で表彰台に届かなかったことなど、ハンデで有利なときに上位フィニッシュができなかったことが反省点です。

今季は1年ぶりにGT500に復帰してチームとともに成長し続けることができたと思いますし、レースではオーバーテイクも多く、追い上げるレースができたことは良かったと思います。そして、このイレギュラーな状況下の中で全8戦のレース開催が叶うよう尽力してくれた関係者、応援してくれた全ての人たちに改めて感謝したいと思います。有難うございました。」


2020 SUPER GT Round 7 Motegi GT 300 KM RACE

2020 AUTOBACS SUPER GT Round 7
「FUJIMAKI GROUP MOTEGI GT 300km RACE」予選レポート

SUPER GT 第7戦予選、3号車GT-Rは8位

11月7日(土) 天候:晴れ 路面:ドライ
■公式練習結果:9位 1'37.884(千代)
■公式予選結果:8位 1'46.060(平手)

SUPER GT 2020シーズンはいよいよ残り2戦となり、ツインリンクもてぎで第7戦を迎えた。もてぎは今季2度目の開催となる。3号車「CRAFTSPORTS MOTUL GT-R」は午前中の公式練習でまず平手 晃平が持ち込みセットを確認し、その後千代 勝正がロングラン及びショートランを担当。順調にメニューを消化していく。ベストタイムの順位は9位だったが、チームは上位で戦える手ごたえを感じていた。



この日、快晴となったもてぎは午後になると気温が上昇。GT300クラスの予選が始まる午後1時30分の時点で路面温度は24℃に達した。GT500クラスの予選Q1が午後2時03分にスタートすると、その約2分後にQ1担当の千代を乗せた3号車GT-Rがコースイン。アウトラップ後、2周の間に入念にタイヤに熱を入れ、3周目にアタックに入る。タイヤのパフォーマンスをうまく引き出しノーミスでアタックラップを纏めた結果、タイムは1’37.078をマーク。5位でQ2進出を決めた。


午後2時41分よりGT500クラスのQ2が開始された。Q1での千代のタイムにより上位グリッド獲得の期待が高まる3号車GT-Rは平手が開始から2分過ぎ、全体の4番目にコースイン。Q1と同じ手順でアウトラップ後、2周のウォームラップランを行い3周目にアタックに挑むが、3コーナーでややミスを喫し、4周目に仕切り直すことに。4周目のアタックで1’37.217をマークして7番手につける。ところが、V字コーナーでトラックリミットを僅かにオーバーしていたとの判定が下され、ベストタイムは抹消。3号車GT-Rは予選を8番手で終えることになった。


■千代 勝正コメント
「Q1を突破できるかどうかギリギリのラインを予想していたので、Q1を通過できて先ずはホッとしました。Q2のトラックリミットは見た目ではかなり微妙な判定でしたので残念でしたが、上位で戦えることは間違いなく、前回もピット作業で順位を大きく上げているので、抜きにくいコース特性のもてぎとはいえ、明日の決勝も戦略面を含めたチーム力を発揮して上位進出していきたいと思います」 Photo by NISMO


2020 AUTOBACS SUPER GT Round 7
「FUJIMAKI GROUP MOTEGI GT 300km RACE」決勝レポート

SUPER GT第7戦、3号車GT-Rはマシントラブルで15位

■11月8日(日) 天候:晴れ 路面:ドライ
■決勝結果:15位 1:26’03.745(45周)(平手→千代)

ツインリンクもてぎはこの日も前日に引き続き快晴に恵まれ、第7戦決勝は気温22℃、路面温度29℃というコンディションの下で午後1時にフォーメーションラップがスタート。スタートドライバーの平手 晃平を乗せた3号車「CRAFTSPORTS MOTUL GT-R」は4列目8番グリッドからレースに挑んだ。



アクシデントがあった第5戦を除き、ここまで必ず決勝で追い上げてポイントを獲得してきた3号車GT-Rにとって8番手は上位フィニッシュを十分期待させるグリッド順だったが、朝のウォームアップ走行の際の黄旗区間追い越しにより、ドライブスルーペナルティが課せられてしまう。オーバーテイクが難しいもてぎとはいえ、決勝ペースに速さのある3号車には可能性はまだ残されている。チームに諦めムードは決してなかった。平手は4周目にドライブスルーペナルティを消化すると、集団から大きく離れた最後尾の位置から追撃を開始した。


23周目、セーフティカーが導入される。これにより、前とのギャップを詰めることができた3号車GT-Rはセーフティーカー明けのリスタート後にピットへ滑り込む。迅速なピットワークで平手から千代 勝正へとバトンを繋ぎ、7位でコースイン。


アウトラップで早速、千代は1台をオーバーテイクし、6位に順位を上げた。更なるポジションアップを狙っていたが、前走車に詰まったところで、後続の数台が接近することになり、GT300が交錯してきた際にコーナーで失速してしまい、その隙をつかれ順位を後退してしまう。


しかしながら、まだ残り周回は20周以上あり、再びの反撃チャンスは十分。そのためのポテンシャルも3号車GT-Rにはあった。千代は42周目にひとつ順位を戻すことに成功すると次のターゲットに0.3秒差まで接近する。しかし、ここでマシントラブルが発生してしまう。46周目、ホームストレート上で突如駆動力を失い、1コーナーでストップ。反撃はここまでとなり、3号車GT-Rは第7戦を15位で終えた。


■千代 勝正コメント
「最下位からSCとピット作業で大きく順位を上げることができ、その後も一旦は抜かれてしまったもののペースは良く、再び挽回することは可能だと思っていました。そのタイミングでマシントラブルが発生してしまい、非常に残念な終わり方になってしまいました。しかしながら、上位集団と戦えたことも事実で、今回はいろいろなことが噛み合わず結果は出せませんでしたが、マシン、チーム共にポジティブな面もたくさんありました。今シーズンも残すは最終戦のみ。最後はチームとしてシーズンベストの戦いをして終えたいと思います。応援、宜しくお願いします。」


千代 勝正

レーシングドライバー千代勝正です。 2020年シーズンは#3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-RでSUPER GT GT500クラスに参戦します。 応援宜しくお願い致します!

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