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2022 SUPER GT Round 3 SUZUKA GT300 KM RACE

2022 AUTOBACS SUPER GT Round 3
「たかのこのホテル SUZUKA GT 300km RACE」予選レポート

SUPER GT 2022 第3戦、3号車Zは予選3位

5月28日(火) 天候:晴れ 路面:ドライ
■公式練習結果:4位 1'46.150(千代)
■公式予選結果:3位 1'44.425(高星)

富士スピードウェイでの第2戦から今回の鈴鹿サーキットで行われる第3戦までの3週間という短いインターバルは3号車「CRAFTSPORTS MOTUL Z」にとって、他チーム以上に短いインターバルだった。前戦の大クラッシュでドライバーの高星 明誠に怪我がなかったのは幸いだったが、マシンの方はそうはいかず、チームはスペアパーツを使い、一からマシンを組み上げなければならなかった。したがって土曜日の公式練習は持ち込みから予選、決勝に向けセットアップを進めるという通常のルーティンではなく、シェイクダウンから始めなければならないハンデを背負うことになった。


そのマシンに最初に乗った千代勝正の感触は予想以上のものだったが、初期トラブルが発生したことから修復のために時間が割かれ、予定していたメニューを消化する事が出来なかった。さらに、いつも以上に必要だった高星の練習走行も不十分となってしまった。今回ばかりは、開幕2戦のような上位での戦いは難しいと思われた。


ところが3号車Zは、まるで あの第2戦が幻だったかのような戦いぶりを予選で見せた。5月とは思えないほどの暑いコンディションとなった中、午後3時28分から開始された予選Q1で千代は2分を過ぎたあたりでコースインすると、アウトラップと1周のウォーミングアップを経てアタック。最初にアタックしたライバルのタイムから上位は44秒台後半で争われると予想された中、いきなりコースレコードを上回る1分44秒230という驚異的なタイムを叩き出した。このタイムはその後、最後まで破られないばかりか、2位でさえコンマ6秒落ちのタイムをマークするのがやっと。ここで戦前の予想は一転。3号車Zはポールポジション筆頭候補へと躍り出ることになった。


Q2を担当する高星は公式練習でマシンの状態を把握することができていなかったが、千代の走りを見てマシンバランスもタイヤも、非常に良い状況であることを確信。リハーサル不足ながらも自信を持ってアタックに臨んだ。そしてQ1と同じルーティンのウォームアップ後、アタックラップに入ると、予想していたよりもはるかに高いポテンシャルを3号車Zに感じ、タイムは1分44秒425に留まるが、それでもトップに立ち、ライバルたちのラストアタックを待った。その結果、2台が上回るタイムを叩き出し、3号車Zは3位で予選を終了。ポールこそならなかったものの、優勝を争った第2戦と同じ3番グリッドを獲得し、第2戦で逃した優勝への期待を膨らませた。


■千代 勝正コメント
「公式練習では小さなトラブルや赤旗もあり、セットアップが思うように進められず、高星選手の走行機会も削られてしまったのは不運でしたが、その中で考えられるベストなセットアップをして、今日のコンディションに強いミシュランタイヤを信じてQ1に挑んだ結果、鈴鹿では今までで最も良いアタックができたと思います。高星選手は練習走行で予選シミュレーションが出来ない状態でのアタックでしたが、それでも3番手を獲得してくれました。明日は昨年、優勝一歩手前の2位まで上がった時と同じく暑くなりそうな予報ですし、3番手からレースができるというのは、ベストに近い状況です。あとはドライバーが走りで結果を出すだけです」


2022 AUTOBACS SUPER GT Round 3
「たかのこのホテル SUZUKA GT 300km RACE」決勝レポート

SUPER GT 2022 第3戦、3号車Zが完璧なレースで優勝を果たす

5月29日(日) 天候:晴れ 路面:ドライ
■決勝結果:1位 1:55'50.895 52周(千代→高星)

決勝日の鈴鹿は朝から雲ひとつない天気となり、暑さは前日よりも増した。気温30℃、路面温度50℃は、真夏並みの過酷なコンディション。だがその暑さはイコール、ミシュランタイヤの強みは発揮できる暑さでもあり、大きな武器ともなる。その通りに決勝前のウォームアップ走行で3号車「 CRAFTSPORTS MOTUL Z」は最速を記録し、レースでもスタートから驚異的な速さを見せた。

スタートドライバーをつとめる千代勝正はタイヤの温まりが早いミシュランタイヤの強みを活かし、3番手スタートから1-2周が最大のチャンスと考えていた。そしてスタートダッシュに成功し1コーナーの先で2位に浮上すると、すぐにトップにも近づき、後半セクションの抜きどころである130Rでなんなくオーバーテイク。プラン通りにトップに浮上し、なおもリードを広げていった。2周目に1台がトラブルでストップしフルコースイエローが出されるが影響は特になく、リスタート後も3号車の快進撃は続いた。






11周目に再びコース上でアクシデントが起こり、今度はFCYからセーフティカー導入となった。3号車Zが築いてきた2位との約3秒のギャップはここで一旦リセット。しかしリスタート後も速さは変わることなく、トップをキープしたままレースはピットインが行なわれる中盤を迎える。GT500クラスのピットインミニマム周回は18周目からで、3号車Zも周りの動きとトラフィックの状況を見て22周目にピットイン。第2スティント担当の高星明誠を乗せた3号車Zはトップのままコースに復帰すると、前半同様のペースで2位とのギャップを広げ始めた。



30周目あたりで2位に20秒近いギャップを築いていたことで、3号車の優勝の可能性はかなり色濃くなっていた。それは大きなマージンがあったというだけでなく、タイヤをセーブしながらも2位以下のどのマシンよりも速いペースを維持していたからだ。そして、その後39周目に2度目のセーフティカーが出されることになりマージンは再びゼロになってしまうが、44周目のリスタートでも危なげなくトップをキープ。残り9周の間も2位とのギャップを広げ続け、3号車Zはそのままトップでチェッカー。新型Zにとっての、そしてGT500クラスでの千代と高星にとっての、メモリアルな初優勝を達成した。






■千代 勝正コメント
「スタートからの1、2周をチャンスだとは捉えていて、スタートで2位に浮上した後、トップとはシケインで勝負になると思っていましたが、Zのストレートの伸びが良く130Rで前に出られたのは予想以上の展開でした。後半はSCでギャップがなくなってしまいましたが、今回のミシュランタイヤのウォームアップ性能があれば、アクシデントさえなければ高星選手がトップをキープしてチェッカーを受けてくれると信じていました。この5年間、勝てそうで勝てないレースを何度も経験してきましたが、今回は本当にチームが素晴らしく、クルマもタイヤも戦略もピットワークも、全てが噛み合っていました。前戦で大きなアクシデントがあってから激動の3週間だったので、気合も入っていましたし、これまで僕を信じてご支援し続けて頂いたスポンサーの皆様とファンの皆様にようやくGT500クラス優勝という報告をお届けすることができて良かったです。そして次の目標、チャンピオンへ向けて、さらに頑張りたいと思います。」


2022 SUPER GT Round 2 FUJI GT 450KM RACE

2022 AUTOBACS SUPER GT Round 2
「FAV HOTEL FUJI GT 450km RACE」予選レポート

2022 SUPER GT 第2戦、3号車Zは予選3位

5月3日(火) 天候:晴れ 路面:ドライ
■公式練習結果:7位 1'27.513(千代)
■公式予選結果:3位 1'26.452(高星)

2022 SUPER GT 第2戦が5月3日、4日、富士スピードウェイで開催。3年ぶりに行動制限のないゴールデンウィークとあって、スタンドは多くのファンで賑わった。その多くが注目するのはニッサンが今季GT500クラスに投入した新型Z。開幕戦の岡山で見せたストレートでの速さは、富士でこそ大きな武器になる。千代 勝正、高星 明誠の新コンビによって14位スタートから5位にまで躍進した3号車「CRAFTSPORTS MOTUL Z」に、今季初表彰台の期待がかかった。


予選日は好天となるも例年より気温は低く、午前中の公式練習は13℃というコンディションでスタートした。その中で持ち込みセットアップに好感触を得た3号車Zは順調にメニューを消化。ロングラン及び専有走行での予選シミュレーションを担当した千代は予選、決勝に向け、開幕戦以上の手ごたえを感じていた。

午後に向かい徐々に例年の暖かさに近づいたが、GT500クラスの予選Q1が開始される午後3時過ぎには気温14℃、路面温度は18℃となっていた。GT500クラスの15台は序盤からコースインし、終盤のアタックに向け入念にタイヤを温める。3号車のQ1を担当する千代も計測4周目をターゲットにウォーミングアップを開始した。残り4分を切り本格的なアタックが始まると、上位は1分26秒台で争われた。千代も4周目に1分26秒832をマークし3位に浮上するが、さらに上回ってくるマシンがその後に続出し、Q2進出ギリギリまで後退。更なるタイムアップが必要になる。そして見事に千代は1分26秒701をマークしてベストタイム更新に成功し、3号車ZをQ2へと導いた。


今回のレース距離は450kmと長く、3号車は決勝レース重視のタイヤ選択で可能な限り前方のグリッドを獲得するという戦略で挑んでいた。従ってQ2進出を果たし8位以内が確定した時点で戦略としては成功していたが、Q2で3号車は予想を上回る躍進を見せる。インターバルで千代から路面状況、タイヤの温まり方などのフィードバックを得た高星は、ラストアタックで1分26秒452をマークし3位。富士に強いZ、ロングランに強いミシュランタイヤに加え、好位置からのレーススタートと明日のレースに向けアドバンテージをさらに積み重ねた。

■千代 勝正コメント
「チームと十分にミーティングを重ねて持ち込んだセットアップが走り出しから調子が良く、そこから予選に向けアジャストしました。決勝重視のタイヤではありましたが、午後は路面コンディションも良くなり、その中でタイヤのパフォーマンスをうまく引き出すことができたと思います。気温は想定より低くなったものの、少し長めのウォームアップで十分カバーできる範囲でした。決勝でしっかり戦えるタイヤで3番手は、非常に良い結果です。明日は気温がもっと上がりそうですが、良いパフォーマンスが期待できると思います。レース距離は450km、ピットストップも2回ということで戦略もカギになると思いますが、しっかりシミュレーションして、ミシュランタイヤの強さを活かして表彰台の真ん中を目指します」


2022 AUTOBACS SUPER GT Round 2
「FAV HOTEL FUJI GT 450km RACE」決勝レポート

2022 SUPER GT 2第2戦、3号車Zは不運なリタイア

5月4日(日) 天候:晴れ 路面:ドライ
■決勝結果:15位 2:05'58.356 52周(千代→高星)

決勝日は予想通り従来のこの時期の暖かさが戻り、決勝がスタートする午後14時30分には気温20℃、路面温度は33℃まで上昇した。そんな中、決勝前のウォームアップ走行で3号車「CRAFTSPORTS MOTUL Z」はトップタイムをマークした。

スタートドライバーの千代 勝正を乗せた3号車は序盤から強さを発揮した。スタート後、1コーナーで2位に浮上すると、その先のコーナーでは早くもトップと並走。トップ浮上こそならなかったものの、ポジションをひとつ上げて2位でオープニングラップを通過する。その後は序盤に照準を充てハイペースで追ってきたトムス2台を交え4台がバトルとなり、3号車は一旦3位に後退。前の2台と約1秒差をキープし、次なるチャンスを待つ展開となった。

今回のレース距離は450kmで2回のピットイン義務があるものの、ドライバー交代は1回のみでも良いというルールから戦略に幅はがある。3号車Zの戦略はまず千代が最低周回数をクリアした後に1回目のピットインを行い、給油とタイヤ交換を済ませて、2回目のピット作業は状況に応じて臨機応変に対応するというもの。35周目に予定通りピットインし、ドライバーを高星明誠に代えた3号車Zは3位をキープしてセカンドスティントをスタートさせると、2位へと接近していった。


44周目にGT300クラスのマシンがクラッシュし、レースはFCYからセーフティカーランとなった。さらにバリアの修復作業が必要になり、レースは赤旗中断となった。3号車ZはFCY直前にピットインした1台に3位を譲ることになり、約25分後のリスタート時は4位となっていた。リスタート直後、前方の2台が1コーナーでコースオフ。これで労せず2位へ浮上すると、数周後にはトップを射程圏に捉えた。

59周目にトップ浮上の大チャンスが訪れた。ホームストレートで定石通りトップのスリップストリームに入るが、前方にトラブルでスローダウン走行をしていたGT300のマシンが現れる。トップのスリップストリームから出た3号車Zの目の前にこのGT300車両が迫る形になり、3号車Zは追突を避ける為に回避行動を行ったが、姿勢を乱してホームストレートのフェンスにクラッシュ。300km/h近いスピードでのクラッシュだったためマシンは大破し、3号車Zはリタイアとなった※

レースは再び赤旗中断となり、最大延長時間の10分前にリスタートとなるも予定周回の75%を満たせずに終了。各入賞者にはハーフポイントが与えられることになった。

※レース後、病院での精密検査にて幸いにも高星選手の身体に異常が無い事がニスモより発表されました。この事故に飛散した破片等によりお怪我をされた方がいらっしゃると聞いております。幸いにも大きな怪我では無いとの報告を受けましたが、1日も早いご回復を心からお祈り申し上げます。


■千代 勝正コメント
「先ずはアクシデントに遭われた全員が無事で観客、関係者の皆様に大きな怪我が無かった事が本当に良かったです。迅速に対応してくださったオフィシャルとメディカルの皆様、本当に有難うございました。無事に帰ってきてくれた高星選手とチーム全員で次戦に向けてまた準備を進めていきます」


2022 AUTOBACS SUPER GT Round 1 OKAYAMA GT300 KM RACE

2022 AUTOBACS SUPER GT Round 1 
「OKAYAMA GT 300km RACE」予選レポート

SUPER GT 2022開幕戦、3号車Zは予選14位


4月16日(土) 天候:晴れ 路面:ドライ
■公式練習結果:3位 1'18.255(高星)
■公式予選結果:14位 1'17.993(高星)

快晴に包まれた岡山国際サーキットでSUPER GT 2022シーズンが開幕した。千代 勝正は今季も3号車をドライブするが、チーム体制とマシンが一新された。チームは23号車と同じくニスモメンテナンスとなり、パートナーは高星 明誠となった。車両はGT-RからNEW Zになり、全く新たな体制でシリーズに挑む。そのNEW Zの戦闘力の高さは開幕前のテストでも証明されており、開幕戦での好成績に期待が膨らむ。


その期待は今季最初の公式セッション、土曜日午前の公式練習でさらに膨らんだ。3号車Zはまず千代がステアリングを握り、チェック走行の後、タイヤテスト及びセットアップのメニューをこなす中でラップタイムも向上し、タイミングモニター上でも常にトップ3内で推移。そしてドライバーを高星に代えロングランテストを行った後、最後の占有走行ではそのまま高星が予選アタックシミュレーションを行い、1分18秒255をマークして3位で終え、順調に週末のスタートを切った。トップタイムが同じクルマ、同じミシュランタイヤの23号車だったことも予選でのパフォーマンスをより期待させる材料となった。


今季最初のポールシッターを決める公式予選はGT300クラスの予選Q1で赤旗が出た影響により、定刻より13分遅れの午後2時46分に開始された。シグナルがグリーンになると13台がまずコースインし、そこから少し間隔をおいて3号車Zもコースへ。Q1のアタッカーは高星 明誠が担当。アウトラップ後、2周のタイヤウォームアップを経て、3周目にアタックに入る。高星は1分17秒993をマーク。決勝向けのタイヤを選択してのアタックであった為、予選用タイヤを選択したライバル勢よりは若干タイムが落ちることはチームも想定していたことだったが、それにも増してライバルたちの伸び代は大きく、3号車はQ2進出に届かず。14位で開幕戦の予選を終えた。

昨シーズンも同じように決勝でのパフォーマンス重視の戦略で、実際に下位のグリッドから追い上げるレースを何度も見せている3号車。タイトな岡山のコースでもその戦略で新型Zを上位へ進出させるに違いない。

■千代 勝正コメント
「公式練習では走り出しからクルマのフィーリングは良く、実際に好タイムも出ていました。ただ、金曜に雨が降ったせいかセッション中の路面変化が大きく、そこに合わせるためにセットアップは変更していきました。予選シミュレーションの後もさらにアジャストしたのですが、思った以上にライバルたちのタイムの上がり幅が大きく、高星選手のアタックも良かったものの、結果的にQ2進出を逃してしまいました。レースで安定して走れるタイヤを選んでいたことも、要因のひとつだったと思います。しかしながら、チームは新体制での1戦目をしっかりと戦おうと冷静に向き合っています。チームの戦略とドライバーの走りでレースでは思い切り攻めていきたいと思います」

2022 AUTOBACS SUPER GT Round 1
「OKAYAMA GT 300km RACE」決勝レポート

SUPER GT 2022開幕戦、3号車Zは9ポジションアップの5位でフィニッシュ

4月17日(日) 天候:晴れ 路面:ドライ
■決勝結果:5位 1:59'06.165 82周(千代→高星)

岡山国際サーキットは前日からの暖かさがさらに増し、開幕戦のレースがスタートする午後2時には気温23℃、路面温度は33℃まで上昇した。NEW Zのデビュー戦を好成績で飾りたい3号車「CRAFTSPORTS MOTUL Z」は、スタートドライバーの千代 勝正を乗せ14番グリッドから、スタートと同時に反撃を開始した。


順位浮上の大きなチャンスであるスタートからオープニングラップにかけては予想通り、各ポジションでバトルとなった。だが、タイトな岡山のコースでのオーバーテイクはそう容易ではなく、上位に順位の変動は無し。そんな中、後方では数台が順位浮上を果たす。その1台が3号車Zだった。タイヤのウォームアップに優れるミシュランタイヤとストレートスピードが向上したNEW Zの特性を活かし、ヘアピンで1台を仕留めるとその前にも接近。相手の巧みなブロックに苦戦しながらも8周目のダブルヘアピンで攻略し、12位に浮上する。さらに10周目には11位、21周目には10位へとポジションアップ。レースの1/4を消化した時点でポイント圏内に達し、さらなる躍進を予感させた。


3号車Zが次に仕掛けたのがピットイン戦略だ。GT500クラスのピットインは30周目から始まった。24周目に9位へ順位を上げた3号車はここで目の前にいた2台を一気にオーバーカットしようと目論む。2台が31周目にピットに入ると、千代はチャンスを確実にものにしようと猛プッシュ。その翌周ピットに入り、後半の高星明誠にバトンを繋いだ。


チームは素早く確実なピットワークで高星をコースに送り出すと、トップ以外の全車がピットインを終えた時点で3号車は7位まで浮上していた。今回、ミシュランタイヤでの初レースとなる高星だが、そのポテンシャルをしっかりと発揮させる走りを随所でみせる。52周目に6位へ浮上すると、67周目には5位。その後一旦6位に順位を戻すことになるが、前方は数台による接近戦になっており、再浮上のチャンスは十分に残されていた。そして75周目に再び5位復帰を果たすと、そのままチェッカーを受けた。新体制での3号車Zのデビュー戦はスタートから9ポジションアップという、素晴らしい結果で締めくくられた。

■千代 勝正コメント
「新しいチームの初陣として、先ずはしっかりとレースを戦えたことをポジティブに捉えています。後半の高星選手も長いスティントで頑張ってくれて、結果的に14位から9ポジションも上げることができました。彼にとってもミシュランタイヤでの初戦で多くのことを吸収してくれたと思います。また、同じニスモ陣営の23号車が表彰台を獲得したことも良かったです。強いレースができたと思いますし、チームの雰囲気もとても良いです。表彰台、そして優勝のチャンスは今後、必ず訪れると思います。引き続き、応援のほど、よろしくお願い致します。」


2021 SUPER GT Round 8 FUJI GT300KM RACE

2021 AUTOBACS SUPER GT Round 8
「FUJIMAKIGROUP FUJI GT 300km RACE」予選レポート

SUPER GT 2021 最終戦、3号車GT-Rは予選8位

11月27日(土) 天候:晴れ 路面:ドライ
■公式練習結果:13位 1'28.077(平手)
■公式予選結果:8位 1'26.820(平手)

SUPER GTは2021シーズン最終戦を富士スピードウェイで迎えた。この週末、富士スピードウェイは11月終盤ということで気温は低いながらも好天となった。午前9時からの公式練習では、3号車GT-Rはまず平手 晃平が走行しセットアップを確認、アジャスト後にドライバーを千代 勝正に代えてロングラン、最後の専有走行で予選アタックシミュレーションと、予定通りにメニューを消化していった。


GT500クラスの予選は15時03分にスタート。路面温度は13℃と低く、各マシンは開始からすぐにコースインし入念にタイヤを温め、終盤から本格的なアタックに入っていく。ミシュランタイヤユーザーの3号車GT-Rのアタッカーは千代が担当。B-Maxチームは温まりが早いミシュランタイヤの特性を最大限に活かす為、集団の最後に3号車をコースインさせた。クリアラップを連続して取れる絶妙のタイミングでのコースインであった。2周のタイヤウォームアップを経てアタックへと入る千代。自身でも今シーズン、ベストのアタックだったと振り返ったそのタイムは1分26秒513。6位で3戦ぶりのQ2進出を決めた。14年間SUPER GTに参戦したR35型GT-Rが富士で記録したタイムとしては歴代最速のタイムとなった。


Q1終了から約30分後に開始されたQ2は、路面温度がさらに下がったコンディションでスタートした。3号車GT-Rの平手は4周目にマークした1分26秒820がベストラップ周回となり、8位で予選を終えた。温まりが早いというタイヤ特性を活かし、決勝では序盤からの追い上げに期待がかかった。


■千代 勝正コメント
「今シーズン最後の予選でシーズンベストのアタックができて良かったです。チームがコースインさせてくれたタイミングが良く、前がクリアな状況でしっかりタイヤを温めることができたことも良かったです。明日も寒くなりそうですが、ウォームアップ性能が良いミシュランの強さを活かしてオープニングラップからポジションを上げていきたいと思います。クルマもさらに良い状態で決勝に臨めるようしっかり準備して、R35 GT-R GT500の最後のレースを完璧な形で走りきってシーズンを終えたいです」


2021 AUTOBACS SUPER GT Round8
「FUJIMAKIGROUP FUJI GT 300km RACE」決勝レポート

SUPER GT 2021 最終戦を3号車GT-Rは8位でフィニッシュ

11月28日(日) 天候:晴れ 路面:ドライ
■決勝結果:8位 1:48'38.624 66周(千代→平手)

日曜日も富士スピードウェイは朝から快晴となり、絶好のコンディションで13時00分、決勝レースがスタート。8番グリッドの3号車「CRAFTSPORTS MOTUL GT-R」は千代 勝正がスタートドライバーをつとめた。


レースはオープニングラップから上位グリッドにつけたタイトル候補の数台を中心に激しいバトルが繰り広げられた。そして後方から、その争いに名乗りを挙げようと近づいていくマシンが1台。それが3号車GT-Rだった。ミシュランのウォームアップ性能の高さを活かし、千代はスタート後の1コーナーから果敢にオーバーテイクを仕掛け、23、39、3号車が3ワイドで1コーナーを立上る。この攻防を制し39号車をかわすと、3周目には23号車をダンロップコーナーで鮮やかにオーバーテイクして6位へと順位を上げた。


7周目にセーフティーカーが入るなど、最終戦もレース序盤から荒れる展開となった。ここでチームは戦略を組みなおし、ミニマムピットインタイミングの翌周にピットインし、上位陣に対してアンダーカットを狙う作戦を採った。この作戦は成功し、最終戦でもB-Maxチームは迅速なピットワークで平手をコースに送り出す。後半を担う平手 晃平もアウトラップからタイヤ特性をいかんなく発揮する走りを見せ、一時は実質2位まで浮上。3号車GT-Rは表彰台が狙える位置まで一気に躍進を果たし、レース後半のさらなる活躍を期待させた。


ところが3号車GT-Rの勢いは続かず、ロングランとなる後半はタイヤマネージメントをしつつ、我慢のレースを強いられることになる。オーバーテイクしやすい富士スピードウェイは一方で、守るのも難しい。3号車GT-Rの順位は41周目には9位となっていたが、ラストで順位をひとつ戻し、8位で最終戦のチェッカーを受けた。2021年シーズンはドライバーズランキング10位(39ポイント)、チームランキング8位(58ポイント)で終えた。


■千代 勝正コメント
「今季最終戦のレースは現行のGT-Rで走る最後のレースでもあり、思いきり走りたいという気持ちがありました。そこでオーバーテイクを決めることもできました。今季はスタートドライバーを務めることが多かった中で、しっかりポジションを上げていくという役割を果たせて良かったと思います。チームもピットワークの速さを含め、すごく頑張ってくれてシーズンを通してベストな戦いができました。チャンピオンシップについては前半戦からコンスタントにポイントを重ねる事が出来ていましたが、SUGO、もてぎでポイントを獲れなかったことが大きく、タイトル争いに最後まで残れなかったのが残念でした。そこはまた来年、チャレンジできればと思います。今シーズンもご支援頂いたスポンサーの皆様、各サーキットやTV、SNSなどで応援して頂いたファンの皆様、たくさんのご声援を頂きまして、有難うございました。」


2021 SUPER GT Round 7 MOTEGI GT 300KM RACE

2021 AUTOBACS SUPER GT Round 7
「MOTEGI GT 300km RACE」予選レポート

SUPER GT 2021 第7戦、3号車GT-Rは予選13位

11月6日(土) 天候:晴れ 路面:ドライ
■公式練習結果:14位 1’37.879(千代)
■公式予選結果:13位 1'37.264(千代)

SUPER GT 2021シーズンはいよいよ残り2戦。ツインリンクもてぎで第7戦が行われた。今回はサクセスウエイトが半減となり、GT500クラスの15台はより拮抗した戦いを繰り広げることになる。マシントラブルに見舞われた第5戦以外はすべてポイント獲得と安定した強さをここまで発揮し続けてきた3号車「CRAFTSPORTS MOTUL GT-R」タイトルの可能性を残して最終戦へと繋ぐために、今回も何としてもポイントを獲得しなければならない。


この週末のもてぎは好天に恵まれ、11月らしからぬ暖かさに。このコンディションはどのチームにとっても想定外で、タイヤ選択を迷わせることになった。しかしながら、3号車GT-Rは午前中の公式練習にてタイヤ選択については満足な結果を得ることができた。だが、セットアップの方は難航していた。今季2度目のもてぎということで前回のもてぎ戦と近いイニシャルセットを持ち込んだが、ギアレシオの読みが外れたことで、ベストタイムは14位に留まった。セッション終了後、予選に向けてチームはギアレシオとセットアップの調整を行った。


午後2時53分、気温18℃、路面温度29℃のコンディションでGT500クラスの予選Q1がスタートした。3号車GT-Rのアタッカーは千代 勝正。開始から2分過ぎに1台がコースインしたのを皮切りに、残り14台もコースへと続く。千代は2周のウォーミングアップを行い、アタックへと入った。


公式練習の後に変更したギアレシオに好感触を得た千代は、自信を持ってアタックに挑んだ。アタック自体に大きなミスはなく1分37秒264をマークする。だが、タイミングモニターに表示された順位はQ2進出ギリギリの8位。この時点でまだラストアタックを残していたマシンが数台あった。その数台がアタックを終えると、3号車GT-Rの最終順位は13位となった。明日のレースを後方からスタートさせることになったが、前回は最後尾の15位から4位まで追い上げており、ロングランに強いミシュランタイヤを履いていることで、チームは上位フィニッシュへの希望を失っていなかった。


■千代 勝正コメント
「予選前に変更したギアレシオは正解で、セット全体としてもうまくアジャストできたと思ったのですが、僅差ながらQ2に進出できず残念な結果になりました。ここから決勝で戦略とチーム、ドライバーの力を駆使して順位を上げていくつもりです。もてぎで抜いていくのは確かに厳しいですが、ミシュランタイヤのウォームアップの良さを活かしてレース前半から積極的に勝負していきます」

2021 AUTOBACS SUPER GT Round 7
「MOTEGI GT 300km RACE」決勝レポート

SUPER GT 2021 第7戦、3号車GT-Rは14位完走

11月7日(日) 天候:晴れ 路面:ドライ
■決勝結果:14位 1:51'30.995 59周(千代→平手)

もてぎは日曜日も引き続き暖かな秋晴れとなり、気温19℃、路面温度29℃のドライコンディションで午後1時、第7戦のレースがスタートした。予選で13位となった3号車「CRAFTSPORTS MOTUL GT-R」は、上位の1台がペナルティを受けて降格したことでグリッド順がひとつ繰り上がり、12番手からスタートを切った。




3号車GT-Rのスタートドライバーは千代 勝正。ミシュランタイヤの温まりの良さを武器に千代は戦略通りにスタートから果敢に攻めていった。3コーナーで前のインを奪うと、外側にいたもう1台もまとめてオーバーテイク。さらに90°コーナーでも1台をオーバーテイクし、勝負どころのオープニングラップで3ポジションアップに成功した。


その後も4位から9位までがかなり接近していたことから、3号車GT-Rのチャンスは続いた。もてぎのコース特性上、決して簡単ではないが、それでも千代はチャンスを窺い続け、10周目には8位までポジションアップしていた。4位以下の混戦はまだ続いており、このままの状態が続けばコース上でたとえ抜けなかったとしても、ピット戦略で前に出られる可能性は十分にある。決勝で順位を上げていくというチームの思惑通りにレースは展開していた。


しかし、想定外の事態が発生する。3号車GT-Rが8位に浮上したその翌周、GT300 クラスのマシンがストップしフルコースイエローが出されたため、手順通りに千代は減速した。そこに後ろから9位の車両が追突してしまったのだ。3号車GT-Rはリアが大破したため緊急ピットイン。修復後コースに復帰したときはすでにGT500の集団からは4ラップダウンを喫しており、上位進出への権利を失っていた。



その後も3号車GT-Rは走り続け、34周目にピットインするとドライバーは平手 晃平へ。平手はポジションアップの叶わない状況ではあるが、チェッカーまで全力でプッシュを続け、14位でチェッカーを受けた。


■千代 勝正コメント
「クルマが壊れてポイント獲得の望みがなくなってからは、ひたすらチェッカーを目指すしかなかったです。このノーポイントはチームにとっては非常に痛い結果となってしまいました。今回、予選のパフォーマンスは低かったと思いますが、決勝では戦える速さが充分ありました。実際に序盤に順位も上げることが出来ましたし、あのままピットインもうまく行って後半も同じようなペースで走ることができていれば、最低でも5位までは行けていたと思います。失ったものは大きかったです。これでシーズンは最終戦を残すのみとなりましたが、最後は気持ちよく終われるように頑張ります」


千代 勝正

レーシングドライバー千代勝正です。 2020年シーズンは#3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-RでSUPER GT GT500クラスに参戦します。 応援宜しくお願い致します!

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