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California 8 hours

2019 INTERCONTINENTAL GT CHALLENGE Round2
「CALIFORNIA 8 HOURS」予選レポート

IGTC第2戦、35号車が予選2位を獲得!

3月29日(金) 天候:晴れ 路面:ドライ
■フリー走行結果:9位:1'24.720(バートン)
■公式予選結果:2位 1'23.342(バンコム)

2月に開幕したインターコンチネンタルGTチャレンジが、アメリカのラグナセカで2戦目を迎えた。35号車KCMGチームのドライバーラインナップは千代勝正とジョシュ・バートン、そして今回はスーパーGTのテストとスケジュールが重なった松田次生に代わりアレックス・バンコムが参戦。バンコムは2015年、千代とともにブランパン耐久シリーズでチャンピオンを獲得した実力者で、強力布陣は変わらずとなる。そのチームのポテンシャルは、予選で早くも発揮された。


フリープラクティスではバートンがクラッシュした影響から5周のみしか走行できず、セットアップを煮詰めるどころかダメージを残すという状況で予選に挑んだ35号車だったが、その逆境をものともせずQ1から順調だった。今回の予選方式は3人のドライバーがQ1、Q2、Q3でそれぞれアタックし、ベストタイムの平均でトップ10シュートアウト進出および11位以下のグリッド順が決まるというもの。3度の予選中に給油ができないルールにつき、燃料が最も重い状態のQ1では3人中最も体重の軽い千代がアタックに挑むことになった。15分のセッションの終盤、千代はその期待に見事応えラストアタックで1'24.167をマークし、まずは6位につけた。


Q1を走った千代のフィードバックを頼りにマシンをアジャストしたことで、35号車はさらにそこから調子を上げた。Q2にはバンコムが出走し1'23.693で5番手に順位を上げると、Q3のバートンは1'23.926とタイムを伸ばすことができず9位に後退するも、なんとかトップ10シュートアウトに進出を果たす。そして、このトップ10シュートアウトで35号車は再び躍進する。アタックに挑むのはQ2で好タイムをマークしたバンコム。バンコムは4周目に1'23.342とこの日のベストタイムをマークすると、これがトップとわずか0.186秒差の2位に。35号車は明日の決勝でフロントローという、開幕2戦目にして初優勝の期待を大きく膨らませる絶好のポジションからスタートすることになった。


■千代勝正コメント
「朝のコンディションが悪い中Q1で良いアタックができ、まずは6番手から予選スタート。そして、その際のクルマの状況をチームに伝えアジャストしたことが奏功し、3人ともにトップ10内で通過することができ、シュートアウトでのアレックスの素晴らしいアタックに繋げることができました。今日の予選2番手は、3人のドライバーとチームが良い仕事をした結果だと思います。明日のレースはスピードには自信があるもののコース特性としてタイヤに非常に厳しく、セッティングもそこを重要視させなければならず簡単に勝てるレースにはならないと思いますが、しっかりとトラブルなく走り切り、上位でフィニッシュしてみせます」


2019 INTERCONTINENTAL GT CHALLENGE Round2
「CALIFORNIA 8 HOURS」決勝レポート

カリフォルニア8時間決勝、35号車は中盤のトラブルで12位

■3月30日(土) 天候:晴れ 路面:ドライ
■決勝結果:12位 (315周)8:02'23.226(バンコム、バートン、千代)

インターコンチネンタルGTチャレンジ第2戦「カリフォルニア8時間」決勝は午前8時半、気温11.6℃、路面温度13.9℃というコンディションでスタート。フロントロー2番手の35号車KCMGチームはアレックス・バンコムをスタートドライバーにジョシュ・バートン、千代勝正の順のルーティンで挑んだ。


長いレースの序盤の主役は35号車だった。フロントローのアウト側から好スタートを決めトップに浮上した35号車はそのままアンドレッティヘアピンをクリアすると、その後も2位以下に対しマージンをキープしながら順調に走行。58分間の第1スティントを終え予定通り、最初のルーティンピットインを行う。ところが、ここでピット作業に手間取ってしまい最低ピットストップタイムの100秒に対し、+18秒と大幅にオーバー。4位に後退を余儀なくされた。


だが、まだレースは1/8程しか経過しておらず、このレースのカギを握るタイヤマネージメントを徹底し安定したペースを維持することができれば、再浮上は十分可能だった。第2スティントを担当するバートンのペースはスティント後半になるにつれ鈍り始め、さらに7位まで順位を落とし第3スティントの千代へとバトンタッチすることになったが、その千代が挽回の兆しを見せる。実質8位でコースに復帰することになった35号車はその後、徐々に7位との差を詰めていった。そしてコース上のバトルでは決着がつかず、チームはアンダーカットを画策。これが見事に的中し、3度目のピットイン後7位へ復帰を果たす。この時点でレースはまだ約半分残っており、さらなる浮上が期待された。


ところが、この第4スティントでバンコムがマシンの異常を察知。バイブレーションを訴えたことでイレギュラーピットインし緊急措置を施したものの、その後もペースは伸びずポジションは逆にダウン。この時、35号車はフロアパネルにダメージを負っており、エアロバランスが崩れてパフォーマンスが低下していた。このダメージを完全に修復できないまま走り続けることになった35号車は完走こそ果たせたものの、最終的にトップからは12周遅れの12位で8時間のレースをフィニッシュすることになった。


■千代勝正コメント
「KCMGチーム、そしてアレックスとジョシュが多大なる努力をしてくれたことにまずは感謝したいと思います。チーム、クルマ、そしてドライバー全員が週末を通して好調を維持し、フロントローを獲得してレースでもスタートでトップに立つことができましたが、残念ながらメカニカルトラブルにより優勝のチャンスを失ってしまいました。チーム全員にとって非常に残念な結果となりましたが、決してあきらめず次戦のスパ24時間では再び上位で戦えるよう努力していきます」


LIQUI-MOLY BATHURST 12 HOUR

2019 INTERCONTINENTAL GT CHALLENGE Round 1
「LIQUI-MOLY BATHURST 12 HOUR」予選レポート

開幕戦のバサースト12時間、35号車は予選16位

2月2日(土) 天候:晴れ 路面:ドライ
■公式予選結果:16位 2'02.9522(バードン)

今季、再び海外へと戦いの場を移すことになった千代 勝正。インターコンチネンタルGTチャレンジが早くも2月に開幕した。2016年に発足した同カテゴリーは、世界3大耐久レースのひとつであるスパ24時間や8月の鈴鹿10時間を含む全5戦で争われる。千代 勝正はKCMGから35号車GT-Rを駆り松田次生、ジョシュ・バードンとともに参戦。開幕戦となるオーストラリアのマウント・パノラマ・サーキットで行われるバサースト12時間に挑んだ。この大会は2015年に千代が日本人として初優勝を飾っている大会であり、コースの約半周に及ぶストレート区間はGT-Rに優位であることから、上位争いの期待が高まった。

このシリーズに参戦するにあたり、チームはリハーサルを兼ねて1月のドバイ24時間にも出場。そこではいくつかのトラブルが発生することになったが、その後約2週間という限られた時間の中で原因を追求し、改善を図るなどの準備をしてきた。そして最初のフリープラクティスを2位と好発進した35号車は、その後も順調にセットアップを進めていった。


この大会の予選方式は各チームひとりのドライバーがアタックを行い、ベストタイム順で上位10台に入ればさらに、1周のスーパーラップで争われるトップ10シュートアウトに進出できる。35号車は、フリープラクティスでの周回数が最も多く、調子も良かったバードンがアタックに挑むことになった。そして1セット目のアタックから順調にタイムを更新していったバードンは30分間のセッションの中で燃料が軽くなった終盤に照準を合わせ、2セット目のニュータイヤで2分02秒台に入れる2'02.9522をマーク。トップとコンマ5秒差につける健闘を見せる。


ところが、この予選は上位18位までが1秒差内という超接近戦となり、35号車は16位で残念ながらトップ10シュートアウトへの進出は果たせなかった。明日の決勝は16番手からのスタートとなるが、長いストレート区間を有するコースレイアウトはGT-Rに有利であり、そして千代の優勝経験は決勝での上位進出を大いに期待させるものである。


■千代 勝正コメント
「正直なところ一発のタイムに関しては他のメーカーに対しての優位性はありませんでした。しかしながら、決勝では走る距離も長い上にトラフィックやSCカーも多く入るので、上位浮上のチャンスは十分ある為、予選はそれほど重視していませんでした。その中でミスなくタイムを上げていったジョシュは、良く頑張ってくれたと思います。できるだけ前からスタートできる事に越したことはありませんが、16番手は上位進出に向けて十分想定内のポジション。明日はここから徐々に順位を上げていって、最後はもちろん上位でフィニッシュするつもりです。」


2019 INTERCONTINENTAL GT CHALLENGE Round1
「LIQUI-MOLY BATHURST 12 HOUR」決勝レポート

バサースト12時間決勝、35号車は15位フィニッシュもファステストラップを記録

■2月3日(日) 天候:晴れ 路面:ドライ
■決勝結果:15位 (301周)12:03'03.2655(千代、松田、バードン)

バサースト12時間は現地時刻で午前5時45にスタートする。レース序盤は周囲がまだ暗い中で争われるのがひとつの特徴だ。しかしながらその状況でのリハーサルは事前になく、スタートドライバーの経験の有無は重要なファクターとなる。35号車はこのレースの経験が豊富な千代 勝正がスタートドライバーを務めることになった。



千代はいきなり、その期待通りの活躍を見せる。スタートでうまくポジショニングできたことで、オープニングラップで早くも3台をかわすと、その後も決勝レースに強いGT-Rのポテンシャルをフルに活かし、攻めのレースを展開。約1時間に及んだファーストスティントで、35号車は12位まで順位を上げることに成功した。


そして第2スティントも続けて千代に委ねた35号車は、その約30分後に入ったセーフティカーのタイミングで2度目のピットインを敢行。これは戦略として意図的に行ったもので、奏功することになる。代わった松田 次生も速いペースでラップを刻み続け、数台をオーバーテイクした結果、一時トップに浮上する躍進ぶりを見せた。


スタートから4時間が経過し、ドライバーは予定通り松田からジョシュ・バードンに交代。このスティントもしばらくは順調なペースで走行し、上位を維持していた。ところがここで、35号車は思わぬトラブルに見舞われてしまう。


ジョシュに交代してから約40分後、順調に走行を続けていた35号車は突然、1コーナー先でストップし、エンジンがシャットダウンしてしまう。ジョシュの懸命なリカバリーにより、なんとか息を吹き返した35号車はピットに戻ることはできたものの、その後も同じトラブルが再発し、ガレージイン。最終的にトラブル箇所であるスロットルセンサーを交換することに。この作業中に35号車はトップから11周遅れという大きなタイムロスを喫することになる。復活した35号車は25位まで後退したが、再び序盤の速さを取り戻し、トップグループと遜色のないペースを刻み続けて追い上げていく。しかしながら11周の遅れは致命的であり、15位まで浮上したところでチェッカーフラッグを受けた。


レースは残り30分の時点でセーフティカーが入り、ラストは接近した上位8台による壮絶なスプリントレースとなった。もし35号車が先述のトラブルに遭うことがなければ、この集団で優勝争いを繰り広げていた可能性は十分にあった。その時間帯にファステストラップをマークしたことが何よりそれを証明するものであり、非常に惜しまれる結果となった。


■千代 勝正コメント
「バサーストでのレースはこれまで5回経験がありますが、スタートドライバーは実は初めて。マウントパノラマを夜明けの美しい日の出の景観の中、走るのはとても特別でした。ドバイに続き、トラブルが起きてしまった事は非常に残念ですが、前を向いてチームとニスモで協力し、次戦に向けてしっかり改善を図っていきたいと思います。上位への挽回こそ叶いませんでしたが、修復後もドライバーは3人ともにトップを上回るほどのペースで走ることができ、今後に向け自信がついたのも確かです。2015年のブランパン耐久以来の世界チャンピオンを目指し、残り4戦も頑張ります。」


2018 SUPER GT Rd.8 MOTEGI

2018 AUTOBACS SUPER GT Round 8
「MOTEGI GT 250km RACE GRAND FINAL 」予選レポート

スーパーGT 2018 最終戦、3号車は予選8位に

11月10日(土) 天候:晴れ 路面:ドライ
■公式練習結果:11位 1’37.927(千代)
■公式予選結果:8位 1’37.154(本山)

3号車「CRAFTSPORTS MOTUL GT-R」のGT500クラス参戦初年度となるスーパーGT 2018シーズンが、ツインリンクもてぎで最終戦を迎えた。ここまでの最高位は7位だが時折トップにも迫る速さを見せてきただけに、最後はその速さに相応しい結果を残したいところだ。午前中に行われた公式練習で比較的高いポテンシャルを見せたのが3号車だった。前日の雨が残りウェットコンディションでスタートしたセッションは、中盤になるとドライへと回復。ここから午後の予選に向けて行ったセットアップは順調だった。専有走行時間帯に千代 勝正が行ったアタックシミュレーションの結果は11位に終わったものの、チームはQ2進出可能な手ごたえを感じていた。


この時期としては異例ともいえる陽気に包まれたもてぎだったが、午後になると冷たい風が吹き、午前と比べ路面温度はやや下がることになった。そんな中、午後2時20分にGT500クラスの予選Q1がスタート。Q1を担当する千代は残り8分となったところでコースインすると、2周のウォームアップ周回を経てアタックを開始する。そしてマシンの仕上がりに好感触を持っていた千代は1’36.913と1分36秒台をマークし、6位に浮上。その後、ライバル数台が最後にベストを更新してくる中でなんとか8位に残ることに成功。3号車は日産勢で唯一、Q2に駒を進めた。


その後、GT300クラスのQ2を挟み午後3時03分、GT500クラスのQ2がスタートした。3号車は開始から3分後、本山哲を乗せ8台の先頭を切ってコースに入っていった。そしてQ1と同じルーティンで2周のウォームアップを済ませると3周目にアタック。公式練習でニュータイヤでのリハーサルを行っていない本山にはぶっつけ本番に等しいアタックだったが、無難に1周をまとめると1’37.154で7位。ラストアタックで1台に逆転を許し結果的に8位で終えることになるも、目標の表彰台が現実に捉えられるスタートポジションを手にした。


■千代勝正コメント
「ここ数戦は不調に悩まされていて、チーム全員でいろんな改善点を探っているものの、正直まだ苦しい状況が続いています。その中で、ひとつの目標として予選でQ2に進むというのがありました。今日それが果たせたことはひとつの成果であり、チームが頑張った証だと思います。クルマの状態としてもかなり良くなっていて、乗りやすい方向に向かっていると思います。決勝を重視したタイヤを選んでいるので、明日は8番手からどんどんプッシュしていって、シーズン最後のレースはなんとか表彰台で終えたいと思います」


2018 AUTOBACS SUPER GT Round 8
「MOTEGI GT 250km RACE GRAND FINAL 」決勝レポート

スーパーGT 2018 最終戦、3号車は9位フィニッシュ

11月11日(日) 天候:晴れ 路面:ドライ
■決勝結果:9位(53周)1h31’50.055(千代→本山)

この日のもてぎは朝から雲ひとつない青空が広がり、シーズンファイナルを飾るにふさわしい絶好のコンディションとなった。好天に誘われるようにサーキットに集まった3 万7千人の大観衆が見守る中、午後1時30分に最終決戦の火蓋が切られた。


8番手スタートの3号車「CRAFTSPORTS MOTUL GT-R」は、千代 勝正がスタートドライバー。オーバーテイクポイントがほぼないコースレイアウトである反面レース距離は250kmと通常より短く、ピット戦略に幅が持てることで、ポジションアップに期待がかかる。千代はスタート後、オープニングラップでタイヤが温まりきっていなかったことから一旦は順位を落とすも、2周目にはスタートポジションの8位へ復帰。その後は安定したペースをキープしながら順位浮上を窺っていく。ラップペース差から7位浮上の可能性も充分あったが、オーバーテイクの難しいもてぎのコースでさらにGT300クラスの混走となれば、チャンスはなかなか訪れず、8位キープのまま20周を消化する。


上位数台が比較的接近していたことからアンダーカットを狙うために各マシンの動き出しは早く、20周目以降ピットは慌ただしくなった。そんな中、ペースが安定していた3号車はピットインを引っ張る作戦に出る。ところが、これは裏目となった。26周目にピットインした3号車は数周前にピットインしニュータイヤでプッシュしたマシン4台に先行されることになり、12位で第2スティントをスタートさせることになった。


本山 哲がドライブする3号車のペースは上位に匹敵するものだった。だが屈指のレース巧者である本山をもってしてもコース上でのオーバーテイクは難しく、膠着状態が続くことに。3号車が順位を上げたのは48周目のことだった。前2台が接触し、そのうちの1台がコースアウトを喫したことで11位に浮上すると、さらにもう1台にドライブスルーペナルティが課せられ50周目には10位と、ようやくポイント圏内に復帰する。その後、ファイナルラップに車両トラブルでスローダウンした1台をかわしてチェッカーを受けた。3号車は9位で最終戦を終えることになった。


■千代勝正コメント
「チームの努力が実り、ここ数戦と比較するとクルマの調子はかなり良かったと思います。ペースも良く、安定していたことでピットインを引っ張る作戦に出ましたが、先にピットインしてニュータイヤでプッシュした他車はさらに大きくペースを上げていたようでアンダーカットを許し、順位を落としてしまったのは残念でした。今シーズンは最終戦でようやく色々な積み重ねが形になったものの、シーズン途中では原因不明の不調に陥ったり、思うようにいかない不運もあったりで、厳しいシーズンとなりました。来年はシーズンを通して上位で戦えるようにしっかりと準備して臨みたいと思います。今シーズンもご支援頂きましたスポンサー様をはじめ、1年間共に戦ってくれたチーム、全ての関係者とファンの皆様に感謝致します。 応援有難うございました。」


2018 SUPER FORMULA Round 7 SUZUKA

2018 全日本スーパーフォーミュラ選手権 第7戦 鈴鹿 予選レポート
□日付:2018年10月27日(土)□天候:晴れ

予選は18位に沈むも決勝での巻き返しを誓う


初日の金曜日からチームは順調なスタートを切った。開幕戦でのデータをもとに、その後の5戦で積み重ねたものをすべて費やした持ち込みセットアップは、まずまずの手ごたえ。千代は専有走行で10位と中団につけ、戦える感触を手にする。

明けて土曜日。午前中のフリー走行時はまだ前夜の雨が残っていたが、予選開始の12時35分を迎える頃にはほぼドライに回復。路面温度25°Cのコンデイションで、Q1がスタートした。他のマシンと同様、開始からすぐにコースインした千代は1周のウォームアップを経て、アタック開始。このアタックはセクター2まで1 分38秒台も見えるかという快調なペースだったが、その直後にピットレーンで火災を起こしたマシンが出て赤旗となり、アタックを断念。火災はオイルリークが原因であった為、清掃作業が入り、リスタートは15分後となった。リスタート後、千代は先ほどのアタック時と同じタイヤでもう一度コースインすると、まずは1分40秒262をマーク。 この時点での順位は9位でQ2進出の権利を得ていた。
だがやはり、勝負はセッション終盤となる。残り6分となったあたりで各マシンは2セット目のタイヤで再びアタック。ここから大幅にタイムを伸ばしていく。千代も2セット目のタイヤに替えて、最後のワンアタックに賭けた。しかし、その最も重要なラップの2コーナーでシフトダウンがうまくいかずタイムロス。その後、盛り返すもこのタイムロスをカバーしきれず、タイムは1分39秒717に留まってしまう。Q1通過ラインに0.238秒届かず、50号車は今季最後の予選を18位で終えることになった。


□千代 勝正コメント
『最後のアタックでは2コーナーで4速に落としたはずが、うまくシフトが反応せず、5速のままであった為に加速が鈍くなってしまいました。おそらくコンマ3秒くらいはロスしていたと思います。 今回の調子であればQ1は突破は確実と思っていたので、残念な結果になりました。今回、クルマは大きく進歩していて、金曜のフリー走行もセクター1とセクター2は上位と変わらないペースで走れていました。セクター3にはまだ課題が残りましたが、これまでよりも上位との差は確実に縮まっている手応えを感じています。明日は今季最後のレース。後方スタートとなりますが、できる限り追い上げて今季を 締めくくりたいと思います。』


2018 全日本スーパーフォーミュラ選手権 第7戦 鈴鹿 決勝レポート
□日付:2018年10月28日(日)□天候:晴れ

今季ベストレースは10位でフィニッシュ

鈴鹿サーキットは前日に続き、朝から雲ひとつない晴天に恵まれた。今季最終戦に相応しい絶好のコンディションで午後2時15分、レースがスタートした。
午前中のフリー走行では11位と前日の調子を維持していた50号車だが、スタートポジションは18番手。ラバーの乗らないイン側からのスタートとなり、上位進出は極めて難しい状況であった。ところが、このスタートで鮮やかなダッシュを見せた千代はアウト側にポジションをとると、ソフトタイヤスタートの利点を生かし1、2コーナーのみならずS字区間でも攻め続け、オープニングラップを13位と、5つのジャンプアップに成功する。3周目には1コーナーで18号車を鮮やかにオーバーテイク。12位へと浮上する。その後も比較的良い感触を持っていたソフトタイヤの第1スティントでは常に前のクルマよりも速いペースで追い上げるという、これまでの戦いにはなかった展開を見せた。



6周目から他車はルーティンのピットインが始まり、50号車は一時、3位まで浮上する。その後、ソフトタイヤ勢で最も遅い24周目にピットインをし、12位でコースへ復帰。ミディアムタイヤをつけた第2スティントでも、安定したペースで走り続けた。レースは終盤になるとトラブルで戦列を離れるマシンが出始め、34周目に11位に浮上すると翌周には10位へ。いよいよ50号車初のシングルフィニッシュが目前に迫る。そして次のターゲットとなる9位の5号車を徐々に追い詰めると、コンマ5秒差に迫った残り5周から千代は果敢なバトルを展開。0.404秒差まで迫ったが、50号車は参戦以来最高位となる10位フィニッシュでチーム2年目のファイナルを飾った。


□千代 勝正コメント
『スタートも良かったですが、ソフトタイヤのグリップダウンが少なく、単独走行のペースも良かった事で戦略に幅が出ました。コース上でのオーバーテイクも上手く決める事が出来ました。ピットイン後のアウトラップで迫ってきた後続を抑えきれていれば9位だったので、そこは残念でしたが、シーズンの最後にようやくレースらしいレースができ、SUPER FORMULAを戦う権利を得ることができた感じがしました。1年間、チームと共に頑張ってきた成果が出せて本当に良かったです。なかなか成績が芳しくない状況が続いている中でも常にご支援して頂いたスポンサーの皆様、そして、熱く応援し続けて頂いたファンの皆様、1年間有難うございました』


2018 SUPER GT Rd.7 AUTOPOLIS

2018 AUTOBACS SUPER GT Round 7
「AUTOPOLIS GT 300km RACE 」予選レポート

スーパーGT2018第7 戦、3号車は予選15位
10月20日(土) 天候:晴れ 路面:ドライ
■公式練習結果:12位 1’34.249(千代)
■公式予選結果:15位 1’34.695(千代)

SUPER GT 2018シーズンは残り2戦。第7戦が九州のオートポリスで行われた。3号車「CRAFTSPORTS MOTUL GT-R」のここまでの戦績は最高位が開幕戦と第3戦の7位と、都度見せる速さに対し物足りなさは否めない。第7戦はウェイトハンデが軽減されランキング上位に対するアドバンテージは少なくなるが、それでも今季初表彰台の期待はやまない。ところが最初の公式セッションとなる午前中の公式練習はニッサン勢揃って不振に陥り、専有走行で千代 勝正がマークした1分34秒259のベストタイムは12位に留まった。厳しい週末のスタートとなった。


午後2時50分から予定されていたGT500クラスの予選Q1は、GT300クラスのQ1で赤旗が出た影響から4分遅れでスタート。午後から日差しが強まったことで路面温度は34℃と、公式練習とは大きく異なったコンディションの下で各マシンは予選アタックに挑んだ。15分間のセッションの中、残り6分となった時点で1台が動き出すと、ほかの14台も一斉にコースインし、アタック合戦の火ぶたが切られた。


3号車のQ1は千代が担当し、予定通り2周のウォームアップランの後、アタック開始。1周目は1分34秒695で4番手。翌2周目のアタックでは、さらなるタイムアップが見込めるはずだった。しかし、1コーナーで千代はタイヤをロックさせてしまう。その影響でタイヤのパフォーマンスは落ち、ベスト更新はならず。3号車は最終的に15位となり、Q2進出はならなかった。


■千代 勝正コメント
「アタック2周目の1コーナーでフロントタイヤをロックさせてしまったことで、パフォーマンスを最大に引き出せず非常に悔しい結果となりました。ミスが無くても状況から見てQ2進出は厳しかったかもしれませんが、その状況の中でミスをしてしまった事が本当に悔やまれます。その分、明日のレースでは少しでも挽回できるように頑張りたいと思います」


2018 AUTOBACS SUPER GT Round7
「AUTOPOLIS GT 300km RACE 」決勝レポート

スーパーGT2018第7戦決勝、3号車は13位フィニッシュ
10月21日(日) 天候:晴れ 路面:ドライ
■決勝結果:13位(65周)1h57’20.421(本山 → 千代)

前夜から早朝にかけてはかなり冷え込んでいたオートポリスだが、雲ひとつない晴天が徐々に路面温度を上昇させ、気温17℃に対して路面温度は36℃という、この時期らしからぬコンデイションとなった午後2時に65周のレースがスタートした。

第1スティントを担当する本山 哲を乗せた3号車「CRAFTSPORTS MOTUL GT-R」は最後尾の15番グリッドからスタートすると、オープニングラップから反撃を開始。まずはここで14位に浮上する。そして8周目に再び後退するも14周目にはまた14位に復帰と、タイヤマネジメントを意識しつつ本山は粘りの走りを見せる。16周目には13位と着実に順位を上げていった。



その後、20周目にスタジアムセクションでコースアウトして動けなくなったGT300のマシンを排除するためにセーフティカーが入る。これで前との差は一気に縮まり、13位につけていた3号車にもポイント獲得の目が出てくる。レースは25周目から再開。レース周回の1/3を過ぎていたことで、このタイミングで多くのマシンがピットインへと向かった。3号車はリスタート後にコースアウトを喫した際にタイヤを傷めていたことから、26周目にピットイン。ポイント圏内への浮上は第2スティントの千代に託された。


39周のロングスティントとなった千代は、ライバルたちとの戦いに加え、燃費およびタイヤのデグラデーションとも戦わなければならなかった。このため、スティント序盤から果敢なプッシュはできず、我慢の走りを強いられる。そんな中でもレースペースは良く、一時15位まで落ちた3号車は59周目には13位まで浮上。先行する12号車の背後に迫るが、残り10周で燃費セーブの指示が飛ぶ。そのまま3号車は13位でチェッカーを受けた。


■千代 勝正コメント
「第2スティントはロングスティントになり、タイヤマネジメントをしながら前に追いつくというのが自分へのテーマでした。前に徐々に近づくことができていたので、ペースは悪くなかったと思います。ところが、残り10周を切ったあたりで燃料をセーブするためにペースを落とさざるを得なくなりました。攻められる状況であれば、良いバトルが出来ていたはずなので、最後まで戦えなかった事は残念でした。でも、これも現状の中でチームとしてベストを尽くした結果です。今年は成績がパッとせず正直、このままでは終われません。最終戦こそ良い結果が得られるように頑張りたいと思います。」


千代 勝正

レーシングドライバー千代勝正です。 2018年シーズンは#3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-RでSUPER GT GT500クラスに参戦します。 応援宜しくお願い致します!

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