REPORT

Japansese / English

2022 AUTOBACS SUPER GT Rd.7 AUTOPOLIS GT 300KM RACE

2022 AUTOBACS SUPER GT Round 7
「FAV HOTEL AUTOPOLIS GT 300km RACE」予選レポート

SUPER GT 2022第7戦、3号車Zは予選13位

10月1日(土) 天候:晴れ 路面:ドライ
■公式練習結果:12位 1'35.351(高星)
■公式予選結果:13位 1'33.443(高星)

SUPER GT 2022年シリーズはいよいよ大詰め。九州のオートポリスでセミファイナルラウンドの第7戦を迎えた。今回、ファンが最も注目するのがタイトル争いの動向。チャンピオン候補が絞られてくる中、その筆頭にいるのが3号車「CRAFTSPORTS MOTUL Z」だ。サクセスウェイトは今回から半減されて幾分戦いやすい状況ではあるが、ライバルたちのマークは厳しくなる。それは千代 勝正、高星 明誠ともに経験したことのない状況だが「とにかく1ポイントでも多く積み重ねて最終戦に繋ぐ」と目標をシンプルに掲げ、まずは土曜日朝の公式練習に挑んだ。



この週末は晴天が続くという予報は当たり、秋晴れの下で公式練習はスタート。まずは高星のドライブで持ち込みセットアップの確認とタイヤ比較を行った後、ドライバーを千代に代えてロングランを実施。3号車Zはここまで順調にメニューをこなしていた。だが専有走行の時間帯になり千代が予選シミュレーションに入った時、思わぬトラブルが発生。ドライバー名や順位を表示するLEDボードの配線がショートして車内に煙が出たため、車両をコース脇に停めた。このトラブルによりQ1を担当する予定だった千代がニュータイヤでの走行を行っていないことから急遽、高星にその役目は委ねられることになった。


晴天が続くオートポリスは午後になると暑さが増し、気温25℃、路面温度39℃というコンディションで午後3時33分、GT500クラスの予選Q1がスタート。3分を経過したあたりから各マシンがコースインしていく。高星がドライブする3号車Zも集団の最後の方でコースインすると、計測2周目にアタックを開始。ミスの無いアタックで3号車Zは1分33秒443をマークした。その時点で10位だった順位は全マシンがアタックを終えた後、最終的に13位となった。明日の決勝は後方からの追い上げとなる。


■千代 勝正コメント
「トラブルでQ1ドライバーが変更というイレギュラーがありましたが、そこはチームのフレキシブルな判断だったと思います。路面コンディションが良くなかったことで、予選順位については想定内です。去年のオートポリスでは15位スタートから4位まで浮上することができていますし、今回も順位はレースで動くと思うので、それほど心配はしていません。明日、レースをどう組み立てていくかの方が重要だと思います。燃料リストリクターの制限を受けていて厳しいバトルになるとは思いますが、バトルについても今季はこれまで良い結果が多いので、自信はあります。気温がどうなるのかもカギになりそうですが、そこはミシュランタイヤを信じています。まずは自分たちのやるべき仕事をしっかりとやることに集中していきます」




2022 AUTOBACS SUPER GT Round 7
「FAV HOTEL AUTOPOLIS GT 300km RACE」決勝レポート

SUPER GT 2022 第7戦、3号車Zは7位入賞でランキングトップをキープ

10月2日(日) 天候:晴れ 路面:ドライ
■決勝結果:7位 1h54'33.974 65周(千代→高星)

日曜日もオートポリスの上空には朝から青空が広がり、レース開始の午後2時35分時点の気温は25℃、路面温度は43℃。前日の予選よりも暑いコンディションで65周のレースがスタートした。

スタートから序盤は全体的にあまり順位が変動しない静かな展開だったが、その中で際立ってアグレッシブに動いていたのが3号車「CRAFTSPORTS MOTUL Z」だった。スタートドライバーの千代 勝正は燃料リストリクター制限の影響でストレートでのトップスピードの伸びに苦戦しながらも、ミシュランタイヤの温まりの良さとポジショニングの上手さで1コーナーで1台、その先でさらに1台。1周目に早くも2台をパスすると。3周目にも順位を上げて早くもポイント圏内の10位に到達する。だが快進撃はここまで。以降も順位を上げていけるだけのペースは十分持っていたが、9位のマシンの執拗なブロックの前になかなか突破口が開けず、しばらく足踏みが続いた。



そうしたもどかしい状況が10周以上続き、22周目のミニマムピットインタイミングが訪れた。そして、ここで数台がピットインしたが、3号車Zはピットアウト時の位置など様々なことをシミュレーションした結果、ステイアウトを選択して2周後の24周目にピットイン。後半スティントを担当する高星 明誠へマシンを託す。高星のアウトラップが速かったこともあり、全マシンがピットインを終えた42周目には9位へと浮上していた。



3号車Zのペースは終盤になっても衰えず、なおも攻め続けた。46周目に上位1台がトラブルに見舞われたことで8位に浮上すると、7位にも追いつきオーバーテイクに成功。7位でフィニッシュし、4ポイントを積み重ねた。この結果、ランキングトップを維持したまま最終決戦を迎えることになった。


■千代 勝正コメント
「3周目までは順調だったのですが、その後に9位の車両に詰まってしまったのが痛かった。オーバーテイクポイントは1コーナーか第2ヘアピン。そこで相手の方が伸びるため、前になかなか出ることができず、かといってチャンピオンがかかっているので無理もできないという難しい状況が自分も高星選手も長く続いていました。タイヤのパフォーマンスは良かったのですが、燃リスの影響で終始厳しいレースになりました。でも、その中で4ポイント獲得する事ができ、ランキングトップのままで、点差もそれほどつめられなかったのは運が良かったと思います。僅差で争うライバルが1台増えて最終戦では全く気を抜くことができなくなりましたが、もてぎでもZは速いと思います。あとは短い期間でのタイヤ開発がカギを握ることになりそうです。最終戦の目標はポール・トゥ・ウィン。ライバルを寄せつけない強さでチャンピオンを決めたいと思います。」


2022 SUPER GT Round 6 SUGO GT300 KM RACE

2022 AUTOBACS SUPER GT Round 6
「SUGO GT 300km RACE」予選レポート

SUPER GT 2022第6戦予選、3号車Zは11位

9月17日(土) 天候:曇り 路面:ドライ
■公式練習結果:15位 1'11.764(高星)
■公式予選結果:11位 1'10.584(高星)

SUPER GT 2022年シリーズ第6戦が宮城県のスポーツランドSUGOで開催された。この第6戦は、現在トップと10.5ポイント差の3位とチャンピオンを狙える位置にいる3号車「CRAFTSPORTS MOTUL Z」にとっては非常に重要な一戦。サクセスウェイトの差が最も大きな戦いゆえランキング上位が優勝にからむのは難しいが、ポイントは何としても獲得しておきたいところだ。最終的にタイトル争いが接戦になった場合、今回の獲得ポイントがカギを握る可能性は大いに考えられる。


土曜午前の公式練習ではまず千代 勝正がドライブし、持ち込みセットアップとタイヤをチェック。ドライバーを高星 明誠に変えてロングランを実施、専有走行の時間帯では予選シミュレーションを実施した。予定していたメニューは順調に進んだが、ベストタイムはクラス最後尾の15位であった。前戦よりもさらに厳しい戦いを予感させた。


この日のSUGOは午後には晴れ間が出てきたものの、予選が開始される午後3時頃には少し冷たい風が吹きはじめ、路面温度はそれほど高くないコンディションでまずはQ1が行われた。2分を経過したあたりから各マシンはコースインを始めると2周のウォーミングアップ後、本格的なアタックを開始。3号車Zは高星がQ1アタックに挑んだ。


トラフィックを避けるために早めにコースインした3号車Zは15台中、最初にアタックを敢行。ミスのない、クルマのポテンシャルを最大限に引き出した走りで1分10秒584の好タイムをマークする。しかし、ハンデの軽いライバルたちが3号車のタイムを次々と上回っていく。3号車Zは最終的に11位で予選を終えて、明日の決勝グリッドが決定した。


■千代 勝正コメント
「SUGOはレースが荒れることが多く、予選はできるだけ前に行っておきたいと考えていました。厳しいことは分かりつつも、なんとかQ2進出をという気持ちで挑んだ予選でしたが、やはり厳しかったですね。Q2進出まであとコンマ2秒だったのですが、そのコンマ2秒が大きいのが今のSUPER GT。クルマのセットアップは予選に向けてうまく進んでいたと思います。高星選手もベストなアタックをしてくれて、タイムも想定していたレベルでした。でも周りが想定していたよりも速かった。明日のレースはポイント圏外からのスタートになりますが、ドライバーの走りと戦略そしてピット作業、チームのすべてを駆使してひとつでも前のポジションでゴールしたいと思います」


022 AUTOBACS SUPER GT Round 6
「SUGO GT 300km RACE」決勝レポート

SUPER GT 2022 第6戦、3号車Zが今季2勝目を挙げてランキングトップへ

9月18日(日) 天候:曇り/雨 路面:ドライ / ウェット / ドライ
■決勝結果:1位 1h58'41.824 84周(千代→高星)

日曜日のSUGOは、午前中こそ快晴だったものの午後になると上空を雲が覆いはじめ、ウオームアップ走行終了の午後1時頃から微量の雨がポツポツと降り始める。しかし本格的な雨には至らず午後2時に84周のレースが開始。GT500クラスの15台は全車スリックタイヤを履いてスタートした。

抜きにくいSUGOのコースレイアウトゆえスタートではそれほど順位変動がなかった中、千代 勝正がスタートドライバーをつとめる3号車「CRAFTSPORTS MOTUL Z」はこれまでのレースと同じくオープニングラップでのポジションアップに成功し、11番手から早くもポイント圏内の10位に浮上していた。しかし以降は前に接近するもチャンスはなかなか訪れず、そこからしばらく膠着状態が続いた。


10周目を過ぎた頃から、本格的に雨が降り出す。路面がドライからウェットに変わった16周目を境に各車、続々とレインタイヤに交換するためにピットイン。
3号車もこのタイミングでピットイン、スリックタイヤからレインタイヤに交換した。同じくミシュランタイヤを履く23号車はステイアウトを選択。ニスモチームの2台は戦略を分ける形となったが、23号車はFCYが導入される直前のタイミングでピットインに成功し、レインタイヤに交換し3番手でコースに復帰する。その後、シーズン開幕前のテストにてライバル勢に対してアドバンテージを示していたミシュラン製ウェットタイヤはレースにおいてもその性能を発揮し、オーバーテイクを繰り返していく。28周目には1位に23号車、2位に3号車とニスモワンツー体制の構築に成功した。



レースは中盤に入り、34周目から各マシンはルーティンのピットインを行う。雨脚は弱まってきているが、この時点ではまだ路面はウェット。15台中14台が44周目までにルーティンピットインを行い、すべてウェットタイヤで後半をスタートさせる。45周目、SPコーナーでGT300クラスの車両がスピンをしてストップ。これによるSCが出るかもしれないと判断したチームはこの時、バックストレートを走行していた千代にピットインの無線を飛ばす。ところが、スピンしたGT300車両は素早くコースに復帰した為、SCは出ずにレースが続行される。ピットインに備えて最終コーナーを旋回中の千代に再びチームから無線が飛ぶ。「STAY!STAY!!」この周回でのピットインは行わず、一人のドライバーが走れる規定周回数ギリギリまで引っ張る作戦に変更したのだ。3号車は55周目まで引っ張ってピットイン。徐々に乾き始めていた路面を見て、ドライタイヤを履かせて高星 明誠をコースへと送りだした。



その後、走行ラインは完全に乾きウェットタイヤの14台は3度目のピットインを余儀なくされた。既に先ほどのピットインでドライタイヤを履いていた3号車はこれでトップに浮上し、さらに2位に20秒以上の大量リードを得ることとなった。高星はレースペースをコントロールし、終盤再び雨が強くなる場面でも慎重な走りに徹してトップをキープしたままチェッカーを受けた。3号車Zは今季2勝目を挙げてランキングトップに返り咲いた。





■千代 勝正コメント
「今日は予選後にコメントしたとおり、チーム、タイヤ、ドライバー、ストラテジーと総力を駆使して勝利を引き寄せる事ができました。引っ張ってドライタイヤに替えた2度目のピットインについてはピットインする10周以上前から無線で入念にやり取りをした中で、チームが周りの状況をしっかりと確認した上で冷静な判断をしてくれました。昨日の時点では優勝まではもちろん考えていなくて良い意味での予想外でしたが、ランキングトップに立ったからにはもちろんチャンピオンを意識して、残り2戦を戦いたいと思います。次のオートポリスは去年も良いレースができているので、さらにリードを広げられるように集中してしっかり準備をしてチームとともに全力で頑張ります。雨の中、応援していただいた皆さん、ありがとうございました」


2022 SUPER GT Rd.5 SUZUKA GT450 KM RACE

2022 AUTOBACS SUPER GT Round 5
「FUJIMAKI GROUP SUZUKA GT 450km RACE」予選レポート

SUPER GT 2022第5戦、3号車Zは予選9位

8月27日(土) 天候:曇り 路面:ドライ
■公式練習結果:4位 1'46.843(千代)
■公式予選結果:9位 1'46.008(千代)

SUPER GT 2022年シーズンは後半戦に入り、鈴鹿サーキットで第5戦を迎えた。鈴鹿は第3戦で3号車「CRAFTSPORTS MOTUL Z」が念願の初優勝を飾った舞台だ。今回は52kgのサクセスウェイトが課せられるが、夏の鈴鹿とミシュランタイヤとの相性の良さもあって期待は十分。再びランキングトップを奪回するために上位フィニッシュでのポイント獲得を目指す。


午前中の公式練習では高星 明誠がドライブし、タイヤ及びセットアップの確認を行った後、ドライバーを千代 勝正に変えてロングランと専有走行での予選シミュレーションを行った。ベストタイムは4位でロングランのペースも悪くはなく、ウェイトと燃料リストリクターのハンデを抱えていても、十分に戦える感触を持った。


GT500クラスの予選Q1は、定刻から20分遅れの午後3時53分に開始。各チームはさらに気温が上がると予想される明日のレースを見据えて、それぞれの戦略の上で選択したタイヤで予選に挑んだ。開始から2分が経過したあたりでGT500クラスの15台が順にコースイン。その多くが2周のタイヤウォーミングアップ後にアタックする作戦で、セッション終盤になり戦いはヒートアップする。3号車は今回、千代がQ1のアタックを担当。同じく計測3周目でアタックする作戦だ、コースインすると2周の間タイヤを入念に温め、前後の間合いを図りアタックラップに入った。


千代の渾身のアタックが叩き出したタイムは1分46秒008を計測し、3号車は8位に浮上。ギリギリQ2進出を果たしたかに見えた。しかし、チェッカー後にアタックした1台がわずか0.15秒程上回り、3号車はその直後9位へと後退。明日のレースは9番グリッドからのスタートとなった。


■千代 勝正コメント
「今回、予選でQ1を突破できるかどうかは非常に大事なラインでしたが、ギリギリで逃してしまいました。夕方になって路面温度が下がっていたことで、タイヤをゆっくり温めて3周目にアタックするプランでしたが、タイヤのピーク的には2周目に行った方が良かったのかもしれません。僅差でQ2を逃してしまい、悔しい予選になりました。今回、燃料リストリクターのハンデは確かに効いていますが、それでもクルマはポイントを狙える状態にあると思います。また明日は450 kmの長いレースということで、うまく戦略を練ってコース上でドライバーが最善を尽くせば表彰台の可能性もあると考えています。少しでも多くのポイントを獲得できるよう頑張ります」


2022 AUTOBACS SUPER GT Round 5
「FUJIMAKI GROUP SUZUKA GT 450km RACE」決勝レポート

SUPER GT 2022第5戦、3号車Zは4位フィニッシュ

8月28日(日) 天候:晴れ 路面:ドライ
■決勝結果:4位 2:35'47.596 77周(千代→千代→高星)

この日の鈴鹿は朝から晴天となったものの気温は午後になっても思ったほど上昇せず、気温28℃、路面温度39℃のコンディションで午後2時30分、450kmのレースがスタートした。


GT500クラスは序盤、トップ3の順位は変らなかったが中団では激しいポジション争いが繰り広げられた。中でも躍動していたのが3号車「CRAFTSPORTS MOTUL Z」で、スタートドライバーの千代 勝正はタイヤの温まりが早いミシュランタイヤのメリットを活かし、9番手から1周目にシケインで1台、その勢いのまま2周目の1コーナーでアウトからもう1台をオーバーテイクし、早くも7位へ。さらに9周目には6位に浮上した。



4位以下は接近しており、この序盤は一気にジャンプアップするチャンスだと思われた。ところが15周目あたりから3号車のタイヤは急にグリップダウンし、そこからは劣勢に。チームはこれを見て作戦を変更した。そして予定より早めの19周目にピットインを行うと給油とタイヤ交換を済ませ、第2スティントも千代が続けてコースへ。今度はタイヤをなるべくセーブして順位をキープし、長いレースの中で突破口を見出そうとした。


第2スティントでは均等割りの2/3にあたる周回までなるべく引っ張りたいところだったが、3号車はやはり早めのピットインを余儀なくされた。だが、それが功を奏することになる。45周目にピットインし、ドライバーは高星 明誠に交代。その直後の50周目にGT300クラスのマシンがクラッシュしたことでセーフティカーが入り、8位まで後退していた順位はまだ2回目のピットインを行っていないマシンを逆転し6位へ。さらに、5位に接近することにも成功した。


高星はそこから着実に順位を上げていった。タイヤに不安はまだあったが、セーフティカーラン5周に加え、その後FCY周回もあったことからタイヤのパフォーマンスは終盤まで衰えず、70周目には前のクルマがドライブスルーペナルティを受けたことで5位へ。そこからさらに、残り4周となったところで1台をオーバーテイクすることに成功。惜しくも表彰台には届かなかったが、3号車はスタートから5ポジションアップの4位でフィニッシュすることに成功。残り3戦に逆転タイトルの望みをつないだ。


■千代 勝正コメント
「周りのクルマよりも早くタイヤが温められたので、序盤のうちにポジションを上げようと果敢にオーバーテイクに挑んだ結果、そこで6位まで順位を上げられたのは良かったです。その後も前が接近していたのでチャンスはありましたが、急にグリップダウンが起こり、かなり早めのタイミングでピットインすることに。第2スティントは、タイヤセーブを優先せざるを得ませんでした。2回目のピットは当初、もっと引っ張ろうと考えていましたが、逆にあのタイミングだったことが奏功しました。表彰台には届きませんでしたが、今回の状況を考えれば4位は上出来だと思います。まだレースは残り3戦ありますし、逆転でタイトル獲得のチャンスも十分あると思います。次のSUGOまでに今日起きたことの原因をしっかり分析して改善を進め、SUGOとその次のオートポリスは大事なレースになると思うので、好成績を残せるように頑張ります。」


2022 SUPER GT Rd.4 FUJI GT100LAP RACE

2022 AUTOBACS SUPER GT Round 4
「FUJIMAKI GROUP FUJI GT 100Lap RACE」予選レポート

SUPER GT 2022 第4戦、3号車Zは予選14位

8月6日(火) 天候:曇り 路面:ドライ
■公式練習結果:12位 1'28.414(高星)
■公式予選結果:14位 1'27.924(高星)

第3戦から約2ヵ月のインターバルを経て、SUPER GT今季第4戦が開催。第3戦で初優勝を挙げた3号車「CRAFTSPORTS MOTUL Z」は、その余韻に浸ることなく新たな目標を定め、富士スピードウェイに乗り込んだ。富士では第2戦でトップ争いを演じる速さを見せているが、その時と今回とでは状況は異なる。ランキングトップタイに浮上し52kgと最も重いウェイトを積んだ上に、燃料リストリクターの縮小というハンデを抱える3号車Zがタイトル獲得に向けて、ここでどんな戦いを見せるのかが大いに注目された。


全国的に猛暑に見舞われた前週から一転し、この週末の富士は8月初旬らしからぬ低い気温となった。土曜午前中の公式練習は気温21℃、路面温度25℃という想定外のコンディションでスタート。午後からの予選と明日の決勝での気温、路面温度の上昇を見据えながらタイヤ選択とマシンセットアップを進めていく。

今回のレースはシリーズ最長距離の4.563km×100周ということで、3号車Zは決勝でのパフォーマンスを重視したタイヤを選び、その中でひとつでも上のグリッドを獲得すべく午後3時35分からの公式予選に挑んだ。気温は22℃と午後になってもあまり上昇せず、各チームは頭を悩ませた。3号車Zは高星 明誠が予選Q1のアタッカーをつとめた。

Q1では15台すべてがセッション開始と同時にコースに入り、アウトラップ後2-3周じっくりとタイヤを温めチェッカーをはさんだラスト1-2周でアタックを行った。高星もアウトラップ後3周をウオームアップに使い、4周目に最初のアタック。ここでマークした1分27秒924はタイミングモニター上で一瞬Q2進出圏内浮上となったが、ライバルたちがその後、次々と上回りQ2進出圏外の14位へ。上位1台がグリッド降格ペナルティを受けるため、3号車Zは13番グリッドから明日のレースをスタートさせることになった。


■千代 勝正コメント
「明日は気温が上がると予想して選んだタイヤで高星選手が頑張ってくれましたが、周りのタイムが思っていたよりも速く、一発のタイムでは勝負できなかった感じですね。ウェイトも重いという状況はあったにしろ、このタイムで良かったのかどうかは明日になってみなければわかりません。でも、チームとしても2ヵ月のインターバル間に様々な部分を見直し、今日も100分の何秒かをつめるために細かい部分までかなりアジャストを重ねて戦えるクルマをつくってきました。450km超の長いレースをしっかりと戦うことに頭を切り替えて、少しでもポイントを積み重ねられるよう、またチャンスがくればそれを決して逃さないよう準備したいと思います。1回勝ったことで気持ちに余裕が出てきているのか、チームみんなが落ち着いて仕事をしているので明日は良いレースができると思います」

2022 AUTOBACS SUPER GT Round 4
「FUJIMAKI GROUP FUJI GT 100Lap RACE」決勝レポート

SUPER GT 2022 第4戦、3号車Zは12位フィニッシュ

8月7日(日) 天候:晴れ 路面:ドライ
■決勝結果:12位 2:34'36.296 98周(千代→高星→高星)

決勝日を迎えた富士スピードウェイは前日とは異なり朝から晴れてはいたものの、気温は例年のこの時期ほどまでには至らず。さらに決勝前のウォーミングアップ走行後、にわか雨が降ったことで、スタートを前に路面は微妙な状況となった。このためレースは安全確認のためにフォーメーションラップが1周追加され、99周で争われることになった。


3号車「CRAFTSPORTS MOTUL Z」のスタートドライバー千代 は1周目、1コーナー先で1台、最終コーナーで1台に先行を許し13位スタートから最下位に後退するも、焦りはなかった。タイヤが温まると徐々に前に近づき、7周目にひとつ挽回。序盤は上位とのタイム差があまり開かなかったため、さらなる挽回の余地は十分残されていた。


レースは約1/3を消化した。各マシンの次なる順位浮上の戦略はピットイン。ペースが戻った後も3号車Zは燃料リストリクターのハンデにより直線スピードが上がらず、後半の上りセクションで前につめてストレートで勝負するという富士では定石のオーバーテイクができないでいた。したがって勝負どころはやはりピットイン。千代はピットストップタイムをなるべく短縮させる為に燃費走行に徹し、チームの指示を待った。
そして33周目に3号車は1回目のピットイン。ドライバーを高星 明誠に変え、コースに復帰する。ところが順位は変わらず14位のまま。ピット作業に問題はなかったものの、ここで順位を上げることは叶わなかった。


高星の2スティント目は14位のままほぼ単独走行となるが、上位1台にマシントラブルが発生したことで3号車Zの順位は43周目に13位へ。72周目に2度目のピットに入ると、ドライバーは高星のままラストスティントに入る。そして97周目にまた上位1台がトラブルに見舞われ12位へ。翌98周目にチェッカーを受けた。結果的に3号車Zはノーポイントでこのレースを終え、ランキングは3位に後退。鈴鹿での第5戦で再びランキングトップ浮上に挑む。


■千代 勝正コメント
「もっと高い気温を予想して選んだタイヤだったためウォームアップに苦戦し、タイヤが温まって前に追いついてからは、今度は燃料リストリクターによるパワーダウンが響いてオーバーテイクが難しい状況でした。同じ富士でもトップを争った第2戦のときとは状況が大きく異なっていました。ピットインも前との差があまりないときであれば順位を上げる作戦として有効ですが、前とは離れてしまっていたので、そこでも順位を上げることはできませんでした。第2スティント以降もタイヤの種類を変えてペースが少し上がったものの、順位浮上までには至りませんでした。ノーポイントは痛かったですが、次戦の鈴鹿は前回優勝しているコースということで気持ちをしっかりと切り替えて、今回の分までポイントを獲得できるよう頑張ります」


2022 SUPER GT Round 3 SUZUKA GT300 KM RACE

2022 AUTOBACS SUPER GT Round 3
「たかのこのホテル SUZUKA GT 300km RACE」予選レポート

SUPER GT 2022 第3戦、3号車Zは予選3位

5月28日(火) 天候:晴れ 路面:ドライ
■公式練習結果:4位 1'46.150(千代)
■公式予選結果:3位 1'44.425(高星)

富士スピードウェイでの第2戦から今回の鈴鹿サーキットで行われる第3戦までの3週間という短いインターバルは3号車「CRAFTSPORTS MOTUL Z」にとって、他チーム以上に短いインターバルだった。前戦の大クラッシュでドライバーの高星 明誠に怪我がなかったのは幸いだったが、マシンの方はそうはいかず、チームはスペアパーツを使い、一からマシンを組み上げなければならなかった。したがって土曜日の公式練習は持ち込みから予選、決勝に向けセットアップを進めるという通常のルーティンではなく、シェイクダウンから始めなければならないハンデを背負うことになった。


そのマシンに最初に乗った千代勝正の感触は予想以上のものだったが、初期トラブルが発生したことから修復のために時間が割かれ、予定していたメニューを消化する事が出来なかった。さらに、いつも以上に必要だった高星の練習走行も不十分となってしまった。今回ばかりは、開幕2戦のような上位での戦いは難しいと思われた。


ところが3号車Zは、まるで あの第2戦が幻だったかのような戦いぶりを予選で見せた。5月とは思えないほどの暑いコンディションとなった中、午後3時28分から開始された予選Q1で千代は2分を過ぎたあたりでコースインすると、アウトラップと1周のウォーミングアップを経てアタック。最初にアタックしたライバルのタイムから上位は44秒台後半で争われると予想された中、いきなりコースレコードを上回る1分44秒230という驚異的なタイムを叩き出した。このタイムはその後、最後まで破られないばかりか、2位でさえコンマ6秒落ちのタイムをマークするのがやっと。ここで戦前の予想は一転。3号車Zはポールポジション筆頭候補へと躍り出ることになった。


Q2を担当する高星は公式練習でマシンの状態を把握することができていなかったが、千代の走りを見てマシンバランスもタイヤも、非常に良い状況であることを確信。リハーサル不足ながらも自信を持ってアタックに臨んだ。そしてQ1と同じルーティンのウォームアップ後、アタックラップに入ると、予想していたよりもはるかに高いポテンシャルを3号車Zに感じ、タイムは1分44秒425に留まるが、それでもトップに立ち、ライバルたちのラストアタックを待った。その結果、2台が上回るタイムを叩き出し、3号車Zは3位で予選を終了。ポールこそならなかったものの、優勝を争った第2戦と同じ3番グリッドを獲得し、第2戦で逃した優勝への期待を膨らませた。


■千代 勝正コメント
「公式練習では小さなトラブルや赤旗もあり、セットアップが思うように進められず、高星選手の走行機会も削られてしまったのは不運でしたが、その中で考えられるベストなセットアップをして、今日のコンディションに強いミシュランタイヤを信じてQ1に挑んだ結果、鈴鹿では今までで最も良いアタックができたと思います。高星選手は練習走行で予選シミュレーションが出来ない状態でのアタックでしたが、それでも3番手を獲得してくれました。明日は昨年、優勝一歩手前の2位まで上がった時と同じく暑くなりそうな予報ですし、3番手からレースができるというのは、ベストに近い状況です。あとはドライバーが走りで結果を出すだけです」


2022 AUTOBACS SUPER GT Round 3
「たかのこのホテル SUZUKA GT 300km RACE」決勝レポート

SUPER GT 2022 第3戦、3号車Zが完璧なレースで優勝を果たす

5月29日(日) 天候:晴れ 路面:ドライ
■決勝結果:1位 1:55'50.895 52周(千代→高星)

決勝日の鈴鹿は朝から雲ひとつない天気となり、暑さは前日よりも増した。気温30℃、路面温度50℃は、真夏並みの過酷なコンディション。だがその暑さはイコール、ミシュランタイヤの強みは発揮できる暑さでもあり、大きな武器ともなる。その通りに決勝前のウォームアップ走行で3号車「 CRAFTSPORTS MOTUL Z」は最速を記録し、レースでもスタートから驚異的な速さを見せた。

スタートドライバーをつとめる千代勝正はタイヤの温まりが早いミシュランタイヤの強みを活かし、3番手スタートから1-2周が最大のチャンスと考えていた。そしてスタートダッシュに成功し1コーナーの先で2位に浮上すると、すぐにトップにも近づき、後半セクションの抜きどころである130Rでなんなくオーバーテイク。プラン通りにトップに浮上し、なおもリードを広げていった。2周目に1台がトラブルでストップしフルコースイエローが出されるが影響は特になく、リスタート後も3号車の快進撃は続いた。






11周目に再びコース上でアクシデントが起こり、今度はFCYからセーフティカー導入となった。3号車Zが築いてきた2位との約3秒のギャップはここで一旦リセット。しかしリスタート後も速さは変わることなく、トップをキープしたままレースはピットインが行なわれる中盤を迎える。GT500クラスのピットインミニマム周回は18周目からで、3号車Zも周りの動きとトラフィックの状況を見て22周目にピットイン。第2スティント担当の高星明誠を乗せた3号車Zはトップのままコースに復帰すると、前半同様のペースで2位とのギャップを広げ始めた。



30周目あたりで2位に20秒近いギャップを築いていたことで、3号車の優勝の可能性はかなり色濃くなっていた。それは大きなマージンがあったというだけでなく、タイヤをセーブしながらも2位以下のどのマシンよりも速いペースを維持していたからだ。そして、その後39周目に2度目のセーフティカーが出されることになりマージンは再びゼロになってしまうが、44周目のリスタートでも危なげなくトップをキープ。残り9周の間も2位とのギャップを広げ続け、3号車Zはそのままトップでチェッカー。新型Zにとっての、そしてGT500クラスでの千代と高星にとっての、メモリアルな初優勝を達成した。






■千代 勝正コメント
「スタートからの1、2周をチャンスだとは捉えていて、スタートで2位に浮上した後、トップとはシケインで勝負になると思っていましたが、Zのストレートの伸びが良く130Rで前に出られたのは予想以上の展開でした。後半はSCでギャップがなくなってしまいましたが、今回のミシュランタイヤのウォームアップ性能があれば、アクシデントさえなければ高星選手がトップをキープしてチェッカーを受けてくれると信じていました。この5年間、勝てそうで勝てないレースを何度も経験してきましたが、今回は本当にチームが素晴らしく、クルマもタイヤも戦略もピットワークも、全てが噛み合っていました。前戦で大きなアクシデントがあってから激動の3週間だったので、気合も入っていましたし、これまで僕を信じてご支援し続けて頂いたスポンサーの皆様とファンの皆様にようやくGT500クラス優勝という報告をお届けすることができて良かったです。そして次の目標、チャンピオンへ向けて、さらに頑張りたいと思います。」


千代 勝正

レーシングドライバー千代勝正です。 2020年シーズンは#3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-RでSUPER GT GT500クラスに参戦します。 応援宜しくお願い致します!

1

SUN MON TUE WED THU FRI SAT
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31