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2020 SUPER GT Round 4 MOTEGI GT 300KM RACE

2020 AUTOBACS SUPER GT Round 4
「FUJIMAKI MOTEGI GT 300km RACE」予選レポート

スーパーGT第4戦、3号車GT-Rは予選10位

9月12日(土) 天候:曇り 路面:ウェット/ドライ
■公式練習結果:10位:1'38.600(平手)
■公式予選結果:10位 1'39.620(千代)

2020シーズン第4戦の舞台はツインリンクもてぎ。ここ数シーズンは11月開催の最終戦の舞台として定着しているコースだ。今回は9月開催となり、例年とはコンディションが全く異なる上にレース距離も昨年の最終戦より50km長い300km。さらに最終戦にはないウェイトハンデもあるという未知の戦い。午前中の公式練習でセッティングやタイヤのデータをいかに収集し、クルマを仕上げられるかが大きなカギを握ると考えられた。


雨は公式練習後も降ったりやんだりを繰り返したが、路面は午後3時11分の予選開始時は概ね乾いていた。雨は微妙に降っておりドライかウェットかタイヤ選択に悩んだ末、ほとんどのマシンがドライタイヤで10分間のQ1に挑んだ。今回は千代 勝正がQ1を担当。硬めのタイヤチョイスによるウォームアップにかかる周回数と雨がこの後強くなる可能性を考え、開始と同時にコースインした。


硬めのタイヤチョイスにより、ウォームアップに時間を要する為、アタックラップは4周目以降となった。4周目のアタックを完了した時点では、まだQ1通過ライン外であった。勝負は5周目。チェッカー間際にコントロールラインを通過すると千代はラストアタックに挑んだ。

そのラストアタックで3号車GT-Rは大きくタイムアップすることに成功し、7位に浮上。これでQ2進出というチームの目標は果たされたと思われた。ところが、この周に90度コーナーでコースオフしたマシンがあったため黄旗が出ていた。したがって千代のラストアタックのタイムは抹消となり、4周目のタイムが採用。速さがありながらも3号車GT-RはQ2に進めず、翌日の決勝は10番手からのスタートとなった。

■千代勝正コメント
「ここ2戦の課題が予選順位ということで、2機目のエンジンを投入した今回はなんとしても予選でQ2に行きレースで表彰台圏内まで浮上するという目標をチームとして掲げていました。ハーフウェットの路面状況でタイヤのウォームアップに苦労しましたが、最後はうまくラップをまとめることができました。しかし黄旗により結果は10位。抜きにくいもてぎでは予選順が特に重要なだけに残念です。明日はとにかく、自分たちのレースをするしかないです。戦略を工夫し、SC等のアクシデントにもうまく対応して、できるだけ順位を上げてフィニッシュできるよう頑張ります」


2020 AUTOBACS SUPER GT Round4
「FUJIMAKI MOTEGI GT 300km RACE」決勝レポート

スーパーGT第4戦、3号車GT-Rは7位で開幕戦から4戦連続ポイント獲得

■9月13日(日) 天候:曇り 路面:ドライ
■決勝結果:7位 (63周)2:03’39.288(平手→千代)

前日に続き、この日も朝からもてぎの上空は不穏な雲に覆われた。しかし雨が降り出すには至らず、ドライコンディションの下で午後1時に第4戦決勝のフォーメーションラップがスタートした。レースは序盤から荒れ、10周目にまずGT300の多重クラッシュが発生。ここでセーフティカーが導入され、15周目に再開する。そんな中で3号車「CRAFTSPORTS MOTUL GT-R」のスタートドライバー平手 晃平は、スタートで前車が遅れたことに巻き添えを食う形で2つ順位を落とすが、その後は集団にぴったりと着く形でレースを進めていく。


チームは前半をミニマムの周回数に留めてアンダーカットで順位を上げるという戦略を採っていた。そして予定通りに26周を終えたところでピットインすると、ドライバーを千代 勝正に交代。だがアンダーカットは成功せず、3号車GT-Rは逆に順位を14位に下げ第2スティントをスタートさせることになった。

この展開はオーバーテイクの難しいもてぎでは万事休すだとも思われた。ところが、ここから千代の走りが3号車GT-Rを順位挽回へと導くことになる。平手から路面状況についてのアドバイスを受けた千代はこれに従いつつプッシュを開始。ピットアウトの際は離れていた前の集団に追いつくと、果敢にオーバーテイクを仕掛けていく。8号車と24号車が接触により後退し、12位に上がると35周目に11位、38周目に10位、40周目には9位へポジションアップ。もてぎとは思えないレース展開を見せた。


レースはこの後、44周目に前の2台が接触し2度目のセーフティカーが導入される。ここで1台が脱落し、3号車GT-Rは8位へ。タイヤの温まりに時間を要する3号車GT-Rにとってはリスタート後がネックだったが、千代はここを踏ん張り8位をキープするとタイヤに熱が入ってからは再びプッシュに転じ、53周目にヘアピンで36号車をオーバーテイク。その後もプッシュし続け、63周のレースを7位でフィニッシュした。これで開幕から4戦連続でポイントを獲得し、3号車GT-Rはタイトル戦線に生き残れるポジションを維持して後半戦へと向かうことになった。

■千代勝正コメント
「大変なレースでしたが、一方で“『戦えた』という感触があったレースでもありました。予選Q1でのタイム抹消が大きな要因となりましたが、レースでは前半の平手選手がマシンを綺麗な状態で渡してくれたことで、後半はリスクを負って攻めて行くことができました。後半戦では早い段階で、予選Q1を突破して上位グリッドからスタートし、優勝争いをしなければならないと思います。次の富士と鈴鹿では大量得点を獲ってタイトル争いに浮上できるよう頑張ります」


2020 SUPER GT Round 3 SUZUKA GT 300KM RACE

2020 AUTOBACS SUPER GT Round 3
「FUJIMAKI SUZUKA GT 300km RACE」予選レポート

SUPER GT第3戦、3号車GT-Rは予選10位

8月22日(土) 天候:晴れ 路面:ドライ
■公式練習結果:14位:1'49.181(平手)
■公式予選結果:10位 1'47.631(平手)

富士スピードウェイで行われた第2戦から2週間のインターバルを経て、舞台は鈴鹿へと移動。SUPER GT 2020シーズンは第3戦を迎えた。予選ではやや苦戦も決勝では粘り強さを見せ、ここまで3号車「CRAFTSPORTS MOTUL GT-R」は開幕から2戦連続入賞を果たしている。だが、タイトルを争うためにはシーズンのどこかで大量ポイントの獲得が必須。コーナリングスピードが持ち味の3号車にとって、今回の鈴鹿はそのチャンスだった。


だが、最初の公式セッションとなるこの日の午前中の公式練習で3号車GT-Rは下位にに沈んでしまう。予定外のエンジン系の調整に追われ、セットアップメニューがスムーズに進まず、ロングランペースはまずまずも予選を前にショートランに課題を残すことになった。


午後3時の予選スタート時の路面温度は51℃と想定以上に上昇した。10分間の予選Q1で開始から約2分後と、早めの動き出しを見せた中の1台が平手を乗せた3号車GT-R。平手は2周のウォーミングアップを終え3周目にアタック、1'47.631をマークするも僅差ながらQ2進出ラインには届かず。3号車GT-Rは明日のレースを10番手からスタートさせることが決まった。午前中のフリー走行でのロングランが安定していた事から、前戦同様、決勝での追い上げに期待がかかる。

■千代 勝正コメント
「公式練習の際に予定外のエンジン調整に時間を費やさなければならなくなり、予選を想定したショートランでのシミュレーションが十分にできなかったことが予選結果に響いてしまったのだと思います。しかしレースペースの方は手ごたえがあり、明日も前戦同様レースの中で順位を上げていき、前戦以上のポイントが獲れるようにドライバー、チーム一丸となって挑みたいと思います」


2020 AUTOBACS SUPER GT Round 3
「FUJIMAKI SUZUKA GT 300km RACE」決勝レポート

SUPER GT第3戦、3号車GT-Rは6位で3戦連続ポイント獲得

■8月23日(日) 天候:晴れ 路面:ドライ
■決勝結果:6位 (52周)1:59’04.647(平手→千代)

この日も鈴鹿は真夏の暑さに見舞われ、気温は32℃、路面温度は50℃近くまで達した。52周で争われる決勝は、午後1時にスタート。レースはオープニングラップから各ポジションで激しい競り合いとなり、後方のGT300クラスで接触した1台がクラッシュ。早速セーフティカーが入るという波乱の幕開けとなった。

10番手からスタートした3号車「CRAFTSPORTS MOTUL GT-R」のスタートドライバーは平手 晃平。セーフティカーラン中に前の1台がリタイアしたことで5周目のリスタートを9位で迎えると、その後しばらくは順位をキープする。だが15周目からは混戦の中で思うようにペースが上げられず、3号車GT-Rは12位で周回を重ねていく。


この序盤の混戦状況は織り込み済みで、レース前から早めのピットインでアンダーカットを狙うプランをチームは考えていた。3号車は22周目にピットインを敢行。前戦同様の迅速なピットワークでチームは後半スティント担当の千代 勝正をコースに送り出すと、千代もこれに応えるかのような力強いプッシュをアウトラップから見せる。全マシンがピットインを終えた27周目、3号車GT-Rは2台のアンダーカット成功に加え1台をオーバーテイクしたことで8位に浮上していた。


ここから先も3号車GT-Rは終始攻めのレースを展開する。前の1台がリタイアしたことにより36周目に7位へと浮上を果たすと、その後は6位狙いの接近戦へ。そして長いバトルは49周目に決着。ライバルが犯したシケインでのわずかなミスを千代は逃さずオーバーテイクに挑み、見事6位浮上を果たす。さらに残り3周も千代は5位浮上を狙い続け最終ラップのシケインでオーバーテイクのチャンスを掴むが、これは惜しくも叶わず。それでも3号車GT-Rは今季最高位の6位で第3戦のチェッカーを受け、開幕から3戦連続ポイント獲得を果たした。


■千代 勝正コメント
「昨日の公式練習でのロングランが良かったので、レースペースには自信を持っていました。これまでの2戦と同様にチームのピットワークが速かったことで、順位を上げることができ、タイヤの状況も良くて攻め続けることができました。6位は今日の流れを考えるとベストな結果だと思います。今回は同じ日産勢の23号車が予選2位から優勝という完璧な戦いをしたので、自分たちも次戦以降、23号車以上の戦いができるように頑張ります。たくさんの応援ありがとうございました。」


2020 SUPER GT Round 2 FUJI GT 300KM RACE

2020 AUTOBACS SUPER GT Round 2
「たかのこのホテル FUJI GT 300km RACE」予選レポート

SUPER GT第2戦、3号車GT-Rは12番グリッド獲得

8月8日(土) 天候:曇り 路面:ドライ
■公式練習結果:5位:1'28.771(平手)
■公式予選結果:12位 1'28.168(平手)

新型コロナウイルスの影響で変則スケジュールとなったSUPER GT 2020シーズン。第2戦の舞台は開幕戦と同じく富士スピードウェイ。その開幕戦で7位とまずまずのシーズンスタートを切った3号車「CRAFTSPORTS MOTUL GT-R」が今回目指すのは、開幕戦より上位でフィニッシュすることだ。午前中に行われた公式練習ではニュータイヤで走行した平手 晃平が5位のタイムを記録し、ロングランを担当した千代 勝正のペースも安定。走り出しは前戦以上に順調だった。


この日の天気は曇りだったが雨の心配はなく、ドライコンディションで午後3時より10分間の予選Q1がスタート。各チームが動き出したのは、開始から2分を過ぎたあたりからだった。3号車GT-RのQ1を担当する平手も予選セッション開始から2分過ぎにコースイン。2周をかけてタイヤのウォーミングアップを行い、3周目にアタックを行った。翌周も続けてアタックに挑むもベストタイムは1'28.168に留まり、惜しくもコンマ2秒差でQ2に進むことはできなかった。明日のレースは12番グリッドからスタートすることになった。


■千代勝正コメント
「公式練習のときは前戦よりも上位との差がつまった感じでしたが、予選本番になると周りが予想以上に速く厳しかったですね。でも練習走行で実施した決勝を想定してのロングランのペースは安定していて、周りと比べてラップタイムも良かったので、明日のレースに向けては確かな手ごたえを感じています。12番手からのスタートになりますが、ひとつでも多くポイントを獲得できるよう頑張ります」

2020 AUTOBACS SUPER GT Round 2
「たかのこのホテル FUJI GT 300km RACE」決勝レポート

スーパーGT第2戦、3号車GT-Rは8位でフィニッシュ。2戦連続ポイント獲得。

■8月9日(日) 天候:曇り 路面:ドライ
■決勝結果:8位 (66周)1:42’25.335(平手→千代)

SUPER GT 2020 第2戦の舞台、富士スピードウェイは前日からさらに暑さが増し、路面温度40℃を超える真夏のコンディション。午後1時、66周に渡る熱戦の火ぶたが切られた。12番グリッドの3号車「CRAFTSPORTS MOTUL GT-R」は、平手 晃平がスタートドライバーをつとめた。


平手はオープニングラップで2つポジションをダウンするが、周回を重ねてタイヤに熱が入ると徐々にペースを向上させ、13周目にひとつ順位を戻す。
反撃は後半スティントを担当する千代 勝正に託された。


その期待通りに3号車GT-Rは、ピットインを皮切りに反撃へと転じた。タイヤのライフにアドバンテージがあるということはピットイン戦略にも幅が持てるということで、周りの状況を見て29周目と早めに動く。その結果ピット作業が迅速だったこともあり、全マシンがピットワークを終えると3号車GT-Rは11位へと浮上していた。さらに千代はアウトラップから全開でプッシュし、23号車とのバトルを展開。37周目の最終コーナー、GT300車両に詰まった23号車のインをついてオーバーテイクに成功。入賞圏内の10位へ浮上した。さらに、9位を走る38号車との差を詰めていく。


9位を走る38号車に対してコーナーの連続するセクター3で差を詰め、最終コーナーでは真後ろまで接近する3号車。しかし、ストレートの長い富士において最高速に優れるライバルの突破口を開ける事は容易ではない。それでも千代は20周以上に渡り攻め続けたが、オーバーテイクはならず。レース終盤、アクシデントにより8号車が後退したことで、9位でチェッカーを受けた。レース後に上位の1台にペナルティが課せられ正式な順位は8位に昇格。2戦連続でポイントを獲得する健闘を見せ、第3戦以降の飛躍を期待させた。


■千代勝正コメント
「今回は決勝でのタイヤのパフォーマンスが非常に良く、マネージメントをあまり気にすることなくプッシュし続けることが出来ました。セッティングもウォームアップの際にアジャストした結果が良い方向になっていました。しかし、戦っているのがまだ下位のポジションというのが現実であり、もっと底上げを図っていかなくてはならないと思います。GT-Rはコーナーで速いので、次の鈴鹿ではもっとライバルとの差が詰められるはず。連続でポイントを獲得してチームの雰囲気も良いので、上位争いできることに期待しています」


2020 SUPER GT Round 1 FUJI GT 300KM RACE

2020 SUPER GT Round 1 FUJI GT 300 KM RACE 予選レポート Photo : ©NISMO

2020年シーズン、ついに開幕!GT500復帰初戦!!

4月に岡山国際サーキットにて開幕予定だったSUPER GT 2020シーズンは新型コロナウイルスによる影響により、開幕が延期され7月18−19日に富士スピードウェイに場所を変えて開催されることとなった。

延期による待機期間中もフィジカルトレーニングやシミュレータにて準備を続けてきた千代 勝正は2018年以来、1年ぶりのSUPER GT GT500クラスへの復帰となる。
チームは古巣NDDP RACING with B-MAX、マシンはNo.3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R。パートナーはSUPER GT GT500クラスにて2度のシリーズチャンピオンに輝き、昨年もSUGO ラウンドにて勝利を挙げている平手 晃平選手。

岡山、富士での公式テストを経て、ついに7月18日(土)にSUPER GT 2020シーズンが開幕した。
今大会は土曜に練習走行、日曜に予選・決勝を行う変則スケジュールにて無観客での開催となった。



7月18日(土)曇り 路面:ドライ ■公式練習走行 結果:10位  1'28.267

朝から降り続いた雨が止み、ドライ路面での走行が期待された練習走行セッションだが、開始時刻となった16時にはコース上は深い霧に包まれており、有視界10mにも満たない状態であった。セッションのスタートディレイが宣言され、オフィシャルカーがコースインしてコース状況の確認を行う。

スタート予定時刻の16時から1時間15分が経過した17時15分。霧が晴れた事を確認したオフィシャルから公式練習走行スタートのアナウンスが入った。
気温は20℃、路面温度22℃、湿度80%、ウェット宣言が出されたが多くの車両はドライタイヤを履いてコースインしていく。

この土曜の時点では翌日の日曜朝に大雨の天気予報とされており、予報通りの大雨で予選開始が当初の予定より30分遅れた場合は、この土曜の練習走行の結果で決勝グリッドが決定する可能性があった。よって、各チームはロングランを試しつつ、セッション終盤の占有走行時間では予選並のアタックを繰り広げる事になる。

No.3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-Rは平手からコースインし、セッティングを詰めていく。
残り22分で千代へ交代。占有走行も千代が担当し、この練習走行での最後の周回となる39周目に1'28.267をマークし、10位で練習走行を終えた。


7月19日(日)晴れ 路面:ドライ ■公式予選 結果:  Q1:3位  1'27.022 (平手) Q2:7位 1'27.439(千代)

Q1突破!7番グリッドより2020シーズンのスタートを切る!!

明けて日曜日。前日の予報とは異なり、曇り空の中から時折、太陽が顔を覗かせる。
気温24℃、路面温度29℃、湿度73%のコンディションにて予選セッションがスタートした。
No.3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R はQ1を平手、Q2を千代が担当する。

10時3分、GT500クラス予選Q1がスタート。セッション開始と同時にコースインした3号車の平手は入念にタイヤのウォームアップをしつつ周回を重ねる。
計測5周目、ここで平手が1'27.022のスーパーラップを決め、3号車を3位のポジションに押し上げる。3号車はこのまま3位のポジションを守りきり、Q1を3位で突破する事に成功する。

続いてQ2は千代が担当。10時41分にセッションがスタート。平手と同じく計測5周目にアタック。1'27.439をマークして7位となる。
SUPER GT GT500復帰初戦は7番グリッドからのスタートとなった。


■千代 勝正 コメント
「平手選手がしっかりQ1を突破してくれて、自分もQ2でのポジションアップを狙いましたが7位となり、後方からのスタートとなってしまった事は悔しいです。スタートまでにチームと平手選手とストラテジーを練って、決勝では追い上げるレースをお見せしたいと思います。」


2020 SUPER GT Round 1 FUJI GT 300 KM RACE 決勝レポート Photo : ©NISMO
7月19日(日)晴れ 路面:ドライ ■決勝(66 Laps) 結果:  7位 

SUPER GT GT500 復帰初戦は7位入賞。4ポイントを獲得する!

予選Q2が終わって4時間後の15時00分、フォーメーションラップがスタート。気温26℃  路面温度39℃ 湿度58% 決勝レースは66周で争われる。
No.3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-Rは平手がスタートドライバーを務める。15時02分、グリーンライトが点灯。待ちに待った2020年シーズンがスタートした。GT500の15台が一斉に1コーナーに雪崩れ込むが、ここでは大きな混乱は無し。しかし、続く100Rにて64号車と12号車が接触。残念ながら12号車はここでリタイアとなり、このクラッシュにより早くもセーフティカーが導入される。3号車はオープニングラップを9位で通過。

5周のセーフティーカー先導が終わり、6周目よりレース再開。これまでのテストは雨や曇りが多く、晴れのドライコンディションでのロングラン走行という条件はこのレース中が初となった。よって、平手はタイヤマネージメントを行いつつ、インフォメーションを逐一チームに挙げていく。ここで得られた情報を元に後半スティントのストラテジーが練られていく。


レースも折り返しとなる32周目、3号車がピットイン。平手から千代にドライバーチェンジ。タイヤ交換、給油のフルサービスをチームはミス無くこなし、3号車をコースへ送り出す。9位で復帰した3号車の千代は前を行く23号車を追っていく。23号車の背後に迫った35周目の13コーナー、3号車の目の前で360号車と23号車が接触。360号車はスピンし、レーシングライン上で進行方向と逆に向いて停止してしまう。そこへ3号車が迫るが、アウト側から回避し、事なきを得る。このアクシデント中に23号車をかわし、8位へポジションアップしたところで360号車の回収の為、2度目のセーフティーカーが導入される。


43周目にセーフティカーが明けて、レースリスタート。残りは23周。3号車の千代は自己ベストタイムを更新して前をいく7位の8号車に迫っていく。
64周目、8号車との差を0.288秒差まで詰めた千代はその周の最終コーナーで8号車のインに飛び込み、オーバーテイクに成功。しかし、8号車はホームストレートで3号車のスリップストリームを利用して、アウト側から3号車に並ぶ。サイドバイサイドで1コーナーに飛び込んだ両者の戦いはインを取った3号車に軍配が上がる。これで7位にポジションアップ。そのままポジションを守り切り、GT500復帰初戦は7位でチェッカーを受けた。今後、この4ポイントがチャンピオン争いに効いてくる事を期待したい。


■千代 勝正 コメント
「先ずはGT復帰初戦を入賞という形で無事に終える事が出来た事は良かったです。しかしながら、今回は予選・決勝と平手選手に助けられる場面も多く、自分のやるべき課題が多く見えた一戦となりました。上位陣との差も大きい為、この結果には決して満足はしていません。優勝争いに加わる為にもチームとディスカッションして3週間後の第2戦に備えたいと思います。最後に、この難しい状況の中、レース開催に尽力して頂いた全ての関係者とチーム、そしてTVやネットにて応援して頂いたファンの皆様に感謝します。」


KYALAMI 9 Hour

2019 INTERCONTINENTAL GT CHALLENGE Round 5
「Kyalami 9 Hour」予選レポート

IGTC2019最終戦予選、35号車は9番グリッド獲得

11月22日(金) 天候:曇り時々雨 路面:ドライ/ウェット
■プレクオリファイ結果:5位:1'42.715(オリベイラ)
■予選結果:9位 1'54.303(バードン)

鈴鹿サーキットで行われた第4戦から約3ヵ月という長いインターバルを経て、インターコンチネンタルGTチャレンジ2019シーズンはファイナルラウンドを迎えた。35号車KCMGチームは南アフリカのキャラミ・サーキットは未経験ながら、鈴鹿で地元ファンの期待に応え好バトルを展開したことで引き続き上位で戦える手ごたえを感じていた。今回のドライバーは千代勝正、ジョシュ・バードンと、昨年までスーパーGTのGT500クラスでGT-Rの実績があるジョアオ・パオロ・デ・オリベイラのラインナップ。舗装が新しくなったコースはGT-Rとの相性が良く、プレクオリファイも5位と予選に向け順調な仕上がりぶりを見せていた。


その後セットアップを進めた35号車の速さは、予選本番でさらに磨きがかかることになった。まずは3人のドライバーがそれぞれ1セッションずつに挑み、ポールシュートアウトに進出する10台が決まる予選。ここで35号車は今季一番のパフォーマンスを見せる。Q1に出走したオリベイラがまず1’42.463をマークし3位とすると、Q2の千代は1’42.466で2位。フリー走行で初参戦のオリベイラにニュータイヤの走行機会を増やしたことで千代自身は今ひとつ感触をつかめておらず、さらにアタック周回でトラフィックに遭うなど決してベストな状態でのアタックではなかったが、それでもエースらしくうまく対応し好タイムを記録した。そして、突如降り出した雨に各チーム翻弄されることになったQ3も、Q2でのラストアタックを回避しQ3の準備にあてるという千代の機転によってスムーズに進み、バードンは4位。この結果、総合トップでポールシュートアウト進出を決めた。


こうして一躍ポール候補の最右翼へと踊り出た35号車だが、雨が降り続きコンディションが変化する中、その対応力が試されることになったポールシュートアウトではやや失速してしまうことになる。ワンチャンスしかないアタックでタイヤの内圧を路面状況にうまく合わせることができず、バードンのタイムは1'54.303に留まり10位。予選後上位1台にペナルティが課せられたことで、35号車は9番グリッドから決勝レースをスタートさせることになった。


■千代勝正コメント
「ウェットでの路面状況にタイヤの内圧をうまく合わせることができず、今期初ポールを獲れる速さがあったにもかかわらず、獲り逃してしまったのはとても残念でした。明日は9位からのスタートで、レースペースではライバルたちに対する優位性は少ないと思いますが、9時間のレースをミスなく走り続ける事が出来れば鈴鹿のときのように上位を争える可能性は十分あるはずです。今年最後のレースということで全ての力を出し切り、チーム一丸となって戦いたいと思います」


2019 INTERCONTINENTAL GT CHALLENGE Round5
「Kyalami 9 Hour」決勝レポート

2019シーズン最終戦、35号車は19位でフィニッシュ

■11月23日(土) 天候:晴れ後雨 路面:ドライ/ウェット
■決勝結果:19位 (251周)8:47’03.272(オリベイラ、千代、バードン)

2月にオーストラリアで開幕したインターコンチネンタルGTチャレンジ2019シーズンは9か月間で五大陸を渡り、南アフリカのキャラミ・サーキットでフィナーレを迎えた。気温28.2℃、路面温度50.8℃、晴天の下でのスタートを切った9時間に及ぶ最後のレースを35号車KCMGチームは9番グリッドからスタート。スタートドライバーをつとめるジョアオ・パオロ・デ・オリベイラは前日見せたポテンシャルを発揮し、序盤からいくつかのアクシデントが起こる中でトップと同一周回を維持しながら着実に順位を上げていった。



ところが1回目のピットインで状況は早くも変化する。35号車は1分30秒のピットイン義務があることから定石通りにタイヤ交換とフル給油を行い2番手の千代 勝正が第2スティントをスタートさせるが、これに対し多くの上位勢が【タイヤ2本以内の交換であれば50秒以内であればピットアウトしても良い】というもうひとつのルールに則りタイヤ無交換作戦を採ってきた。コースの再舗装によりタイヤのデグラデーションが少なかったことで、今回はこの作戦が可能だったのだ。この結果、35号車は上位グループから大きく離れることになる。だが逆に、上位勢がタイヤ交換する際にこちらが無交換ならば上位争いに復帰できる可能性はまだ残っている。




2回目のピットインは通常通りにタイヤ交換を行い、千代からバードンへドライバーチェンジ。パーソナルベストを出して前方を追いかけていく。ここで11位の108号車の真後ろまで迫ったタイミングでフルコースイエロー、続いてセーフティーカーランとなる。このタイミングで3回目のピットイン。ドライバー交代、タイヤ交換は行わず、給油のみで50秒間以内にピットアウトしてアンダーカットを試みる。だが、ピット作業を終えて発進の際に痛恨のエンジンストール。その結果、50秒をわずかに上回ってしまい、ペナルティが課せられることに。セーフティカーが出たタイミングでピットインしたことでここは大きなチャンスだったが、逆に周回遅れとなってしまい自力で上位争いに復帰することはできなくなった。そして、再びアクシデントが起きた際のチャンスをものにするためにその後も35号車はプッシュし続けたが、残り約3時間となったところで、今度は激しい雨が降り始める。このためレースはセーフティーカーランとなり、残り30分あたりまでレースは再開されなかった。さらに再開後、9時間のチェッカーまで残り10分というところで給油ポンプのトラブルに見舞われストップ。35号車はチェッカーを受けられずに19位で最終戦を終えることになった。35号車のインターコンチネンタルGTチャレンジ1年目は獲得ポイント8、予選最高位2位、決勝最高位6位という成績で幕を閉じた。


■千代勝正コメント
「これまでの戦いではピットインの際、毎回タイヤ交換するのが定石だったのですが、舗装が新しくなったキャラミはタイヤがあまり減らなかった。コース上では健闘できたと思いますが、戦略的な面でライバルに太刀打ちできませんでした。昨日の段階で速さに手ごたえがあっただけに残念な結果です。1年を振り返ると、初挑戦となったIGTCは本当にレベルが高かったと思います。その中で狙っていた結果を出すことはできませんでしたが、鈴鹿というハイライトもあったし、ドライバーとして多くのことを学ぶことができました。GT-Rで世界のトップと戦えたことに感謝しています。今年は日本で走りをお見せする機会が少なかったにもかかわらず、たくさんの方が応援し続けてくださったことに感謝しています。1年間ご声援有難うございました」


千代 勝正

レーシングドライバー千代勝正です。 2018年シーズンは#3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-RでSUPER GT GT500クラスに参戦します。 応援宜しくお願い致します!

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