2026 AUTOBACS SUPER GT Round 7 AUTOPOLIS 3 Hours
2026 AUTOBACS SUPER GT Round 7
「AUTOPOLIS GT 3 Hours RACE」予選レポート
SUPER GT2026年第7戦、23号車Zは予選9位
10月17日(土) 天候:晴れ 路面:ドライ
■公式練習結果:9位 1'35.700(千代)
■公式予選結果:9位 1'33.270(千代)
爽やかな秋晴れとなった10月の第3週末、九州のオートポリスでSUPER GT 2026シーズン第7戦が開催。ここ数年、第7戦はサクセスウェイトが半減になるシーズンセミファイナル戦として開催されてきたが、今回は中止になった第3戦の代替戦が第8戦と併催されることになったため、サクセスウェイトは第6戦終了時でのウェイトを全車積むことになった。23号車「MOTUL Niterra Z」は第6戦を負傷欠場した千代 勝正が復帰し、高星 明誠との従来のドライバーコンビでこの一戦に挑んだ。
早朝こそ肌寒さを感じたが、午前10時30分からの公式練習中に気温は上昇。最後の占有走行では、路面温度は28℃にまで達した。予選及び決勝時に想定されるコンディションに近かったことに加え、23号車Zにとっては負傷復帰直後の千代がドライビング感覚を取り戻すための重要な公式練習だったが、途中GT300クラスと接触しダメージを受けたマシンの修復を余儀なくされてしまう。予定通りのメニューがこなせなかった上に占有走行が赤旗中断で終了したためアタックシミュレーションもできず、午後の予選に向けてはやや不安を残す公式練習となった。
第7戦のGT500クラス公式予選Q1は午後3時03分より、気温23℃、路面温度30℃というコンディションの下で行われた。14台は開始から3分経過した時点でコースインし、1周もしくは2周のウォーミングアップを経てアタックに入る。23号車Zは高星がQ1を担当し、計測3周目のアタックで1分33秒577をマーク。この時点では3番手につけていたが、その後にライバル勢がタイムを縮め、23号車Zは10位でQ2へと駒を進めた。
GT500クラス予選Q2は、午後3時41分にスタート。Q2で10番手からの浮上を狙う23号車Zは高星からのフィードバックを受け、インターバル間に修正を施し千代をコースに送りだした。Q1と同じく計測3周目にアタックに入ると、1分33秒270をマークし、Q1のタイムを約0.3秒更新することに成功する。Q2でも上位4台は32秒台でライバルとのタイム差は縮めることができなかったが、Q1からひとつポジションを上げて9位で予選を終えた。
■千代 勝正コメント
「公式練習では周回数が少なくなったものの、クルマのフィーリングは良かったので微調整だけして予選に臨んだのですが、合わせ込みがまだ足りなかったという感じです。そのフィーリングだけを信じてアタックしたのですが、オートポリスは1周の距離が長くタイヤに厳しいこともあってアタックラップで最初から最後までグリップを維持し続けることが難しく、セクター1は良かったものの、セクター3で少し遅れてしまいました。そこをうまくまとめられていれば、4番手か5番手くらいまでは行けていたと思います。一発のタイムではライバルたちに叶いませんでしたが、明日は3時間の長いレースなので、チームで協力して追い上げていくレースをしたいと思います」
2026 AUTOBACS SUPER GT Round 7
「AUTOPOLIS GT 3 Hours RACE」決勝レポート
SUPER GT2026年第7戦、23号車Zが今シーズン2度目の3位表彰台を獲得
10月18日(日) 天候:晴れ 路面:ドライ
■決勝結果:3位 3h01'45.241 98周(高星→千代→千代)
予選日に続く秋晴れの下、SUPER GT第7戦決勝が九州のオートポリスで午後1時10分にスタート。3時間の長丁場レースは今回、2度のセーフティカーが導入される荒れた展開となった。その中で14台は多様なピットイン戦略を見せ、順位は大きく変動していった。
23号車「MOTUL Niterra Z」は決勝の序盤では苦しい戦いを強いられた。9番グリッドからスタートした23号車Zは第1スティントを高星 明誠が担当し、7周目に10番手へと後退。12周目を皮切りに数台が早めの1回目ピットインで展開を変えようとした中、23号車Zは動かず、第1スティントを引っ張るという戦略に従い高星は10番手で耐え続けた。この粘りの走りが後に、チームに良い流れを生むことになった。
23周目に最初のセーフティカーが入ったが23号車はそこでも動かず、36周目に1回目のピットインを行うと、ドライバーを千代 勝正に変えた。1回目は給油量が多かったことで順位を大きくは上げられず、全マシンが1回目のピットインを終えた時点で23号車Zはまだ9番手。だが、50周目に入った2度目のセーフティカーが追い風となった。ここで前とのギャップが縮まり、さらにGT300クラスとコース上でそれほど、絡まない状況だったため2回目のピットインもすぐには入らず、64周目まで引っ張った後にピットイン。1回目の給油が長かった分、2回目の給油時間を短くできた。
第3スティントも引き続き担当した千代はさらにピットアウト後、37号車、36号車、12号車を立て続けにオーバーテイクすることに成功。今週末で一番とも言える、力強いパフォーマンスを見せた。その結果、全マシンが2回目のピットインを終えた72周目、23号車Zは一気に3番手にジャンプアップした。
レース終盤は36号車と37号車のトムス勢が接近する展開となったが、千代は3時間に到達した98周目まで懸命に3位のポジションを守り抜き、23号Zは今シーズン2度目の表彰台フィニッシュを獲得した。
■千代 勝正コメント
「2回目のセーフティカーが入ったときは、自分たちに流れが来たと思いました。3番手に浮上した後、終盤は追い立てられる苦しい展開となりましたが、最終的に表彰台に上がることができて良かったです。チームの立ててくれた戦略も上手くいって、ドライバーも2人とも踏ん張って、表彰台まで来ることができました。その上が見えなかったことで課題はまだ残っていますが、自分達の力は出し切れましたし、チームを盛り上げるレースができたと思っています。来月のもてぎでの2戦はハンデが少ない中でのスピード勝負になると思いますが、今足りない部分を短い期間でクリアして、集中して臨みます。
最後に怪我の回復にご尽力いただいた医療機関の皆様、チームと支えてくださった全て皆様に感謝いたします。ありがとうございました!」