REPORT

SGT Rd.1決勝日レポート

2016 AUTOBACS SUPER GT Round1
「OKAYAMA GT 300km RACE」決勝レポート

壮絶バトルを制し、デビュー戦となる2016シーズン開幕戦で3位表彰台を獲得!

4月10日(日) 天候:晴れ 路面:ドライ
■フリー走行結果:3位 1’21.900(千代)
■決勝結果:3位 1h56’38.486(本山→千代)

2016シーズン開幕戦決勝の日を迎えた岡山国際サーキットは、昨日とかわらずの快晴につつまれた。午前9時からの30分間のフリー走行はドライコンディションのもと行われ各マシン、決勝本番に向けた最終調整を行う。途中2度の赤旗により走行時間は短縮されることになったが、46号車は本山も千代も快調なペースで走行しセットアップを確認。終盤に千代がマークした1’21.900はクラス3位と前日同様の安定した速さを見せ、決勝での活躍を予感させた。

フリー走行終了後、2つのサポートレースとピットウォークをはさみ午後2時40分、決勝のフォーメーションラップが開始された。コース幅が狭くタイトなコーナーが多いことでスタート直後のバトルではアクシデントが起こる可能性の高い岡山だが、この日はクリーンなオープニングラップとなり、46号車のスタートドライバーをつとめる本山哲もしっかりと順位をキープ。反撃のタイミングを待った。レースはその後も中団では入れ替わりがあったものの、1〜4位は一定の距離を保ったまま順位は膠着状態となる。30周を過ぎたあたりからピットインがはじまり、46号車も36周目にピットイン。ここからGT500クラスレースデビューとなる千代勝正へとバトンが渡った。

その膠着状態を突き破ったのが、千代だった。全マシンがピットインを終えると46号車の順位は第1スティントと同じ4位。だが、コースイン後の猛プッシュにより3位との差はかなり縮まっていた。千代はさらにプッシュし続けると43周目には3位と1秒以内に近づき、そこからすぐさまバトルへと持ち込む。初めてのGT500クラスのレース、狭いコース幅の岡山と、オーバーテイクが難しい条件は揃っていたが、52周目についに捉え3位に浮上する。46号車の反撃はさらにとどまるところを知らず、10秒以上の差があった2位に対してもその差をどんどん詰めていった。64周目には5秒差、70周目にはついに追いつきバトルに持ちこんだ。しかしその後、結局決定打は繰り出せず、そのまま82周を完走しチェッカー。目の前にあった2位を逃したことは確かに悔いが残るが、予選より順位を上げ3位表彰台で2016シーズンスタートを切ることができたのは46号車にとって幸先が良いといえるだろう。

■千代勝正コメント
「週末通してマシンの調子が良く、レース後半のタイヤ選択が当たって、追い上げることができました。最後の37号車とのバトルでは決定打に欠けてしまいましたが、車の限界まで攻め切ったつもりです。まずはGT500参戦が決まってから今日までずっとフォローし続けてくれた本山先輩とチームの皆さんに、表彰台という結果でお返しができてよかったと思います。レース後に本山先輩に褒めてもらえたことが一番嬉しかったです。今日の自信と課題をバネに、第2戦の富士も良い結果が出せるよう頑張ります!」






SGT Rd.1岡山 予選日レポート

2016 AUTOBACS SUPER GT Round1
「OKAYAMA GT 300km RACE」公式予選レポート

初のGT500予選Q1でコースレコードを破るトップタイムを記録!!
Q2では惜しくもポールを逃すも、逆転優勝も充分視野に入る4番グリッドを獲得。

4月9日(土) 天候:晴れ 路面:ドライ
■公式練習結果:5位 1’19.235(本山)
■公式予選Q1結果:1位 1’18.885(千代)■公式予選Q2結果:4位 1’18.419(本山)

今季最初の公式セッションとなる公式練習は、午前9時より開始された。46号車はまずエース本山哲がステアリングを握りセットアップの確認および微調整を行うと、その後ドライバーを千代に替え、セミロング走行で決勝に向けたテストプログラムを順調にこなしていく。そして「3月のテストの時より路面温度が高くなったことでフィーリングが良くなった」と千代が語る通り、2人のベストタイムはいずれも同サーキットのレコードに迫る好タイムとなり、公式予選での上位グリッド獲得を予感させた。

その予感は見事に的中することとなった。GT500クラスの予選Q1は午後3時10分より開始。午前よりも路面温度は上昇し、各マシンは開始5分過ぎから動き出すと短い周回でのアタックにかける。Q1を担当する千代を乗せた46号車は7分過ぎにコースイン、1周のウォームアップを経てアタック周回に入った。そして多くのマシンが46号車と同じタイミングでアタックに入っており、2周目以降のタイミングモニターは上位の順位が目まぐるしく変化する状況となる。さらにその次の周回は各マシン、1分20秒を切るハイレベルな攻防に。そんな中、コースレコードを破る渾身のアタックを見せたのが46号車だった。千代がマークした1’18.885を上回るマシンはその後チェッカーまで現れず、46号車はQ1を堂々トップ通過し開幕ポールの期待を膨らませた。

午後3時55分より行われたポールをかけた8台によるQ2は、さらに熾烈な争いとなった。開始3分後から各マシンが動き出すと、2周目、3周目とQ1同様に上位の順位は激しく入れ替わる。そして本山がアタックに挑んだ46号車も3周目に完璧なアタックでこの日のチームベストとなる1’18.499をマークしたが、僅差でポール獲得はならず。だがセカンドローの4番手グリッドを獲得したことは、決勝重視のタイヤ選択を行っている46号車にとって充分優勝を狙える位置につけたといえる。

■コメント
「Q1では予定通りのタイミングでベストなアタックができ、思った以上のタイムを出すことができました。これも、46号車でGT500クラスに参戦することが決まり今日まで、本山さんはじめチームのみなさんがルーキーの自分を一生懸命フォローし続けてくれたおかげです。また自分自身も予選直前まで本山さんとの走りを比べながら改善できる部分を考え続け、どうやったら速く走れるかということに対し真剣に取り組んできたことが、こうして予選の結果に繋がってホッとしています。明日も気温が高くなりそうですが、それは今の46号車にとっては追い風だと思いますし、まずはしっかりとミスなく走り切って、なるべく多くのポイントを獲得できる様に頑張ります。みなさん、明日も応援よろしくお願いします!」






千代 勝正

レーシングドライバー千代勝正です。 2024年シーズンは#23 NISMO からSUPER GT GT500クラスに参戦します。 応援宜しくお願い致します!

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