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2026 AUTOBACS SUPER GT Round 1 OKAYAMA GT 300KM RACE

2026 AUTOBACS SUPER GT ROUND 1
「OKAYAMA GT300KM RACE」予選レポート

SUPER GT2026年開幕戦、23号車Zは予選10位

4月11日(土) 天候:晴れ 路面:ドライ
■公式練習結果:10位 1'19.562(千代)
■公式予選結果:10位 1'18.829(千代)

SUPER GT2026年シーズンが岡山国際サーキットで開幕した。今年は2年ぶりに空力開発の凍結が解除となったことで、勢力図の変化が予想される。また大きな改革を行い挑むチームも複数あり、それらの成果が確認できる開幕戦は多くのファンにとって注目の1戦。今季3台体制となったニッサン勢のエースチーム23号車「MOTUL Niterra Z」は千代 勝正、高星 明誠のドライバーコンビを継続し、通算25勝の実績を残し昨年引退した松田 次生を新たに監督に迎え、タイトル奪回を目指す。


その第一歩となる今回の開幕戦、開催時期と舞台が岡山国際サーキットであることは例年通りだが、今回大きく異なっていたのが、気温が6月並みに上昇したことだ。午後は35℃前後まで路面温度が上昇すると予想された中での午前9時30分からの公式練習では、そのイレギュラーが各陣営を迷わせることになった。23号車Zも持ち込みセットの確認、ロングラン、ショートランとメニューをスムーズにこなし、セットアップ作業は順調に進んでいるように見えたが、想定外の気温上昇というイレギュラーへの危惧は拭えないでいた。


予選Q1は午後2時40分、路面温度37℃という厳しいコンディションでスタート。23号車Zは高星がQ1を担当し、集団の後方でコースインすると2周のウォームアップを経てアタックへ。まずは1分18秒515をマークする。その直後、1台がクラッシュしたことでQ1は赤旗中断となり、残り4分で再開。その時点でのトップ2を除くマシンは再度アタックに挑む。高星もベストタイム更新を狙い再びコースインすると、チェッカーラップで1分18秒297までタイムを更新し、7位でQ2進出を決めた。


予選Q2は、午後3時42分にスタートした。23号車Zは千代がQ2を担当し、開始から約3分後にコースイン。Q1と同じく計測3周目をターゲットにタイヤを温め前後の間合いを図ると、予定通りアタックへ。Q1よりも全体的にハイレベルな攻防となった中、セクター1、セクター2ともに千代は最速をマークし、ポジションアップを期待させる。しかし、タイヤが厳しくなったことから最終コーナーでオーバーランを喫し、タイムは1分18秒811。このタイムは走路外走行と判定されたため採用にならず、千代はもう1周のアタックを試みたが、タイヤはすでにパフォーマンスを失っていたため1分18秒829に留まり、23号車Zは開幕戦の予選を10位で終えることになった。


■千代 勝正コメント
「例年よりも大幅に気温が上がったことで、昨年までの結果から選択して持ち込んだタイヤではピークが出しにくい状況でした。現状のタイヤ持ち込みルールでは幅広い対応がなかなかできなくて、結果的に自分たちの選択は今回のコンディションには合っていなかったということです。Q2のアタックはセクター2までは良かったものの、その後タイヤが急激にオーバーヒートしてしまい、予期せぬハーフスピンが起きてしまいました。明日の決勝も気温が高くなりそうで引き続き厳しい状況を想定していますが、ひとつでも多くのポイントを獲得したいと思います」


2026 AUTOBACS SUPER GT ROUND1
「OKAYAMA GT300KM RACE」決勝レポート

SUPER GT2026年開幕戦、23号車Zは決勝8位で3ポイントを獲得

4月12日(日) 天候:晴れ 路面:ドライ
■決勝結果:8位 1h55'36.303(高星→千代)

SUPER GT2026年シーズン開幕戦の舞台、岡山国際サーキットは予選日に続き、この日も季節外れの暑さとなった。開幕戦決勝は気温のピークにあたる午後1時30分、気温25℃、路面温度33℃のコンディションでスタート。23号車「MOTUL Niterra Z」のスタートドライバーは高星 明誠がつとめた。



レースはスタートから序盤は全体的に落ち着いた展開となり、前後のポジションでいくつか変動があった中、23号車Zはスタート順位の10位を数周の間キープ。9位とのギャップも1秒以内に留めていた。しかし予選同様この暑さではタイヤが厳しく、徐々に前と離れ始めると、逆に後方から1台が接近。13周目に11位へと後退し、その後も防戦一方となる。厳しい状況の第1スティントで高星は終始粘り強い走りを見せたが、27周目には12位へ後退を余儀なくされた。


前半の苦戦を想定していた23号車Zは29周目、ルーティンピットインのウインドウが開くと同時にピットに入り給油とタイヤ交換を実施。第2スティントを担当する千代 勝正に挽回の望みを託す。その望みは、確かな望みだった。この時点での路面温度はレーススタート時と比較すると低く、23号車Zがもともと想定していたレンジに近くなったことでマシンのパフォーマンスは急上昇。タイヤ交換でややタイムロスがあったものの、千代のコースイン後のハイペースはそのロスを瞬く間に取り戻すものであった。



第2スティント開始からの千代のプッシュにより、14台すべてがピットインを終えた48周目、23号車Zはスタート順位の10位復帰に成功する。さらにこの時点で1.3秒前にいたマシンに徐々に近づくと、55周目から果敢にオーバーテイクを仕掛け、数周のバトルの末9位に浮上。次なる相手は4秒先を走っていたが、ペースはその後も全く衰えることなく66周目には射程圏内へ。オーバーテイクが難しいコースで粘り強く攻め続けた結果、69周目に8位浮上を果たす。次の7位は29秒差であったが、20秒差まで詰めたところで、23号車Zはチェッカーを受けた。トップ争いの数台と引けを取らないペースで走り続けたことは、次戦以降に大きな期待を抱かせるのに十分な走りであった。


■千代 勝正コメント
「今回はタイヤ選択を誤ったことで、決勝前半を担当した高星選手には苦しい戦いを強いることになってしまいました。チームに挽回を託された後半はとにかく“追い上げる”という一心で、プッシュし続けました。後半のタイヤは昨年のデータからも信頼性の高いタイヤだったので、安心して攻めることができました。厳しい開幕戦でしたが、その中で3ポイントを獲得できて良かったです。また、新しいチーム体制での初戦をまずは戦ってみて、十分“戦える”ポテンシャルがあることが確認できましたので、我々の強みを活かして、次こそは優勝を目指していきたいと思います。」


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千代 勝正

レーシングドライバー千代勝正です。 2026年シーズンは#23 NISMO からSUPER GT GT500クラスに参戦します。 応援宜しくお願い致します!

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