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2026 AUTOBACS SUPER GT Round 2 FUJI GT 3 HOURS

2026 AUTOBACS SUPER GT Round 2
「FUJI GT 3 Hours RACE GW SPECIAL」予選レポート

SUPER GT2026年第2戦、23号車Zは予選3位

5月3日(日) 天候:晴れ 路面:ドライ
■公式練習結果:3位 1'28.006(高星)
■公式予選結果:3位1'26.582(千代)

SUPER GT 2026年シーズン第2戦が5月3日?4日、富士スピードウェイで開催された。ゴールデンウィーク期間ということで毎年多くのファンを集める恒例の1戦はニッサン勢が得意とする1戦でもあり、エースチーム23号車「MOTUL Niterra Z」が好調のトヨタ勢に一矢報いる期待はより大きい。ともに富士で勝利経験のある千代 勝正と高星明誠とのコンビはその期待に応え、順調に初日を滑り出した。


午前9時30分から行われた公式練習では、23号車Zは持ち込みセットアップに対し、ややアジャストに時間を費やすことになったが、ラップタイム上はそうした状況を感じさせず、千代の後に走行を担当した高星は終盤の占有走行時間帯に午後の予選に向けたアタックシミュレーションを行い、トップとわずかコンマ1秒差の3位を記録。上位グリッド獲得への期待を高めた。


公式練習の終盤40℃近くまで上昇していた路面温度は午後になると下がりはじめ、GT500クラスの予選Q1がスタートする午後2時53分には30℃を下回った。この温度変化は少々気がかりだったが、それでも23号車Zの好調ぶりに変わりはなかった。Q1担当の高星はコースインの後、2周のウォームアップのあとにアタックへ。ここでマークした1分27秒260は、この時点での2位となる。さらに高星はさらにもう1周アタックに行き、1分26秒794にタイムアップしトップへ浮上。その後3台がわずかにこれを上回り、23号車Zは4位でQ2進出を決めた


予選Q2は、午後3時31分にスタート。Q1の時よりも路面温度がさらに下がったことでQ2担当の千代はQ1よりも1周ウォームアップラップを増やし、計測4周目にアタックに行った。その作戦は奏功し、Q1のベストタイムを約コンマ2秒更新する1分26秒587をマーク。リーダーボードのトップに躍り出る。だがその直後に2台がラストアタックで上回り、3位に後退。千代は逆転ポールを狙いさらにもう1周アタックに行き、セクター1では最速をマークすることに成功する。しかしタイヤのピークは過ぎており、アタックを断念。最終的に表彰台圏内の3番グリッドを獲得し、予選を終えた。


■千代 勝正コメント
「専有走行でアタックシミュレーションを行った高星選手のコメントから、予選でも良いポジションを獲得できるイメージはありました。Q2のアタック自体も、風が強くドライビングが結構難しい状況の中、うまくまとめることができたと思います。2周目のアタックはタイヤのパフォーマンスが落ちることは予想できていたのですが、1コーナーをうまく決められたことで、セクター1については最速タイムを記録することができました。1回目で同じように決められていたら、もう少しタイムが縮められていたと思います。明日はコンディションがどうなるのか分かりませんが、それほど心配はしていません。オフの間にニッサン、ニスモ、チームのみんなが努力してブラッシュアップさせたNISSAN Zの戦闘力を信じて、長丁場のレースを戦い抜きます」


2026 AUTOBACS SUPER GT Round 2
「FUJI GT 3 Hours RACE GW SPECIAL」決勝レポート

SUPER GT2026年第2戦、23号車Zは決勝3位で今季初表彰台

5月4日(月) 天候:晴れ 路面:ドライ
■決勝結果:3位 3h01'13.108 115周(高星→千代→千代)

事前予報の通り、前日の予選後に降り出した雨は夜半かなり激しくなりながらも早朝にはやみ、その後は好天となった。午後2時からのSUPER GT 2026年第2戦決勝はドライコンディションの下で昨年と同様、2度のピットインが義務づけられる3時間のタイムレース形式でスタート。3番グリッドの23号車「MOTUL Niterra Z」は、高星 明誠がスタートドライバーをつとめた。



長丁場のレースとありスタートから序盤は各マシン慎重な動きで、上位の順位はほぼ変動しない展開となった。23号車Zも前後が接近した状況で、3位をキープし続けた。ところが14周目にアクシデントが発生。オーバーテイクを仕掛けてきた4位のマシンに追突され、スピンアウトを喫してしまう。幸いコース復帰は叶い相手にドライブスルーペナルティが課されたことで3位に戻ることはできたものの、それまで1秒差内だった2位とのギャップは10秒以上に広がった。そのギャップを縮められないまま23号車Zは40周目のミニマム周回に1回目のルーティンピットインを行い、2位浮上を第2スティント担当の千代 勝正に託した。



GT500クラスすべてのマシンが1回目のルーティンピットインを終えた46周目、23号車Zは3位をキープしながらも2位とのギャップはさらに広がり、一方で4位とは僅差という状況になり、第2スティントは迫ってくる4位のマシンとの接近戦が続くことになった。レース中盤になると、ここが勝負どころとばかりに4位のマシンもかなりアグレッシブに攻めてくる。だが千代はその攻撃をことごとくかわし続け、73周目に2度目のルーティンピットインを行うと、給油に要した時間に差があったことで4位のマシンを突き放すことに成功した。



引き続き千代が担当する第3スティントでも新たな刺客が4位に浮上し、23号車Zに徐々に接近してきた。96周目に6秒差だった4位のマシンは98周目には4秒差、105周目には3秒差、110周目には1.5秒差。計算上3時間に達する周回数は115周で、バトル必至の展開となる。ここで千代は、最後の力を振り絞りプッシュ。その結果、23号車Zは最後まで1秒差内に近づかれることなく3位でフィニッシュし、今季初表彰台を獲得した。




■千代 勝正コメント
「自分がダブルスティントになることは予定通りで、前とは大きなギャップがある中で終始走り続けることになりましたが、少しでも追いつこうとプッシュしていました。それでも追いつくことはできませんでした。接触の影響もそれほどなかったし、結果として今季初表彰台を獲得できたことは良かったですが、手放しでは喜べない状況が露呈したことも確かだと思います。ベストを尽くしたのにフルウェイトの36号車に敵わなかったというのが今の自分たちの立ち位置であり、もっと強いチームを作っていかなければならないと改めて感じました。第4戦までの長いインターバルの間に今回のデータをしっかりとフィードバックして、チーム全員でもっと努力して、強くなって、再び富士に戻ってきたいと思います」


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千代 勝正

レーシングドライバー千代勝正です。 2026年シーズンは#23 NISMO からSUPER GT GT500クラスに参戦します。 応援宜しくお願い致します!

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