REPORT

2026 AUTOBACS SUPER GT ROUND 5 SUZUKA GT300KM RACE

2026 AUTOBACS SUPER GT Round 5
「SUZUKA GT 300km RACE」予選レポート

SUPER GT 2026年第5戦、23号車Zは予選8位

8月22日(土) 天候:晴れ 路面:ドライ
■公式練習結果:8位 1'47.697(高星)
■公式予選結果:8位 1'45.941(千代)

SUPER GT 2026シーズン第5戦が、三重県の鈴鹿サーキットで行われた。第5戦は例年シーズン後半戦初戦の位置づけだが、キャンセルになっていた第3戦の代替戦が最終戦の週末に組み込まれることになったため、今年はまだ前半戦。前回アクシデントに見舞われノーポイントを喫した23号車「MOTUL Niterra Z」にとっては、当初よりも挽回のチャンスが増えたことになる。そのチャンスを活かすためには昨年優勝しているこの鈴鹿戦で多くのポイントを稼ぎ、ランキングを上げておくことが重要になる。


今回ひとつ気がかりなのがクラッシュした第4戦から約3週間とインターバルが短かったことだが、午前の公式練習での走り出しからマシンは好調で、セットアップメニューは順調に進むと思われた。だがセッションは序盤から荒れた展開となり、2度の赤旗中断。特に2度目はオイルがコース上に撒かれたため再開まで時間を要し、全体的に走行はかなりの制限を受けることに。23号車Zは千代 勝正、高星 明誠の順に計19周を周回するに留まった。そして仕上げの専有走行でのアタックシミュレーションは1分47秒697で8位。トップとのタイム差は大きく、まだまだ改善が必要な状況で終えることになった。


この日は朝から蒸し暑く、午後はさらに強い陽射しがサーキットを照らしつけた。そんな中、GT500クラスの予選Q1が午後4時03分に開始。各マシンはコースイン後2-3周タイヤを温めると、終盤アタックへ。23号車ZはQ1を高星が担当し3周目にアタックに挑んだが、トラフィックの影響からタイムロスし1分46秒581に留まった。その終盤、上位は45秒台で争っていた。高星はチェッカーラップで再度アタックを試みるもベスト更新はならなかったが、3周目のタイムで10位に踏み留まり、Q2に望みを繋げた。


予選Q2は、午後4時41分にスタート。Q1からやや気温が下がっていたことでQ2担当の千代はQ1とはやや戦略を変え、コースイン後3周をタイヤウォーミングアップに充て、計測4周目のワンアタックに賭けた。その結果、高星からのフィードバックを受けインターバルで若干修正を加えたマシンと千代のアタックにより、Q1のタイムを約0.6秒更新する1分45秒941をマークすることに成功。着実に8位へと順位を上げ、第5戦の公式予選を終えた。


■千代 勝正コメント
「午後は気温が高くなると予想していて、ハード目のタイヤを選んでいたので、気温がやや下がってきたQ2ではじっくりとタイヤを温めて4周目にアタックした結果、フィーリングは良かったものの、今回、新舗装になったことでタイヤへの攻撃性が強くなっているのではとの懸念から、選んだタイヤが少し保守的すぎたかもかも知れません。ただ決勝に向けては、そのタイヤが良い方向に向かう可能性もあります。決勝は気温がもっと上がると予想していて、その中でライバルよりもタイヤが長持ちすれば戦略の幅も広がるので、8番手スタートになりますが上位を狙えるチャンスは十分あると思っています」


2026 AUTOBACS SUPER GT Round 5
「SUZUKA GT 300km RACE」決勝レポート

SUPER GT 2026年第5戦、23号車Zは決勝で追い上げ4位フィニッシュ

8月23日(日) 天候:晴れ 路面:ドライ
■決勝結果:4位 1h47'04.404 52周(高星→千代)

鈴鹿サーキットは前日に引き続き、8月終盤らしい蒸し暑さとなった。そのピークとなる午後1時30分、SUPER GT2026シーズン第5戦決勝が路面温度49℃のコンディションの下でスタート。23号車「MOTUL Niterra Z」は、高星 明誠がスタートドライバーをつとめた。



GT500クラスはトップ争いだけでなく、各ポジションで1周目から激しい競り合いとなった。そんな中で8番手スタートの23号車Zは7周目、GT300クラスのマシンをかわす際に失速した隙をつかれポジションを下げるも、14周目に8位へ復帰。予選とは違い決勝は上位同様のペースで、そこからさらなるポジションアップを期待させた。そして、その後しばらくは7番手の背後でペースを活かせない状況が続いたが、18周目に攻略してからは本領発揮。早めのピットインという当初の予定を変更し、オーバーカットを狙って25周目まで引っ張ってピットインを行った。この作戦変更は、予想以上のゲインを生むことになった。


ピットインのタイミング”“高星のピットイン前のプッシュ”“ニスモ伝統の迅速なピット作業”この3つが揃った23号車Zの躍進は、ターゲットの1台をオーバーカットするだけに留まらなかった。後半スティントを担当する千代 勝正がピットアウト後、タイヤがまだ温まっていないアウトラップで後続からの猛攻をしのぎ切ると、全車がピットインを終えた35周目、23号車Zは4位にジャンプアップを果たしていた。


この時点での3位とのギャップは約6秒。残り周回が15周以上もあることを考えると、表彰台はかなり現実的なターゲットだった。37周目に48秒台に入れた千代の後半のペースはライバルを圧倒しており、それも時間の問題だと思われた。3位の背後に追いついた48周目、GT300クラスの1台が130Rでクラッシュしセーフティカー(SC)が導入。トップも射程圏に入り、表彰台が目前まで見えてきた。

だが残念ながらレースは再開されることなく、SCランのまま52周を終了。23号車Zは4位で、第5戦のチェッカーを受けることになった。


■千代 勝正コメント
「今回の鈴鹿戦、予選こそ強いライバルたちに届きませんでしたが、決勝のペースは良かったですし、内容的にはポジティブな1戦でした。最後のセーフティカー導入は運でしかなく、結果は仕方がないと思います。表彰台に上がることができなかったことは非常に残念ですが、その分、次のSUGOへはウェイトが少し軽い状態で臨めることをプラスに捉え、今度こそ優勝できるよう、しっかりと準備したいと思います。今回も暑い中、応援ありがとうございました!」


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千代 勝正

レーシングドライバー千代勝正です。 2026年シーズンは#23 NISMO からSUPER GT GT500クラスに参戦します。

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