2018 SUPER FORMULA Rd.3 SUGO
2018 全日本スーパーフォーミュラ選手権 第3戦 SUGO 予選レポート
□日付:2018年5月26日(土)□天候:晴れ
2戦連続、Q2進出!
この日SUGOの上空には朝から爽やかな青空が広がった。スーパーフォーミュラ第3戦の予選は午後1時20分にドライコンディションの下でスタート。まず はミディアムタイヤで争われる20分間のQ1が行われた。千代は他のマシンと同様、開始からすぐにコースインすると2周のウォーミングアップを経てアタック開始。1‘06.546をマークして、Q2圏内につける。
各マシンはここで一旦ピットインし、セカンドアタックに備えた。
残り7分となったところで、各車一斉にコースイン。千代はファーストアタックと同じく2周のウォーミングアップ後にアタックを開始。セクター3でトラフィックに遭い、ややタイムロスしてしまうも1’06.221へとタイムを更新し、この時点でもQ2圏内を守っていた。だが、ここでアクシデントが発生する。各マシンが最後のアタックに挑むタイミングで1台がクラッシュし、赤旗中断。マシン回収後に残り2分20秒で再開することになった。ピット位置が最終コーナー寄りにある50号車にとっては不利な状況となった。セッション再開後、ワンアタックで多くのマシンがベストタイムを更新し、50号車は一気に圏外へと後退。速いペースでアウトラップを終えた千代は計測に間に合い、Q1最後のアタックを敢行。1‘05.844とベストタイムを更新して再び13位に浮上し、Q2へと駒を進めた。
ソフトタイヤで争われるQ2では各マシン、タイムを大幅に更新。千代も1'05.562とベストを更新することに成功したが、13位に留まり、初のQ3進出はならなかった。
□千代 勝正コメント
「オートポリスからさらに上位を狙うべく、クルマを改善して予選を迎えました。Q2ではQ1からセッティングを少し変えたところ、路面状況の変化もあり、マシンバランスが崩れてしまった事でベストなアタックをする事が出来ませんでした。明日の決勝レースはチームとしっかりと戦略を練って、トップ10フィニッシュを目指します。」
2018 全日本スーパーフォーミュラ選手権 第3戦 SUGO 決勝レポート
□日付:2018年5月27日(日)□天候:晴れ
決勝レースは今季初のリタイア
前日の予選日に続き爽やかな青空が広がったスポーツランドSUGO。第3戦決勝は気温24°C、路面温度41°Cと、予選日とほぼ同様のコンディションで午後2時19分にスタートした。
ソフトタイヤはSUGOでは今回が初めてということで金曜、土曜の走行で得たデータをもとに各チーム様々な戦略を練った結果、スタートタイヤはポジションに関係なく分かれることになった。13番手スタートの千代はソフトタイヤを選択し、序盤に順位を上げていく戦略で挑んだ。
まずはスタートでミディアム勢の前に出ておきたいところであったが、50号車はオープニングラップを17位で通過。2周目にひとつ順位を戻すとその後もペースが速かったことで挽回の期待がかかったが、前走車のブロックに阻まれ、なかなか展開を変えることができなかった。そして数周に渡りバトルが続いた結果、タイヤのパフォーマンスが10周目あたりから落ち始める。ここで早めにピットインし、クリーンなポジションでペースを活かすという作戦変更がチームの頭に浮かび始める。そのタイミングでアクシデントは発生した。
16周目、ペースを落とした50号車に後続の1台が急接近。馬の背コーナーでついにインを突かれることになるが、オーバースピードゆえ、相手はリアを滑らせて接触。コースに留まることができず、グラベルまで飛び出すことに なった50号車はそのまま戦列に復帰できず、痛恨のリタイヤを喫すことになっ た。
□千代 勝正コメント
「序盤で前を早めに追い抜きたかったのですが、相手も必死にブロックしてきて、オーバーテイクに至りませんでした。その結果、避けられない接触に遭い、レースを終えることになってしまいました。3戦を終えて『速さ』という点では中団で戦えるようになりましたが、まだ詰め切れていない部分は多いです。ここから先は簡単ではありませんが、チーム全体で更に上を狙う意識を持って戦っていきます。」