REPORT

2021 SUPER GT Round 2 FUJI GT500KM RACE

2021 AUTOBACS SUPER GT Round 2
「たかのこのホテルFUJI GT 500km RACE」予選レポート

SUPER GT 2021 第2戦、3号車GT-Rは予選12位

5月3日(月) 天候:晴れ 路面:ドライ
■公式練習結果:10位 1'28.410(千代)
■公式予選結果:12位 1'27.753(千代)

新型コロナウイルスの感染拡大防止の為に昨年は開催されなかったFUJI GT 500kmレース。今年は入場者数の制限付きとなったが、ゴールデンウィークに無事に開催となった。開幕戦で9位に入賞し、2ポイントを獲得した3号車「CRAFTSPORTS MOTUL GT-R」は更に上位入賞を目指して第2戦に挑む。


予選日の富士は朝から好天で絶好のコンディションに。午前9時05分より、先ずは公式練習が行われた。クルマのセットアップ、タイヤ評価、そして予選シミュレーションと、全てのメニューを消化しなければならないこのセッションはその後の展開に大きく影響する。だが、ここで3号車GT-Rに電気系トラブルが発生してしまう。この結果、セットアップが思うように進められず、午後からの予選に不安を残してセッションを終えることとなった。


気温17℃、路面温度28℃というコンディションで午後3時03分に開始となったGT500クラスの予選Q1。3号車GT-Rは千代 勝正が出走した。セットアップに若干の不安を抱えたまま挑んだ予選Q1だったが、3周にわたるウォーミングアップランの後のアタックで3号車はセクター2で全体ベストをマークするなど、Q2突破圏内に割って入ると思われた。しかし、セクター3のダンロップコーナーでタイヤがロック。このタイムロスが響き、ベストタイムは1'27秒753に留まってしまう。
結果、コンマ3秒程Q2進出圏内には届かず、3号車GT-Rは開幕から2戦連続で予選Q1落ちを喫することとなった。


■千代 勝正コメント
「午前中のトラブルで思うようにクルマのセットアップを進めることができなかったのですが、予選に向けてはうまくアジャストができたので、ミスさえなければQ2には行けていたと思うと、非常に悔やまれる結果になりました。決勝は2度のピットイン義務があって戦略性も高くなっているので、その中で上手く順位を上げていければと思っています」


2021 AUTOBACS SUPER GT Round 2
「たかのこのホテルFUJI GT 500km RACE」決勝レポート

SUPER GT 2021 第2戦、3号車GT-Rは決勝5位で6ポイント獲得

5月4日(火) 天候:晴れ 路面:ドライ
■決勝結果:5位 3:03'41.948 110周(千代→平手→千代)

2日連続の好天に恵まれた富士スピードウェイ。決勝は午後2時30分、気温21℃、路面温度35℃と前日にも増して暖かなコンディションでスタートした。レース距離500kmの中で2度のドライバー交代を含むピットインが義務づけられるこのレースは戦略性が高く、下位グリッドからの大逆転劇の可能性を十分秘めたレースだった。



スタートから序盤にかけ、予想以上に順位変動は激しくなった。ここで大きく順位を上げてきた1台が3号車「CRAFTSPORTS MOTUL GT-R」で、スタートドライバーをつとめる千代 勝正は好スタートを切り、まず2台をパスすると、さらにダンロップコーナーでの競り合いを制してオープニングラップを9位で通過。早くもポイント獲得圏内に進出し、予選でのミスをカバーする。3周目には前の1台がトラブルで脱落し、8位へポジションアップ。その後は追いついてきた9位の1号車とのバトルとなった。千代は冷静に1号車からのアタックを凌ぎきり、ポジションをキープしたまま、35周目にピットに滑り込む。


千代から交代した平手 晃平はこのままセカンドスティントで8位をキープし続けながら、7位の車両との距離を詰めていく。チームはここで次の一手を繰り出す。接近していた7位の車両の前に出るために2回目のピットインでは、アウトラップでプッシュが可能なスクラブ済みのタイヤに交換し、千代をコースに送り出す。


この戦略は奏功し、全車が2回目のピットインを終えた82周目に千代を乗せた3号車GT-Rは7位へ浮上。安定したペースで走り続けた3号車GT-Rは99周目に6位、100周目に5位と着実にポジションアップを果たしていく。レース終盤には6位の39号車が0.5秒以内まで接近してくるが、最後は2.2秒差に引き離して5位でチェッカー。セーフティカー1回、フルコースイエロー3回という荒れた500km、110周のレースを走り切り、貴重な6ポイントを追加した。


■千代 勝正コメント
「今回は第1、第3スティントを担当しましたが、速いペースでオーバーテイクを狙ってくる車両をどちらのスティントでもしっかりと抑えることができ、さらに最後はプッシュして差も拡げられたので、自分なりに良い仕事が出来たと思っています。クルマもタイヤも、それを可能にする安定感がありました。戦略も奏功し、チーム全体として良いレースができたと思います。次の鈴鹿では予選から上に行って、もっと上位で戦えるよう頑張ります」


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千代 勝正

レーシングドライバー千代勝正です。 2024年シーズンは#23 NISMO からSUPER GT GT500クラスに参戦します。 応援宜しくお願い致します!

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