SGT SUGO 予選日レポート
2016 AUTOBACS SUPER GT Round4
「SUGO GT 300km RACE」公式予選レポート
スーパーGT第4戦、46号車は赤旗の不運で予選12位に終わる
7月23日(土) 天候:曇り 路面:ドライ
■公式練習結果:2位 1’11.189(千代)
■公式予選Q1結果:12位 1’14.171(千代))
第3戦オートポリス大会が延期となったことで2ヵ月以上のインターバルを経て、スーパーGT2016シーズンは第4戦を宮城県のスポーツランドSUGOで迎えた。開幕戦3位、第2戦でもトップに迫る速さを見せた46号車「S-Road CRAFTSPORTS GT-R」はこのSUGOを得意としており、いよいよ今季初優勝の期待は高まるばかり。46号車はこの日、午前中の公式練習でも千代勝正がセッション終盤の占有走行で2番手タイムをマークするなど、期待通りの出だしを見せていた。
午前中から厚い雲に覆われていたSUGOは気温も低く、午後2時50分から行われたGT500クラスの予選Q1はかなり冷え切った路面コンディションで行われた。タイヤを入念に温めた上での一発のタイムアタックに挑む15台のマシンはセッションがスタートしてもすぐには動き出さず、7分過ぎに1台がコースインしたタイミングをきっかけに徐々に動き出した。Q1を担当する千代を乗せた46号車も後方でコースイン。ここまでの調子から見て46号車のQ2進出はそう難しくないものと思われた。
だが、その後発生したアクシデントが波乱の結果をもたらすことになった。各マシンはアウトラップから2周のウォームアップ周回を経て、3周目にアタックを敢行。この周回に11秒台が連発し、上位争いは一気にヒートアップする。ところがこの後、SPコーナーのインで1台がコースアウトしクラッシュ。セッションは赤旗中断となってしまう。決勝に向け硬めのタイヤで挑んでいた46号車の千代は1周遅い4周目がタイヤのピークだったことで、アタックを阻まれることになってしまった。さらに、残り時間が少なかったことでリスタートもならず。予選Q1は赤旗中断をもって終了となった。その結果、46号車のベストタイムは3周目にマークした1’14.171となり、12位でQ1敗退が決定。赤旗の直前、4周目のセクター1ではQ2進出ほぼ確実なタイムをマークしていただけに、痛恨の幕切れとなってしまった。46号車は明日、コース幅の狭いSUGOで12番手スタートという思わぬハンデを背負いレースに挑むことになった。
■千代勝正 土曜日コメント
「今日の予選は本当に不運でした。練習走行のときからクルマのパフォーマンスは良く、Q1を通過できる自信を持ってアタックに行っていたのですが、アタック周回のセクター1を抜けたときに赤旗。『よりによって、このタイミングで!』という感じで、かなりショックでした。セッション再開を願っていましたが、それは叶いませんでした。とにかく、明日のレースで頑張るしかありません。今回もクルマが速いことは間違いなく個人的にもSUGOは得意なので、明日はひとつでも順位を上げていきたいと思います」