REPORT

GTオートポリス決勝

皆様、今回もたくさんの応援ありがとうございましたm(_ _)m

優勝に向けて、精一杯走りました。

チームのみんなも、全員が同じ思いで頑張ってくれました。


そして、ウエイトハンデの影響が少なくなる雨にも助けられ、

すべてが順調でした。

あの時までは・・・




土曜日の予選では、土砂降りの雨の中、Q1が始まり、

まずは雄飛が、1位で通過。


Q2はすこし雨が少なくなり、担当した自分も、Q1のタイムを更新して1位通過。

2012-10-01 18:47:18 写真1


そして、Q3。雨が上がって、路面の水が少なくなった所で、雄飛がさらにタイムを更新して

チーム初のポールポジションを獲得しました。

2012-10-01 18:49:33 写真1


これで決勝は、最高の位置からスタート出来ますが、

監督はこう言ってました。

予選はポイントが付かないからね。
大事なのは明日の決勝。

この時、たしかに僕らはポイントを取るために走っているんだ。と再認識しました。


そして迎えた決勝。

2012-10-01 18:53:35 写真1


今回は、自分がスタートドライバーを任されました。

2012-10-01 18:54:55 写真1


路面はウェットですが、空は回復方向。

コンディションが急激に変わる事が予想されるため、
エンジニアは何パターンもの作戦を考えてくれていました。


そしてSCスタートで、レーススタート。

序盤は、コース上の雨が残っていたため、2位のアストンを2秒近く引き離す事に成功しましたが、

2012-10-02 09:15:39 写真1


途中、クラッシュにより2度目のSCが入ってしまい、その差がなくなってしまいました。

2012-10-02 09:16:14 写真1


そして再スタート後は、コース上の水が掃けた状況で、

2012-10-02 09:16:47 写真1


アストンに接近され、厳しい状況でレースが続きました。

そして一瞬の隙を突かれて、アストンに先行されてしまいましたが、

アストンはピットストップの給油時間が長かったため、

雄飛に交代後、もう一度トップの座を奪い返す事に成功。


しかしレース周回数、残り7周。

トップ走行中に、雄飛から悲痛の無線が入りました。

その直後、モニター映像に、

右リヤタイヤが外れて、もう走る事の出来ないGTRの姿が映りました。

正直、現実を受け止められませんでした。


もし優勝していたら、ランキングトップで最終戦だったのに、

一気にチャンピオンの権利を失いました。


チームのみんなも、僕らも最大限の努力をして走ったのに、

こうやって結果に報われない時もあるんですね。

無念ですが、誰も悪くないですし、これがレースなんですよね。


今回は、皆さんの応援にお応えできず、申し訳ありません。


チャンピオンの権利はなくなりましたが、

腐らずに、残りのレースでさらに成長して

速さと強さをお見せ出来る様に頑張ります。


今回も、たくさんの応援ありがとうございました!!

2012-10-01 19:13:01 写真1

2012-10-02 09:17:19 写真1

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千代 勝正

レーシングドライバー千代勝正です。 2024年シーズンは#23 NISMO からSUPER GT GT500クラスに参戦します。 応援宜しくお願い致します!

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