2018 SUPER FORMULA Rd.2 AUTOPOLIS
2018 スーパーフォーミュラ選手権 第2戦・オートポリス 予選レポート
□日時:2018年5月12日 □天候:晴れ
チームの最初の目標であったQ1突破を達成
スーパーフォーミュラ2018シーズンは、第2戦を九州・大分のオートポリスで迎えた。開幕戦で14位完走というシーズンスタートを切った参戦2年目のB-MAX Racing Teamの次なる目標は予選Q1突破、そして決勝でのポイント獲得だ。チームは金曜日の専有走行と土曜日午前中のフリー走行の合計2時間でデータ収集およびタイヤ比較を行い、セットアップを進めていった。その結果、クルマの状況は飛躍的に進化を果たし、最終的にトップとコンマ5秒差の5位でフリー走行を終える。午後の予選でのQ1突破はかなり現実的な目標へと変わっていた。
午後3時50分より第2戦の予選がノックアウト方式で行われた。まずは全マシンがミディアムタイヤで挑む20分間のQ1。ファーストランではニューとユーズドに選択は分かれた。千代はニュータイヤでコースインし、計測1周目 に1‘28.242をマーク。この時点で6位につけると、その後も続けて周回するが、このタイムを上回ることはできず、7位でセッションを折り返す。
各マシンは一旦ピットに戻ると、残り6分となったところで今度は全マシンがニュータイヤでコースイン。千代も2セット目のニュータイヤを投入し勝負をかける。そして予想通りセカンドランでは熾烈なアタック合戦が繰り広げられ、トップから16位までがわずかコンマ5秒差という拮抗した争いとなる。 そんな中、千代は計測2周目に1‘27.550をマーク。14位で踏みとどまり自身初のQ2進出を決めた。
Q1終了から10分後、ソフトタイヤで争われるQ2がスタートした。このセッションでは各マシン、タイミングを見計らい1回のランで勝負。残り5分で14台が一斉にコースに入ってのアタック合戦は、タイミングと運がカギを握ることになった。千代はコースイン直後からタイヤを温め、計測1周目での最大グリップを狙ったが、気温が下がった事も影響して、やや温め切らず、計測2周目でのアタックに変更。この結果、1‘27.268をマークした。ところが、このアタック中にセクター3にて黄旗が出てしまい、このタイムは抹消となり、予選を14位で終えることになった。
□千代 勝正コメント
「まずはQ1を突破という目標がクリアできたのは良かったですが、今度はQ2の高い壁が見えました。今回は昨日と今日のフリー走行で様々なセッティングを試した結果、走り出しから約5秒ラップタイムを縮めることができましたし、ミディアムタイヤでの上位とのタイム差を縮めるという課題をクリアできたのも大きな進化だと思います。決勝ではひとつでも前でゴールできるように頑張ります」
2018 スーパーフォーミュラ選手権 第2戦・オートポリス 決勝レポート
□日時:2018年5月13日 □天候:雨
大雨と濃霧にて決勝レースは中止
決勝当日は朝から悪天候となり、深い霧のために午前中のフリー走行がディレイになった末、結局中止に。午後の決勝もウォームアップ走行時に雨脚が強まり、そこから天候回復の見込みがなかったことで中止となった。開幕戦から着実に進化しているはずの50号車が決勝でどの様なパフォーマンスをを見せるのか、その期待はスポーツランドSUGOでの第3戦(5月26日〜27日)へと持ち越されることになった。
□千代 勝正コメント
「残念ながら今日のレースは中止となりました。楽しみにしてくださっていたファンの皆様に走りをお見せできず、とても残念です。また次戦に向けてチームと共にレベルアップ出来る様に頑張ります。応援、有難うございました。」