REPORT

2021 SUPER GT Round 4 MOTEGI GT300KM RACE

2021 AUTOBACS SUPER GT Round 4
「MOTEGI GT 300km RACE」予選レポート

SUPER GT 2021 第4戦、3号車GT-Rは予選7位

7月17日(土) 天候:晴れ 路面:ドライ
■公式練習結果:1位 1'38.618(平手)
■公式予選結果:7位 1'38.436(平手) Q1 : 6位 1'38.364 (千代)

鈴鹿サーキットで開催予定だった第3戦が延期となり、2ヵ月以上のインターバルが空いたSUPER GT 2021シーズン。梅雨が明けて猛暑の中で迎えた第4戦の舞台は栃木県のツインリンクもてぎ。3号車「CRAFTSPORTS MOTUL GT-R」が使用するミシュランタイヤは暑いコンディションでより高いパフォーマンスを発揮すると定評があり、上位入賞への期待が膨らむ。


ツインリンクもてぎでの真夏のSUPER GT開催とレース距離300km、前戦から2ヵ月以上のインターバルは近年では実施していないイレギュラーな条件で、開幕2戦までの勢力図が変化する可能性は大いに考えられた。その可能性を最初に色濃くしたのが3号車CRAFTSPORTS MOTUL GT-Rだった。インターバルの2ヵ月の間に熟考した持ち込みセットアップの感触は走り出しから良く、練習走行ではクラストップタイムをマークした。


Q2に進出する上位8台を決める予選Q1は暑さがピークの午後2時48分にスタート。3号車CRAFTSPORTS MOTUL GT-Rのアタッカーは千代 勝正。開始から2分過ぎにコースイン。タイヤのウォームアップを入念に行い、アタック開始。セクターベストを更新してマークしたタイムは1’38.364。リーダーボードのトップに浮上する。最終的に3号車CRAFTSPORTS MOTUL GT-Rは6位でQ2へ駒を進めた。


予選Q2は平手 晃平がアタッカーを務めた。セッション開始から3分が過ぎたころにコースイン。「午前からの路面の変化に100%対応できたわけではないが、悪くはなかった」という平手のアタックは1’38.436をマーク。CRAFTSPORTS MOTUL GT-Rは7位のポジションから決勝レースへ挑む。


■千代 勝正コメント
「2ヵ月のインターバルの間にチームとこれまでの内容を見直して持ちこんだセットアップは走り出しから感触が良く、予選に向けて今季で最も良い流れが作れていました。予選アタックはセクター3で少しロスがあったものの悪くはなく、Q2進出が果たせて良かったと思います。決勝については、開幕から2戦ともに戦略やピットワークが上手くいって順位を上げていくレースができていますし、ミシュランさんも暑くなることを想定して対策してくれていますので今回もレースでの強さを発揮して、上位に浮上していくレースをしたいと思います」


2021 AUTOBACS SUPER GT Round 4
「MOTEGI GT 300km RACE」決勝レポート

SUPER GT 2021 第4戦、3号車GT-Rは6位フィニッシュで3戦連続でポイント獲得

7月18日(日) 天候:晴れ 路面:ドライ
■決勝結果:6位 1:54'58.029 63周(千代→平手)

ツインリンクもてぎは前日からさらに暑さを増し、午後1時10分からの第4戦決勝は気温33℃、路面温度51℃という過酷なコンディションでスタートした。7番グリッドから63周のレースに挑む3号車CRAFTSPORTS MOTUL GT-Rは、千代 勝正がスタートドライバーをつとめた。


スタート直後の1コーナー、6位の64号車のインに果敢に飛び込んだ千代は並走して2コーナーを立ち上がる。3コーナーまでの短いストレートでも牽制をかけて前を狙うが、惜しくも順位は変わらず7位でオープニングラップを終える。その後は安定したペースを刻み7位をキープして走行。26周目にピットへ滑り込むと、チームは今回もミスの無いピット作業を展開して平手 晃平をコースに送り出す。


各車がピットワークを終えて順位が落ち着くと3号車CRAFTSPORTS MOTUL GT-Rは7位を走行していた。5位、6位とはパック状態になっており、5位まで浮上できるチャンスはまだ十分ある。ここからの終盤は暑さゆえのマシントラブルやドライバーのミスも多くなる。その予想通り、41周目にマシントラブルに見舞われたGT300車両がコース脇にストップし、フルコースイエローとなる。フルコースイエローが解除されたリスタート直後に5位を争う1台がGT300と接触。ここで3号車GT-Rは6位に浮上した。


その後、2度目のフルコースイエローが出るなどの混乱はあったが、3号車CRAFTSPORTS MOTUL GT-Rは安定したペースでラップを重ねて6位でチェッカーを受けた。開幕から3戦連続でのポイント獲得となった。


■千代 勝正コメント
「ミシュランタイヤのウォームアップが早かったことでスタート後の1コーナーから勝負をかけていったのですが、気温が高くなったせいか周りも意外と早くタイヤが温まったようで順位を変えられませんでした。そこからはとにかく前についていってオーバーテイクを何度か試みましたが、コース特性的に難しかったですね。その後はピットインで前に出られるように前車とのギャップを詰めた状態でピットインしました。他車の脱落もあって順位を上げて完走する事は出来ましたが、とにかく厳しいレースでした。3戦連続でポイントを獲得することはできていますが、この順位では到底満足する事は出来ません。次の鈴鹿では表彰台のてっぺんを獲れるようにしっかりと準備をして臨みたいと思います。暑い中、現地で応援していただいた皆さん、ありがとうございました」


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千代 勝正

レーシングドライバー千代勝正です。 2024年シーズンは#23 NISMO からSUPER GT GT500クラスに参戦します。 応援宜しくお願い致します!

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