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2025 AUTOBACS SUPER GT ROUND 5 SUZUKA GT 300KM RACE

2025 AUTOBACS SUPER GT ROUND5
「SUZUKA GT 300km RACE」予選レポート

SUPER GT 2025第5戦、23号車Zは予選2位で今シーズン初のフロントロー獲得

8月23日(土) 天候:晴れ 路面:ドライ
■公式練習結果:2位 1'47.187(千代)
■公式予選結果:2位 1'45.564(千代)

SUPER GT 2025シーズンは、前半戦で不調続きだった23号車「MOTUL AUTECH Z」の起死回生が期待される後半戦へと突入した。その初戦となる第5戦の舞台は、千代 勝正と高星 明誠のコンビが3号車Z時代に初優勝を挙げた鈴鹿サーキット。サクセスウェイトが軽い状態での1戦ということもあり、その期待通りに23号車Zは午前中の公式練習から、前半戦の不振がまるで嘘だったかのような速さを見せた。


走り出しで持ち込みセットアップに好感触を得た23号車Zは、そこから大きな変更をすることなく、微調整を加えながらタイヤ比較、ショートラン、ロングランと、スムーズにメニューをこなす。その結果、千代がマークした1分47秒187はリザルトのトップをキープし続けた。各チーム、予選アタックシミュレーションをニュータイヤで行う終盤の占有時間帯では1台が上回ったものの、午後の予選本番に向け23号車Zは十分な手ごたえを感じていた。


GT500クラスの予選Q1は、午後3時48分にスタート。猛暑がピークの時期ということで路面温度は47℃に達した中、15台がアタックに挑む。23号車Zは、Q1を高星が担当。予選開始からすぐにコースインすると、ウォームアップを丁寧に行い計測4周目にアタックに入った。この時点でトップは1分45秒台で争われており、最終的に45秒台に入れたのは4台。その中の1台が23号車Zだった。公式練習での手応え通り、23号車Zは4位で順調にQ2進出を果たした


さらなるポジションアップが期待されるQ2は、午後4時26分にスタート。Q2を担当する23号車Zの千代はQ1と同じルーティンで、早めのコースインから3周のウォームアップを経てアタックラップに入る。そして高星と同様、自信を持って挑んだアタックはQ1のトップタイムを上回る1分45秒564をマーク。惜しくもポールこそ逃したものの2位で、今シーズン初のフロントローを獲得した。今シーズン初、そして千代にとって23号車Zで初の優勝に一歩近づいた。


■千代 勝正コメント
「今回は公式練習からクルマのフィーリングが良くて、大きな変更はせずに予選に挑みました。Q2ではウォームアップもイメージ通り行えて、アタックラップも落ち着いて集中して走ることができました。前半戦でうまく行かなかったことが、今回は修正できていると感じています。残念ながらポールは逃したので完全というわけではありませんが、今のベストを尽くすことはできたと思います。チームのみんながそれぞれ良い仕事をして、すべてが整った結果です。明日のレースは良いポジションからスタートできるので、今日と同じようにチームみんなで良い仕事をして、トップでチェッカーを受けられるようしっかり戦います」


2025 AUTOBACS SUPER GT ROUND5
「SUZUKA GT 300km RACE」決勝レポート

SUPER GT 2025第5戦決勝、23号車Zが今シーズン初優勝を達成

8月24日(日) 天候:晴れ 路面:ドライ
■決勝結果:1位 1h47'10.646 52周(高星→千代)

鈴鹿サーキットは前日に続き猛暑に見舞われ、第5戦決勝開始時刻の午後3時には、路面温度は50℃近くにまで達した。そんな中で行われる今回のレースフォーマットは、SUPER GTではオーソドックスな300kmレース。ウォームアップ走行でトップタイムをマークし、前日の予選に続き好調の23号車「MOTUL AUTECH Z」は、高星 明誠がスタートドライバーをつとめた。


GT500クラスは全体的にクリーンなスタートが切られ、23号車Zもまずはスタートポジションの2位をキープ。1周目、2周目はトップにやや引き離され気味だったが、タイヤにしっかりと熱が入った3周目からはトップとの差を縮めていった。5周目にセーフティカーが入り、10周目のリスタート後も一旦トップとは離れたが、すぐに追いつくと、14周目にオーバーテイクを仕掛ける。ここはうまくブロックされトップ浮上はならなかったものの、その後も1秒差前後をキープして次のチャンスを待った。


次に23号車がトップ浮上を狙ったのはピットイン。ピットイン可能な最低周回数となる18周目を迎え、ここでピットインすればGT300クラスとのトラフィックを避けられると読んだチームは、この18周目でのピットインを実行。トップも同時にピットインしたため、2台の争いはピットワークでの勝負となった。その結果、ピットワークの早さに定評のある23号車ニスモチームのピットクルーは見事、この勝負に勝利。後半を担当する千代 勝正を乗せた23号車Zを事実上のトップでコースに送りだした。



後半スティントもペースは衰えることなく軽快な走りを続けていた23号車Zだったが、さらにハイペースで2位に浮上してきた1台がその後、徐々に近づいてきたため、決して楽な展開とはならなかった。25周目に5秒近くあった2位とのギャップは周回毎に縮まり、30周を過ぎたあたりからは1秒前後に接近。それでも千代は冷静さを失わなかった。後半スティントでの周回数が多くなった為、タイヤセーブを余儀なくされながらも、一度も危ない場面はなく安定したラップで走り続けると、トップのままチェッカーを受けた。23号車Zは今シーズン初勝利を達成し、後半戦逆襲の狼煙を上げた。


■千代 勝正コメント
「23号車に移籍してから最初の勝利まで、長かったです。うまく行かないレースが続いた中で、諦めずにチームみんなで頑張ってきた結果が出たと思います。今日の優勝の決め手は、まずはフロントローという良いポジションからレースがスタートできたことと、前半の高星選手の走りがすごく良くて、トップと僅差でピットに飛び込むことができたのもポイントでした。さらに、ニスモのお家芸でもある迅速なピットワーク。その後の自分のスティントも決して楽ではありませんでしたが、タイヤをセーブしながらしっかり集中して走ることができました。なんとか最後までトップを守り切れて良かったです。この優勝を自信にして、SUGO、オートポリスと、引き続き良い仕事をしたいと思います。最後に暑い中で最後まで応援していただいたファンの皆さん、本当にありがとうございました」


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千代 勝正

レーシングドライバー千代勝正です。 2025年シーズンは#23 NISMO からSUPER GT GT500クラスに参戦します。 応援宜しくお願い致します!

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