REPORT

もてぎ初テストレポート

2006年2月5日

06シャーシのシェイクダウンを含め、全日本スペックで初めてもてぎを走ることになりました。

当日の朝、埼玉を出発してもてぎに向かう車内、1ヶ月ぶりの走行で初めての全日本スペックでの走行だからか
初めてサーキットにカートを乗りに行ったときの様な心境でワクワクでした。


そしてもてぎに到着。
この日のもてぎは極寒の寒さ、
チームメイトの子のエンジンのウォーターポンプが凍ってしまうほどでした。。

<午前10時走行開始>

最初はエンジンのならしがありましたが、ならしは15分できっちり終わらせて、すぐに全開に入りました。

最初はやっぱりエンジンの速さに驚きました!いつも走ってるはずのもてぎのストレートが一瞬で通り過ぎていく感じで、
後半は目線をどんどん先にしていきました。

朝の路面はダスティーだったのとタイヤもかなり減っていたのでグリップ感は、そこまでありませんでしたが
2本目からタイヤを換えてアタックすると・・・

こんなにグリップするんですか!?

ってぐらいグリップが上がって最初は、どれぐらいまで車速を上げてコーナーに突っ込んでいけるかいろいろ試して、だんだんわかってくると、グリップするタイヤの方が走りやすいような気がしてきました。

<午後フレッシュタイヤでのアタック>

午後になり、まだ路面は良くなりませんでしたが今日の目的のひとつ、フレッシュタイヤでアタックをすることになりました。

フレッシュタイヤに換える前のタイヤもかなり減ってしまっていたので、グリップの前後バランスがおかしくなっていたのですが、
フレッシュタイヤに換えた瞬間、そういった問題が全部解決したような感じで、とても乗りやすくなりました。

やっぱりタイヤが一番いい状態の時が一番バランスがいいみたいです。

しかし驚いたのが、
ハイグリップタイヤの尋常じゃない減り方です。

もう10ラップを超えると、どんどんグリップが落ちていきます。
去年まで使っていた02タイヤの比じゃありません。

この日はフレッシュタイヤで50ラップ走ったのですが、50ラップも走るともうタイムは出せないタイヤになってしまっていました。


おわりに

この日は初めてハイグリップのフレッシュタイヤを経験して、グリップに関しては問題なかったのですが、あの減り方には驚かされました。
正確には僕が減らしてしまったのですが。

しかしこの経験は、今回のように早い段階で経験でき今後の課題が明確に見えてきたのでよかったと思います。
まずはハイグリップタイヤをマスターできるように、これからのテストに臨んでいきたいと思います。


『KOSMIC T11』インプレッション

『KOSMIC』06モデル『KOSMIC T11』は今のところ、まったく問題ありません。
というより、とても乗りやすいです。
僕は去年までビレル社系のシャーシを乗っていたのですが、KOSMICに乗り換えて驚いたのは、まったく違和感がなくクセもなかってことです。

切れば素直に曲がるし、立ち上がりの蹴りだしもいい感じです。









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千代 勝正

レーシングドライバー千代勝正です。 2024年シーズンは#23 NISMO からSUPER GT GT500クラスに参戦します。 応援宜しくお願い致します!

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